天空の絶対神オーディン

【オーディン】
「ほう、もう歩けるようになるとは以外と頑丈な男よな」

ロキが調教部屋へ訪れると、そこにはベッドの上に座ったまま
余裕の表情で来客を迎えるオーディンの姿があった。

一応両手足には神力を減衰させる為の枷が嵌められてはいるが、
どれ程の効果があるかは定かではない。

【ロキ】
「そっちこそ、捕虜の身のくせに随分と態度がでかいものだな。
敗北した一軍の将とはとても思えん」

【オーディン】
「ふむ、そうなのか?
今まで敗北した覚えが無いのでな、
敗北した将の振る舞いとやらはよう分からぬ」

さも当然とばかりに言い放つオーディンにロキは思わず肩をすくめる。

実に主神らしいと傲慢な態度。
こうして相対してみると改めて感じるのだが、
細かい場所で傲慢な性格が鼻につく。

【オーディン】
「して、これから何をするつもりじゃ若殿?
拷問でもしてみるか? いいじゃろう、歯を抜くなり、
ヤスリで指を削るなり、火で炙るなり、好きにするが良い」

【ロキ】
「主神相手にそんな馬鹿な真似をする奴がいるか。
仮に腕を千切り、眼球を潰した所でお前が俺に屈服するとは思えない」

【オーディン】
「クク、よく分かっておるではないか若殿。
……さて、ではどうするつもりじゃ?」

余裕を見せるオーディンに向かってロキが近付くと

【ロキ】
「そうだな……こうするとしよう」

【オーディン】
「うむ……?」

天空の絶対神オーディン

【オーディン】
「……なるほど、少年のような顔をしいてもさすがは魔族じゃの。
女を犯す手段も、粗野にして下劣な手口じゃ」

ロキが呼び起こした触手が異空間を作り出し、獲物であるオーディン
へと絡みつくと、そのまま彼女の装束を破り捨て、
手足を丸呑みに して固定する。

小さな膨らみも幼い割れ目も、
触手に服を破られたせいで外気に晒されている状態。

彼女の小柄な身体を卑猥な彫刻にしているようで、
ロキはかすかな優越感を覚えていた。

【ロキ】
「ようやく貴様の身体をいたぶる事が出来るな。
さて、その生意気な口ぶり、淫香漂うこの空間でいつまで保っていられるかな?」

【オーディン】
「フン……妾は絶対神オーディン。
そう簡単に肉欲に溺れるなど、ありはせぬ」

【ロキ】
「それは今から試せばすぐ分かる」

反抗的というよりも相手を蔑むようなオーディンの視線。
神の威厳を保つ彼女を犯せる幸せを噛み締めつつ、ロキは触手を動かしていく。

【オーディン】
「んっ、ふぅっ……はぅっ……」

たっぷりの体液をしたたらせた触手が、
ま○ぐり返し状態になったオーディンの全身を愛撫する。

水菓子のように柔らかな肌がよほど気に入ったのか、
触手達は嬉々とした動きで全身を撫で回す。

【オーディン】
「ふふ……こそばいぞ若殿、この程度で女を悦ばせるつもりか?」

しかし、そんな愛撫に対してオーディンは余裕の笑みさえ浮かべている。

どうやら今までの態度も虚勢という訳では無さそうだ。

【ロキ】
「この程度では主神を満足させられないか……仕方ない、
少し触手の数を増やすとしようか」

ロキが指を鳴らすと触手の数が増え、
その全てがオーディンの全身へと群がっていく。

