とうとう狂ったのじゃ！

楓「楓と」
ル「ルナの」
「「お化けコーナー！！」」

楓「というわけで、わしがナインテイルの、原因不明の腹痛に悶え苦しんだマスコット、楓じゃ」
ル「紹介。私はルナ。デュアルテイルの。興味本位でデスノートに楓の名前を書き込んだマスコット」

楓「ルナよ、気づけば７月じゃ。あっという間に夏本番じゃな！」
ル「夏季。とはいえ。気温的には。先月のほうが暑かったくらいだけれど」
楓「今年の６月は気温がどうかしておったからのう……。梅雨に入ってからは逆に気温が下がってきたのじゃ」
ル「気候。そのせいか。今週は。体調不良に陥る。スタッフも続出」
楓「うむ。神の眷属であるわしですら原因不明の腹痛に襲われたからのう。健康には注意せんといかんな」
ル「健康。心臓麻痺にならずに。腹痛だけで済んだのは。楓の。神格のなせる技に違いない」
楓「わははは、なんじゃ、褒めても何もでんぞ？」
ル「話題。そんなことよりも。今日の。日記のタイトルは一体……？」

楓「おお、そうじゃそうじゃ。実はこないだ、会社でちょいとばかし狂ってしまった連中を発見したのじゃ！！」
ル「……」
楓「こりゃルナ、ゴミを見るような目でスタッフたちを見るでない。スタッフがまた狂ったとか、そういう話ではないのじゃ」
ル「推理。スタッフでないならば。かまいたちの三匹が狂った？」
楓「最近見かけんが、奴等も別に狂ってはおらんと思うぞ」
ル「疑問。では。いったい。誰が狂ったというのか」
楓「その答えは、これじゃー！！　てやっ！」

楓「カルヴィアが狂った」
ル「…………」
楓「どうした？」
ル「動揺。さすがの私も。どうコメントしたら良いのか。悩む」
楓「わはは、ビックリしたじゃろう。ネタを明かすと、これはＶＢＨの狂堕ちユニットのボツ案だそうじゃ」
ル「狂化。なるほど。確かに。狂ってしまったユニットと表現して。間違いはない」
楓「こないだツギーの描いた没データを色々覗き見しておいたらいくつか発見したのじゃ」
ル「魔帝。しかし。上の。カルヴィア。狂化なのは。間違いないけれど。方向性が。実に。痛々しい」
楓「でも、これはこれで本人は幸せそうじゃな」
ル「仮定。もし。このデザイン案が。採用されていたら。どうなっていただろうか」
楓「特殊なファン層は増えていたかもしれんのう」

ル「狂犬。もとい。セリアスのボツ案」
楓「カルヴィアが魔法少女で、その従者は狂犬とは……。この差はなんなんじゃ」
ル「考察。古来より。魔法少女には。お供の小動物がつきものなので。これは。そういうものなのでは？」
楓「ううむ、小動物というには、目つきとか激しくヤバいことになっておるがな」
ル「状態。狂化だけあって。色々と。人としての何かを。放り出してしまっている」
楓「これが洗脳の行く末か。おっそろしいのう」
ル「眼力。どう見ても。敵味方の区別が。ついているとは思えない」
楓「こんなんが味方師団に入ってたら、おちおち背中も向けられんし、不採用になったのは仕方のないことかもしれんな」

楓「ジュデッカじゃな。何やら随分と豪華じゃ」
ル「衣装。ドレスと書いてある。氷のドレスでも。纏っているのだろうか」
楓「とはいえ、上のカルヴィアやセリアスとは違って随分とまともではないか」
ル「武装。血氷の剣などは。正式採用版の。狂ジュデッカと。特に違わない」
楓「ふむう？　お、こんなところにメモ書きがあるではないか。ルナよ、読めるか？」
ル「朗読。『氷のドレスとか、自分でデザインしておいてなんだけど、とてもじゃないけど手間がかかりすぎるのでボツで』とある」
楓「どうやらツギーからのメッセージのようじゃな」
ル「手間。確かに。デザインする上では。そこら辺のバランス感覚も重要なのだろう」

