キャラクターインタヴュー第6回「クリス&シエラ&エキドナ」

【エキドナ】「おお、遅かったではないか、小僧。そちが来るのを今か今かと待っておったぞ」


【ロスター】「……? 今日、俺がここに来るって話してたか?」


【クリス】「我らが機械ギルド『アバランチ』の情報収集能力を侮ってもらっては困るね。君が各所を回ってインタビューをしている報告は受けている」


【シエラ】「約束の人、来たれり。ここは運命の交差点」


【エキドナ】「というわけでの。そちを待ってやっていたのよ。感謝するがよいぞ」


【ロスター】「そうだったのか。いや、話が早くて助かるよ。待っててくれたってことは、インタビューは受けてくれるんだろ?」


【エキドナ】「うむ、仕方ない。他ならぬ小僧の頼みゆえの。張り切って質問するがよいぞ」


【ロスター】「ありがたい。それじゃ早速」


【クリス】「インタビューを受ける面子は、この場にいる3人でいいのかな?」


【シエラ】「ということであれば、まずは我が真名を明かそう」


【ロスター】「真名って……、お前、記憶喪失じゃなかったか? まあそれはともかく、そうだな。先に簡単な自己紹介をしてもらった方がやりやすいか」


【クリス】「では私から名乗らせてもらおう。クリスチーナ・マッコイ。エキドナの補佐役をしている。本当は一介の研究者の方が性に合っているのだがね。まあ、組織の人材不足の煽りを受けているというわけさ」


【シエラ】「私はシエラ。失われたメモリーを求めるプロメティア」


【エキドナ】「そして余がエキドナじゃ。迷宮遺跡に眠る機械超文明の叡智。人は余を機械神と呼ぶ」


【ロスター】「……とまあ、個性的なお三方だ。プロメティアっていうのは、機械でありながら知性と自我を備えた種族のことだな」


【エキドナ】「む……、つまらぬの。もう少し驚いたリアクションを取ってくれてもよいに……」


【ロスター】「お前らに対して、いちいち驚いていたらキリがないからな」


【クリス】「同感だね。効率よく進行してくれた方が、私としても助かる」


【ロスター】「驚きの対象には、クリス博士も入れたつもりだったんだけどな。まあいいか。そういうことならインタビュー一番手は博士でいいか?」


【クリス】「構わないよ。さあ、始めたまえ」


【ロスター】「それじゃまずは、一番多く来ていた質問から」

【ロスター】「九尾恒例のマッコイ、今回は女マッコイですね?
ファミリーネームがマッコイという事は、過去作のあの方達に関係があるのですか?
マッコイ家が魔法貴族?というのはそぐわない気がするけど、その辺、秘密があったりなかったり?」

【ロスター】「これらは、クリス博士の実家に関する質問だな」


【クリス】「ふむ、私の家にそんなに関心を寄せられるとは、思っていなかったな」


【ロスター】「実際マッコイ家っていうのは、かなり歴史のある名門なんだろ? 質問の内容も何か知っている口振りだし……」


【クリス】「彼らの言うマッコイと私の生家が同じとは限らないがね」


【ロスター】「そうなのか?」


【クリス】「ああ、そういえば屋敷の古い蔵に、珍妙な本が眠っていたのを見たことがあった。どうも機械技術の設計図のようなのだが、その機械というのが実に荒唐無稽でね。極めて高い技術力で卑猥なことをしているというのが、テクノロジーの無駄遣いで……」