天空の絶対神オーディン

【オーディン】
「はっ……んっ! くっ、ミミズが全身を這い回っているかのよう
じゃ……不愉快極まりないのう……! ひぅ……!」

増えた触手は彼女の乳首や秘裂と言った敏感な場所に集まると、
執拗にその部分を弄り回す。

豊満とはとてもではないが言えないわずかな膨らみの先端にあるのは、
小さな果実のような乳頭。

細い触手がそこに絡みつき、ピンボールで遊ぶように執拗に弾いていく。

【オーディン】
「くっ……わ、妾の胸を、まるで玩具のように扱いおって……!
ふぁっ?! んくぅぅっっ!!」

乳首を、触手の先でぐりぐりとほじくられながら、
根元をペ○スのようにシゴかれ、オーディンは瞳を閉じたまま眉根にしわを寄せる。

【オーディン】
「はっ、ぅっ……くぅぅっ! んくぅぅっっ……?!
そ、そこは……!」

更に胸とは別に、秘裂に近寄った触手が思いっきりその淫らな花弁を
左右から押し広げると女性器の中身がくっきりと露わになる。

ロキは彼女に近付くと、そのヒクつく淫裂の中身を鑑賞する。

【ロキ】
「なるほど見た目通り、こっちもガキだな。
男根どころか指が入るかも怪しいぞ」

【オーディン】
「んくっ……妾は女神なので、他者とまぐわう必要は無い……。
別にこれで、不具合は無いのじゃ……! んンッ……!」

動揺を悟られまいと会話するオーディンだが、その言葉の端々には
隠しきれない官能の吐息が混ざっている。

【ロキ】
「どうしたオーディン、見た目に似合わぬ色っぽい声を出して……
そんなに気持ち良くなってきたのか?」

【オーディン】
「……誰しも、疲れた肩をほぐされれば気持ちも良くなろう。
この程度マッサージにしかならぬわ」

【ロキ】
「つまり、気持ちいいという事は事実なんだな。
安心したよ、絶対神が不感症とかだったら面倒だった所だ」

【オーディン】
「能書きは良いから、さっさと続けよ。
そして、この行為の無意味さを思い知るがよい……!」

【ロキ】
「生意気な口も、こうして無様な格好で言われると滑稽でしか無いな」

会話の最中も、触手達は粘土をこねるような愛撫を続けている。

激しく、幼い身体に淫欲を刻み込むように。
じっくり丁寧な触手愛撫にオーディンの可憐な唇からは、
思わず小さな喘ぎが漏れてしまう。

【オーディン】
「ひぅっ!? ふぅっ……んっ、はふっ、んんんっ……!」

黄金色の触手体液がたっぷりとかかった今のオーディンの姿は、
例えるなら食卓に上がったフレンチトースト。

蜂蜜のような体液をたっぷりとかけられた、
パンケーキのような肢体は見る物に興奮を与えるようだ。

【ロキ】
(しかもそれが、あの女神の頂点に君臨するオーディンなのだ。
……この世で最も甘美な光景だな)

それでも必死に快楽を押し殺すオーディンを尻目に、
ロキは更に愛撫を激しくさせていく。

天空の絶対神オーディン

【オーディン】
「はひっ!!? んむぅぅっっっ!!!?」

ロキが心底楽しそうにオーディンの恥辱の光景を見つめていると、
今まで感情を殺して耐えていた彼女の口から驚きの声がこぼれる。

【オーディン】
(な、なんじゃ今の感覚は……?!
まるで、身体の一部分に電流が走ったようじゃった……)

