【ロスター】 「また会ったな。フラグメンツの探索者ロスターだ。前回に引き続き、今回もメンバーにインタビューをしていくぞ」

【ロスター】 「今日はこの２人、竜人の兄妹、オイフェとアシュリーだ」

【オイフェ】 「オイフェ・エルトリアルです。本日はお招きいただき恐縮です。どうかよろしくお願いします」

【アシュリー】 「アシュリーよ。わたしのことが知りたいんですってね。特別に時間を割いてあげるんだから感謝なさい」

【ロスター】 「アシュリーはこの街で歌姫として活動中なんだよな。おまけに俺達と組んで、迷宮に潜ってるわけだから、かなり大変だろうな」

【アシュリー】 「まあねぇ。でもアンタ達だけで迷宮に行かせるわけにはいかないし？　それに何ていっても頼りになる兄さんがいるんだから、大抵のことはへっちゃらよ」

【ロスター】 「そういえばオイフェはアシュリーが歌うときは楽器の演奏やったり、マネージャーのようなこともしてるんだろ？」

【ロスター】 「俺も戦闘じゃ助けられてるし、真の功労者はオイフェかもな！」

【オイフェ】 「いいえ、私こそ日頃から皆さんに助けられて、感謝しきりですよ。この街に来て、ロスターさん達と知り合えて、本当に良かったと思っています」

【ロスター】 「自己中の妹と、謙虚で紳士的な兄。まるで対照的な２人だけど、だからこそバランスが取れたいい兄妹なのかもしれないな」

【アシュリー】 「……なんだか、けなされてる気がするんだけど？」

【ロスター】 「気のせいだ。それじゃ早速、質問タイムに移ろうか。今日は２人への質問をたっぷり預かってきているぞ。まずはオイフェに質問だ」

【オイフェ】 「はい、なんなりと」

【ロスター】 「じゃあ遠慮なく。 　エロシーンはありますか？ あ、でも女体化とか逆レイプとかいりませんので 　……だそうだ。いきなりド直球のが来たな」

【アシュリー】 「ちょっ！　何よ、その質問！　頭おかしいんじゃないのぉ！？」

【ロスター】 「いや、答えるのはお前じゃなくオイフェだぞ」

【アシュリー】 「そ、そうだけど！　うぅっ、後でわたしにも似たようなのが来る流れになってるんじゃないでしょうね。セクハラばっかりだったりしたら、承知しないわよ！？」

【ロスター】 「うーむ、前回の傾向を見るに、残念ながらその可能性もないとは言えないんだよなぁ……」

【ロスター】 「それでオイフェ、肝心の質問だが」

【オイフェ】 「はい、現時点では何も聞いておりませんが、オファーが来たら全力で取り組みたいと思います」

【ロスター】 「真面目か！　いや、しかしちょっとは仕事選んだ方がいいと思うぞ」

【オイフェ】 「アシュリーのために泥を被るのも、私の役割だと思っているので」

【ロスター】 「なんていいお兄ちゃんだ……！」

【アシュリー】 「ふふ〜ん、そうよぉ、わたしの自慢の兄さんなんだから！」

【ロスター】 「それじゃその自慢の兄さんに次の質問。妹のどこを可愛いと思いますか？」

【アシュリー】 「今度はまともな質問ね」

【ロスター】 「そうだな。しかし本人を目の前にしてっていうのは、何気にハードルが高い気も……」

【オイフェ】 「……私の妹への想い。そうですね、まだ赤ん坊の頃から、おしめを取り替えたり、ミルクを準備したりと面倒を見てきているので、一言で言い表すのは難しいですね」

【ロスター】 「へぇ、そんな頃からお世話してきたのか。大変だっただろうな」

【オイフェ】 「アシュリーは夜泣きがひどくてですね。それにおしめが汚れたりすると、キンキンと泣き声を響かせるんです。今思うとそれも竜奏の片鱗……だったのかもしれませんね」