【エキドナ】「カルナスの貴族であるマッコイ家が、機械技術の設計図を所蔵しておったと?」


【クリス】「もしかしたら遠い先祖に、私のように機械技術に情熱を燃やした変り種がいたのかもしれないね」


【ロスター】「真相は闇の中ということか。興味は尽きないが、次の質問だ。仲間の治療もその銃で行うのでしょうか?」


【クリス】「無論だが?」


【ロスター】「あっさり答えたな。回復すると言われて、銃を向けられると、こっちは穏やかじゃいられないんだが……」


【クリス】「私のアンプル弾は弾倉を交換するだけで、様々な戦況に対応する優れものだよ。その効果は君だって知っているだろう?」


【ロスター】「ああ、身を以ってな。かなりチクッとするけど、怖くなるくらい効くからな」


【クリス】「では問題あるまい。その内病み付きになるよ」


【ロスター】「恐ろしいことサラッと言うな。次の質問行くぞ」

【ロスター】「科学者ってことは、プロメティアを造ったりできるのですか?変身して敵と戦う奴とか、見事な女体盛りを作ったりする奴とか。」

【ロスター】「これはクリス博士の科学者としての質を問うているのかな? 他にもいくつか、博士がマッドかどうか心配したり、期待する声が来ていたな」


【エキドナ】「ふむ、そのような問い、本人が応えるまでもなかろ」


【シエラ】「はい、見ての通りです。プロフェッサークリスは悪の組織に1人はいる、マッドサイエンティストのポジションです」


【クリス】「おやおや、言ってくれるね。そんなに言うなら、君のボディも改造してあげようか? ちょうど試したいプランがあるのだが……」


【シエラ】「かっこいい必殺技が使えるようになりますか?」


【クリス】「もちろんだとも。まずはこの超縮退炉を組み込んで、出力を100倍にしてだね。それに伴い外骨格の強度を……」


【ロスター】「改造するのはいいが、いきなり自爆するのはやめてくれよ?」


【エキドナ】「クリスめはスイッチが入ると、いつまでも際限なく喋り続けるからの。さっさと軌道修正した方がよいかもしれぬぞ?」


【ロスター】「ああ、それじゃ研究とは関係ないお題を……。
すごくそそられるというか、いい身体をしてますね。ところで自分よりずっと年上であるプロメティアが、若く幼い容姿をしているのをどう思いますか?」

【ロスター】「もうひとつ。他2名と比較するといささか御歳を召されているようですが、おいくつですか?」


【エキドナ】「確かに研究には関係はないが、ずばずばと切り込むの」


【シエラ】「ヒトとは違う私にも分かる。これはデリケートな質問です」


【クリス】「そうかい? 私は別に気にしていないよ」


【ロスター】「あっけらかんと答えたな。まあ博士は研究一筋みたいなところがあるし……」


【クリス】「勘違いしてもらっては困る。私とて女を捨てたつもりはないよ。とはいえエキドナやシエラが、私より幼く可憐な容姿をしていることは認めよう」

【クリス】「しかしね、女の価値というのは若くて幼いばかりではないだろう。むしろ程よく熟れて、セックスアピールをしている女体の方が、子孫を残すという観点から見れば優れている」

【クリス】「その点、私は自信を持っているのだがね。君のように特殊な性癖を持った一部の男性には分かり難いことかもしれないが……」


【ロスター】「ぐぅ……っ」


【シエラ】「あ、ぐうの音」


【ロスター】「さ、さぁ、クリス博士への質問はこれくらいにして、次にいくぞ。シエラ、インタビューいけるか?」


【エキドナ】「呆れた。逃げおったぞ」


【クリス】「ふっ、君のニックネームだが、ロリコンの星ということで、ロリスター君というのはどうだね?」


【ロスター】「やめてくれ! 大体、俺は質問者の代弁をしているだけで、そんな性癖はないって!」


【エキドナ】「それこそ信じられぬが……。ま、質問を続けてゆけば、馬脚を表すかもしれんの。シエラ、答えてやるのじゃ」


【シエラ】「了解、すべては運命の導きのままに」


【ロスター】「コホン、シエラと言えば、その喋り方だな。初対面ではほとんどの人間がシエラの言い回しを理解できずに、通訳を求めることになる。俺は……なんだかんだ言って慣れてきたが」


【シエラ】「ロスターが選ばれし者だということ。私と同じく、迷宮に眠る真実に立ち向かう運命を背負いし者」


【ロスター】「それはいいんだが、今日のところはインタビューだからな?」


【シエラ】「もちろんです。ばっち来い、です」


【ロスター】「じゃあ1発目。多く来てたのが装備に関する質問だ」

【ロスター】「その服装についてですが、どこまでが服(鎧?)で、どこからが体の一部なのでしょうか?
実際に脱いで見せてもらっても一向に構いませんよ!?」

【ロスター】「手の甲を覆ってちと余る程度のバックラーと違いそれなりのおっきさのあるシールド!胸元オープン&ミニスカニーソと違い地味に耐久力のありそうなボディスーツ!!だがしかしッ機人とはいえそのような「ふたつの意味で」最小なボディーでガーダーが務まるのでしょうか!?」