楓「ぬおぉ、これはシルヴィア……じゃな？」
ル「画像。シルヴィアの股間から。何やら。這い出てきている」
楓「産む系とあるが、これはシルヴィアが産んでいるということかのう？」
ル「記憶。確か。ＶＢＦにも。狂堕ちで。魔物を出産し続けるようになる。女神が居たけれど。ここまで直球では。なかった」
楓「直球も直球、どストレートじゃな」
ル「狂気。こんなのが。師団に組み込まれて。戦場に出ているとしたら。むしろ。レオンハルトの。正気を疑う」
楓「確かに、敵も味方もやりにくそうじゃなあ。それでは次じゃ！」

楓「…………」
ル「壮絶」
楓「ええと、まずは、そうじゃな。これはなんじゃろうか」
ル「思考。これは。おそらく。三角木馬というものに。乗っかって。ビクンビクンと。反応している。シルヴィア」
楓「のう、ルナよ。わしは思ったのじゃが」
ル「疑問。何を？」
楓「狂ってしまったのは、シルヴィアではなくて、当時のツギーだったのではないかと」
ル「同意。少なくとも。まっとうな状態ではなかったに。違いない」
楓「む、こんなところにまたメモがあるぞ」
ル「朗読。『狂ユニットの指定が”エロくなる”しか書いてなかったたら、頑張ってエロくしてみたよ！！　あとあと、馬に乗ってるからもちろん兵種はランサーだよ？　貫通攻撃とかしちゃうのかな？　何をどう貫通するのかな？？　ウフフフフフフ』　……とのこと」
楓「お、おう……。ツギーもなんか、大変だったんじゃな」
ル「進行。色々と。不憫な気持ちになるので。次に行こう」

楓「おや？　エレアのようすが」
ル「画像。これは。狂ユニットのボツ案ではなく。狂エレアの。イメージ画像？」
楓「なるほど。ゲーム中ではデフォルメされたユニット画像じゃったが、こうして通常の頭身で見るとイメージが変わるのう」
ル「新鮮。地味に。メガネのデザインも。通常のエレアから。変わっている」
楓「退行系ということは、エレアは昔はこんなんじゃったのかのう」
ル「時間。成長するということは。ときに。残酷」
楓「とはいえ、言動とか手に持ってるものとかを見るに、基本的には昔からろくでもないようじゃな」

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楓「色々とどうかしてしまった連中の紹介はこんなもんじゃ」
ル「狂気。これ以上見ていると。私たちも。どうかしてしまいそうだったので。無事終了して。安心」
楓「ところで、話はまったく変わるのじゃが、ルナよ。アレの情報じゃ！」
ル「疑問。アレ。とは？」
楓「アレといえば、これじゃー！！」

楓「この、『ナインテイル設立１０周年記念アニバーサリーパック』の、予約が本日１０日から始まったのじゃー！」
ル「驚愕。あの。『ナインテイルとデュアルテイルの初期作品が９タイトルも入った、ものすごいパック』の予約が。今日からとは」
楓「うむうむ。その『予約特典だった攻略小冊子を１つにまとめた、464ページの人を殺せる厚さの冊子が入ったお得なパック』が今日から予約なのじゃ」
ル「重要。詳しい情報は。いったい。どこで見られるのか」
楓「無論、公式ページから見れるはずじゃ！！　店舗によっては『昔のキャラを新しく描きおろしたすごい予約特典』もつくらしいぞ！　必見じゃな！！」
ル「……」
楓「……ふう、こんなものかのう？」
ル「完了。これだけ。私たちが驚いて見せれば。ユーザーのみなも。興味を持たずには。いられないだろう」
楓「あ、ちなみに、描きおろしの予約特典じゃが、現在、原画陣やグラフィック陣がひいこら言いながら製作中なので、正式な絵はもうちょっとまで待つが良いぞ」
ル「期待」

楓「そんなわけで、今日のお知らせはこれくらいじゃな」
ル「疲労。久しぶりに。沢山喋ったので。疲れきってしまった。今日は。もう。寝るしかない。zzz」
楓「こやつ一瞬で寝おった。ではユーザー諸君も、暑くなったり涼しくなったりで夏風邪をひかぬように、きちんとお腹はあたためて寝るのじゃぞ！　ではの！！」