【オイフェ】 「赤子の頃から、歌姫の才能を感じていた……というのは幾らなんでも身内のひいき目に過ぎるでしょうか」

【アシュリー】 「ちょっ、なんでそんな話……っ。ロスター、もういいからっ、次の質問行きなさい！」

【ロスター】 「え、でも面白いぞ、アシュリーの赤ん坊の頃の話」

【アシュリー】 「いいからっ！！」

【ロスター】 「分かったよ。それじゃこれなんかどうだ？ 　寝る時に羽根や尻尾って邪魔じゃないんですか？」

【アシュリー】 「ふぅ、無難なとこね。寝る姿勢って、兄さんだけじゃなく、わたしやルフェイにも重要な話題だと思うけど」

【オイフェ】 「私の場合、睡眠さえ取れれば、姿にはそれほどこだわらないんですけどね。その気になれば、立ったまま寝ることもできますし」

【アシュリー】 「いつだったか夜中に目が覚めたら、兄さんがわたしに向かって土下座していて、何事かと思ったことがあったわ。結局そういう寝相だったってだけの話なんだけど」

【ロスター】 「はははっ、土下座する事態になるとしたら、間違いなく逆の立場だろ」

【アシュリー】 「アンタはわたしに土下座してくれていいのよ？　いつもありがとうございますーって」

【ロスター】 「次の質問だ。爪でリュートの弦が切れたりしないんですか？」

【ロスター】 「リュートはオイフェが愛用している弦楽器だな。公式ＨＰにも、オイフェがアシュリーの後ろで楽器を演奏する姿が公開されているぞ」

【アシュリー】 「昔から兄さんがわたしの唄に伴奏をつけてくれたのよね。まだ下手っぴで、調子外れな唄声を響かせていた時も、兄さんのリュートがあれば、本物の歌姫になれた気がしていたわ」

【オイフェ】 「私だってアシュリーが一生懸命な姿を見て、上手くなろうと思ったのだよ。本当は不器用だった」

【オイフェ】 「質問された方が心配していたように、弦を切ってしまったことも一度や二度じゃない。それでも続けられたのは、アシュリーが喜んでくれたからだ」

【アシュリー】 「兄さん……」

【ロスター】 「ふっ、本当にいい兄妹だな。なんだか羨ましくなってくる」

【アシュリー】 「ふふっ、そうでしょ？」

【ロスター】 「ついでと言っちゃなんだが、オイフェに最後の質問だ」

【ロスター】 「妹さんを僕に下さい！　……これは質問というより要望か。で、どうだ、オイフェ」

【オイフェ】 「私を倒してからにしていただきましょう」

【ロスター】 「即答だな。オイフェに認めてもらわなきゃならないんだから、アシュリーの旦那は苦労しそうだ」

【アシュリー】 「……あによ、他人事みたいに」

【ロスター】 「ん……？」

【アシュリー】 「で、わたしにはどんな質問が来てるわけ？」

【ロスター】 「ああ、それじゃアシュリーへの質問に移るぞ」

【ロスター】 「まず１発目。……いいか、これは俺が言ったんじゃないからな。あくまで質問者の声を代弁しているだけであって……」

【アシュリー】 「なにごちゃごちゃ言ってんのよ。さっさと質問しなさいよ」

【ロスター】 「アシュリーたんお尻見えてるよ？恥ずかしくないの？(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ」

【アシュリー】 「この変態ッ！　死ねーっ！」

【ロスター】 「うぐっ！　だから俺じゃないって前置きしたのに……！」

【オイフェ】 「こら、アシュリー、抑えなさい」

【ロスター】 「一応補足しておくと、アシュリーの衣装がポーズやアングルによっては、お尻が丸見えになってるように見えるっていうのが、質問者の意図だろうな」

【ロスター】 「実は似たような質問は他にもいくつかあって、濡れると透けそうだとか、離れたところからだと全裸に見えるっていう声が寄せられている」

【アシュリー】 「ふ、ふんっ、これだから困るわね。いやらしい目でばっかり見て、センスのない男どもは……！」

【アシュリー】 「身体のラインとか、どう美しさを魅せるのかとか、もっと芸術的な観点から見る眼を養ってほしいわ」

【ロスター】 「そうだったな。アシュリーは踊り子でもあった。その格好は動きやすさを意識したものか」

【アシュリー】 「そうよ。戦いの時なんか、華麗な足捌きで敵だって見惚れさせちゃうんだから！」

【ロスター】 「確かに足癖は悪いよな。出るところ出てないから、魅了ってのはちと難しいが……うぐっ！？」

【アシュリー】 「一言多いのよぉ！」

【ロスター】 「き、気を取り直して次の質問行くぞ。 　尻尾のアクセサリーがお洒落ですが特にお気に入りのものはありますか？ またプレゼントしたりされたりするのは竜人種の習慣にありますか？」