【シエラ】「まず補足しておくと、私の脚部パーツは平常時と戦闘時で換装しています。見比べてみれば、どこまでが服か……という疑問の参考にもなります」



【ロスター】「そうだったのか。……しかしお前、普通に喋ることもできるんだよな」


【クリス】「パーツの換装で、スペックはどのように変わるんだね?」


【シエラ】「基本的な馬力が違います。ヒューマンを軽く凌駕する強度はもちろん、大型モンスターの突進を正面から受け止めるパワーを発揮することができます」


【エキドナ】「ガーダーの面目躍如といったところだの」


【ロスター】「そういえばエキドナも装備がふたつあったな。あれも戦闘時と平時で使い分けるものなのか?」



【エキドナ】「うむ。余の兵装はシエラと違い、機動性を重視した仕様だがの。本当はもっと多くの装備があったのじゃが、ほとんどは迷宮遺跡の深部に散逸してしまっておる」


【ロスター】「そうなのか。迷宮でそれら装備を回収できれば、探索が有利に進められるってこともあるかもしれないな」

【ロスター】「……おっと、シエラへの質問中だが、プロメティアに関する質問が他にも来ているな。これは2人に答えてもらった方がいいか」


【シエラ】「上位存在であるエキドナの方が、的確な解答ができるかもしれません」


【エキドナ】「そういうことであれば遠慮はいらぬ。口にしてみるがよい」


【ロスター】「プロメティアの食事はどのようなものですか?前作の機人のように専用のドリンクを摂取しているでしょうか」


【エキドナ】「我らの身体は人体を模しておるからの。有機物を摂取して、消化することもできる。どの道、定期的なメンテナンスは必要ではあるがの」


【シエラ】「私は牛タン味噌漬けが好きです。あと、マンガ肉というのを一度食べてみたいと思っています」


【ロスター】「に、肉食系だな。ちなみにエキドナはおでん好きか?」


【エキドナ】「なんじゃ、藪から棒に」


【ロスター】「何故かそういう質問がいくつか来ていてな。おでん好きの誰かに似ているとかいないとか」


【エキドナ】「ふむ、嫌いではないのだが、あれは冷ましてから食べねば熱くて堪らぬ。そういう意味では苦手かの」


【ロスター】「プロメティアにも猫舌とかあるのか。参考になったようなならないような……」

【ロスター】「次の質問。おめめの中で歯車がぐーるぐーるしたりします?
それと股間部にアタッチメントが装着可能と見ました!」


【エキドナ】「拡張性の話かえ? まあ、その気になれば目と言わず、額だろうがヘソだろうが、歯車くらい回すことはできような。……事象を支配するには、今の余ではファクターが不足しておるが……」