【アシュリー】 「今度はまともな質問ね。そう、尻尾のお洒落って隠れた楽しみでもあるの。前はリボンなんか付けてたんだけどね。ちょっと子供っぽい感じがして、最近はリングを選んで付けてる感じかな」

【オイフェ】 「ちなみに人物紹介ページのバストアップ画像をクリックすれば、各キャラの全身立ち絵が見れますので、アシュリーの尻尾が気になる方はチェックしてみてください」

【ロスター】 「補足ありがとう、オイフェ。それでプレゼントには？」

【アシュリー】 「尻尾の飾りを贈ってくれるんなら、よっぽど気を許した相手じゃないとね。尻尾ってとても大事な場所なんだから。普通の人にはサイズだって秘密だし」

【ロスター】 「その割にはよく尻尾で叩かれるんだけどなぁ……」

【アシュリー】 「それはアンタがいつも変なことするからでしょお！」

【ロスター】 「質問を続けるぞ。 　アシュリーちゃんのコンサートのチケット取るには、何日前から並べばいいですか？」

【オイフェ】 「コンサートですか。そうは言っても、私達は路上や酒場で頼み込んで演奏させてもらっている状況ですからね。気軽に観に来ていただければ嬉しいですよ」

【アシュリー】 「でもいつかは必ずカルナス一の歌姫になるんだから！　チケットなんかプレミア付いて、誰もが喉から手が出るくらい欲しがるようにね！」

【アシュリー】 「その時、ああ、アシュリーが遠くに行ってしまったなぁ、って喪失感を覚えればいいのよ！」

【ロスター】 「なんで俺に向かって言うんだよ……」

【ロスター】 「次の質問。 　ＣＧやキャラ紹介を見る限り、お義兄さんととても仲が良さそうに見えますが、お義兄さんと何歳(ヒューマン換算)まで一緒にお風呂に入っていましたか？決して下心はありません。あくまでも、歌姫様とお義兄さんの暖かい昔話が聞きたいだけなのです。どうかよろしくお願いします！！」

【ロスター】 「……お義兄さんっていうのが気になるな。で、アシュリー、どうなんだ？」

【アシュリー】 「え？　別に今だって背中流したりしてあげてるけど？」

【オイフェ】 「私のウロコの手入れは、やっぱり長年やってくれているアシュリーが一番でしてね。おかげさまで見てください。この輝く竜鱗を！」

【ロスター】 「お、おう。なんか質問者の望む答えとは方向が違っているような気がしないでもないが……。まあいいか」

【ロスター】 「じゃあ次が最後の質問だ。 　旦那様にするならどんなタイプがいいですか？」

【アシュリー】 「わたしを心から愛して、尽くしてくれる人がいいわ！」

【ロスター】 「なんというか、らしい答えだな」

【アシュリー】 「でもただ愛の言葉を囁いてるだけじゃダメ。対等で、時には意見をくれたり、わたしを楽しませてくれる人じゃないと」

【ロスター】 「対等っていうのは、尽くすのと矛盾しないか？」

【アシュリー】 「分かってないわね。わたしだって認めた相手には尽くすもの。尽くして尽くされて、そうやって付き合っていける相手がいいのよ」

【ロスター】 「なんにせよ理想は高そうだな。たとえ兄貴に認められても、アシュリーを満足させるのは並大抵のことじゃないらしい」

【アシュリー】 「そおゆうコト。アンタも頑張んなさいよ」

【ロスター】 「……？　なんで俺が頑張らないといけないんだ？」

【アシュリー】 「な……ッ！　ア、アンタねぇ……ッ！」

【ロスター】 「お、怒るなよ！　おい、待てっ、アシュリー！　うわああ……っ！」

【オイフェ】 「……２人が行ってしまったので、私が場を締めましょうか」

【オイフェ】 「私達、兄妹のインタビューはこれで終わりです。少しでも楽しんでいただけていたら幸いです。次回以降のインタビュー記事も、どうかご期待ください」

【オイフェ】 「それではまたお会いできる日を楽しみにしています！」