【シエラ】「私はベルトを回すのが好きです」


【ロスター】「フラフープでもすんのか?」


【シエラ】「違います、変身です」


【ロスター】「……よく分からんが、股間のアタッチメントは?」


【エキドナ】「それは触れぬがよかろ」


【ロスター】「だな……」

【ロスター】「それじゃシエラへの質問に戻るが……」


【シエラ】「はい」


【ロスター】「シエラさんは迷宮で発掘されるとのことですが、どのように埋まっているのですか? マウンテ●サイクルですか?」


【シエラ】「それについては、ロスターもよく知っていると思いますが」


【ロスター】「ああ、ここでは詳しい説明は省くが、発掘された時はちょっと形が違ったんだよな」


【シエラ】「自分ではどうすることもできず、とこしえに続くかのような倦怠が私を苦しめました。記憶回路に運命の書が刷り込まれていたのが、不幸中の幸いでした」


【ロスター】「運命の書?」


【エキドナ】「ライトノベルとかいう文字媒体や娯楽映像のことであろ。こやつのストレージに大量に保存されておった」


【ロスター】「肝心のメモリーはないのに、そんなものが保存されていたのか」


【クリス】「シエラ君はどうやら、休眠中、それらを閲覧する内、あんな喋り方になってしまったようだの」


【ロスター】「はぁ、シエラらしいっちゃらしいな」


【シエラ】「ふふん、ロスターも気になるなら閲覧してみるといいのですよ」


【ロスター】「今度な。えっと、なんとなく疲れたから、次、エキドナ頼めるか?」


【エキドナ】「ほ、ようやく余の番か。よいぞ、余のスリーサイズじゃな?」


【ロスター】「いや、生憎そんな質問は来てなかった。スト○イク○リーダムの様な戦闘モードが素敵ですが、起動の為の厨○的なワードがあったりしますか?」


【エキドナ】「伏字がよう分からんの」


【クリス】「どうやらこの質問者は、必殺技や兵器の発動にロマンを求めているようだね」


【エキドナ】「それなら分かる。余も可愛い兵装達にケルベロスやヒュドラといった名称を付けておるからの」

【エキドナ】「惜しむらくは最終決戦仕様のスーパーアサルトバスターギャラクシーモードが封印されてしまっておることか……」


【シエラ】「残念なことです」


【ロスター】「残念なのはネーミングセンスの方だけどな」


【クリス】「プロメティア全員のセンスが、こうではないと思いたいものだね」


【ロスター】「次の質問。エキドナさん戦闘時はパンツじゃないから恥ずかしくないもん!を地で行く方なんですかね?」


【エキドナ】「眼福じゃろ? これから冥土へ行こうという輩にせめてもの情けよ」


【ロスター】「本気か?」


【エキドナ】「まあ動きやすいのは事実じゃしの。余のあられもない姿を見て、目の色を変える者がいたら、遠慮はいらぬということよ」


【クリス】「気をつけなければいけないね、ロスター君」


【ロスター】「大きなお世話だ!」

【ロスター】「……次の質問、実際のところ魔法についてはどう思っているんでしょうか?」


【クリス】「いきなり核心を突く質問が来たね。そういうのは来ないものと思っていたよ。で、どうなんだい、エキドナ」


【エキドナ】「そうだの、良きライバルと思っておるよ」


【ロスター】「ライバル……?」


【エキドナ】「魔法に負けたくない、もっと先を目指したいという想いが、機械技術を発展に導く。そしてそれは逆もまた然り」

【エキドナ】「そうやって切磋琢磨してゆけるのが、理想の関係であろ? ライバルというのは、何も憎みあったり、潰しあうだけを言うのではない」


【ロスター】「さすがにちゃんと考えているんだな」


【エキドナ】「当然じゃ。余は機械勢力のトップに君臨する機械神なのじゃからな」


【クリス】「実務の方はいい加減で、こっちにしわ寄せが来ることも少なくないのだがね」


【エキドナ】「それもそち達を信頼しておるからよ」


【クリス】「ふっ、こんな感じで人を乗せるのが上手いのが困りものだよ」


【ロスター】「なるほどな、エキドナの人となりが伝わる、いいインタビューになったよ」


【エキドナ】「ということはインタビューもそろそろ終わりかの。個人的にはもっと続けてもよいのだがのぅ」


【クリス】「それは難しいね。何しろエキドナにはやってもらいたい仕事がたっぷりあるのだから」


【エキドナ】「相変わらず硬いの、クリスよ。そんなもの、そち達で適当に片付けておけばよいだろうに」


【クリス】「そうはいかない。シエラ、エキドナが逃げないよう、しっかり捕捉しておいてくれたまえ」


【シエラ】「かしこまりました。いざとなれば戦闘モードの解放も辞しません」


【ロスター】「どうやら俺は退散した方がよさそうだな。エキドナ、貴重な時間を割いてくれてありがとな」


【エキドナ】「感謝しておるなら、助けてくれてもよいであろうに」


【ロスター】「それは無理な相談だな。クリス博士とシエラにも感謝しているんだから」


【エキドナ】「やれやれじゃ」