オーディンが目を見開いて、いましがた変な感覚が走った部位を見つめる。

そこには黄金色の触手体液がたっぷりとかかった乳首と淫裂の姿。
液体が塗りたくられた部分は、他の場所とは比べものにならぬ程、
じんじんと疼いていた。

【オーディン】
「ふぐっ……! ロキ……! まさかこの液体、
何か変な細工でもしておるのではあるまいな……?!」

【ロキ】
「よく気付いたな。
細工というよりも、これは触手の習性のようなものでな。
こいつ等の体液には女を狂わす媚薬効果が含まれている」

「……更に言うなら、今回用意した触手は主神専用の特別製。
お前を堕とす為に以前から用意しておいた、即効性かつ濃度を
通常の十数倍に高めた代物だ」

【オーディン】
「んくっ……! わ、妾相手にそこまでしてくれるとは、
随分と評価されたものじゃな……!」

【ロキ】
「お前の精神が他の女神より優れている事ぐらい想定済みだ。
むしろここまで強力な媚薬を使ったというのに、
ようやく効果が現れた事に驚いているぐらいだ」

【オーディン】
「んんっ……んくっ……ならば、そろそろ諦めたらどうじゃ?
無意味だと分かったであろう?」

【ロキ】
「さて、この光景を見てもそう言えるかな?」

邪悪な笑みを浮かべるロキが一つ合図を行うと、今まで秘芯を
"包皮越し"になぞっていた触手が器用に、葡萄の皮を剥くように皮を剥ぐ。

現れるのは宝石のような真っ赤な淫芽。
誰も触った事の無い、オーディンの最も敏感な部分だ。

そこに近付くのは、髪をすく際に使うブラシにも似た二本の触手。

先端にはたっぷりと媚薬が付着しており、その二本はぷっくりと
膨らんだクリ○リスを左右から挟み込むような形で近付いていく。

【ロキ】
「どうだ、謝るのなら」

【オーディン】
「……? 何を勝ち誇っておるのじゃ。
こんなの、ただ身体の一部分の皮を剥いただけではないか」

オーディンは皮を剥かれた陰核と、
それに近付くブラシ触手を怪訝な瞳で見つめる。

どうやら、彼女は何も分かっていないようだ。

今まで一度も弄った事の無い敏感な部分を、凶悪なブラシ触手で
思いっきりシゴかれるという事が、どれ程の快楽を生むかという事を。

【ロキ】
「分かっていないというなら、それはそれで面白そうだな。
……それじゃあ、正気はしっかり保ってくれよ?
いきなり気絶されてはつまらないからな」

ロキの合図と共に、触手は彼女の陰核を挟み込み、そして――。

●CG EH01c

天空の絶対神オーディン

【オーディン】
「ヒ――んにゃあぁあぁぁっっっっ??!!!」

ブラシ触手が陰核を左右から押し潰し、思いっきり上下に動き始めた
途端、オーディンは全身をバネ仕掛のように揺らしながら滑稽な嬌声を叫ぶ。

【オーディン】
「ひぁっ!? な、なんらこれはぁっ!!?
妾の、お、お豆をゴシゴシってされてぇぇっっ!?! ひはぁっ!?
にゃぐうぅぅっっ?!!!?!」

触手空間に響き渡るのは、
子猫を間違えて踏んでしまった時のような甲高い声。

オーディンは秘芯をなぶられた衝撃で、
顕現してから始めての絶頂を覚えていた。

【オーディン】
「ふぇ!? な、なんなのじゃ……これはっっ!!?
わ、妾の身体が、お、おかしくなってぇ……?!」

脳みそをこねくり回されるような激しい快楽を引き起こす摩擦は、
彼女の耐えられる精神の限界を超えている。

その刺激から逃げようとオーディンが全身を動かすが、
両手足を触手に飲み込まれているせいでまともに身動きがとれず、
腰をくねらせる無様な踊りを見せつけていた。

【ロキ】
「万象を知る主神様も、女体の仕組みについては疎いようだな。
そこは陰核、クリ○リスという場所だ。
強く擦ったせいで軽く絶頂したようだな」

【オーディン】
「こ、これが、絶頂じゃと……?!
主神である妾が、こ、このような辱めを……!!」

【ロキ】
「絶頂したおかげで、ようやく感情を表に出したな。
どうだ、人間の快楽を味わった感想は?」

ロキは語りかける間もブラシで延々と秘芯を擦り続け、
オーディンはそのたびに痺れるような快楽を味わい続ける。

【オーディン】
「あ、くひきぃぃっっ!!?! な、なんじゃこれは……!
や、やめよ……! そ、そこは敏感な場所で……きゃくふぅぅっ?
んあぁあぁっっ!!?」

通常よりも大きめのその豆をびっしりと生えた繊毛でぐりぐりと
刺激される感覚は、例えるならば神経を直接撫でられる感覚に近い。

元々充血して真っ赤だと言うのに、
ブラシで刺激された彼女の秘芯は更に赤くなっていた。

【オーディン】
「はひっ……! ま、まさかこのような刺激が……!?
んぅぅっ!! やめい……! そこは、敏感な場所じゃから……
は、激しくするでない……! んあぁぁぁっっ?!!」

【ロキ】
「激しくするなだと? 冗談を言うな、
尋問する相手に思いやりの精神など持ち込む訳が無い」

【オーディン】
「ぁ、うっ、んぐぅぅっっっ!!!
そ、そんな乱暴にごしごし、するなぁっ……!! ふぅぅっ!
ン、ぐぅぅっっ!!!」

【ロキ】
「予想通り、痛みよりも快楽で堕とした方がお前には効くようだな。
どうだ、俺に服従を誓うならば解放してやるぞ?」

【オーディン】
「はうぅっっ!! んぐっ!
馬鹿を言うな……! この程度なら、まだ……耐えられるわ!」

【ロキ】
「秘芯の皮を剥き、直接媚薬の原液をぶちまけて弄っているという
のにまだ生意気な口を聞けるのか……大したものだ」

媚薬でぷっくりと膨れ上がった秘芯を擦られる中で、
オーディンはまだまだ強い反抗心を表に出す。

ロキも、人間の娘でも無いオーディンを
最初の調教で堕とせる等とは思っていない。

【ロキ】
(そうでなくても、オーディンは女神の頂点に立つ者。
じっくりと時間をかけて調教してやろう)

そう結論づけたロキは、秘芯を擦る触手の動きを更に加速させる。

【オーディン】
「ふぐぅっ……?!! 触手、動き早くなって……んぐぅぅ!!
く、くる……! なにかくるぅぅっっ……!!」

天空の絶対神オーディン

【オーディン】
「はひっ!!?! きゃひぃぃっ!!?
な、なんじゃこれは!!? 股が、痺れて……脳が溶けてしまうぅぅぅっ!」

触手の動きが激しくなった途端、
オーディンはビクンと一際大きく全身を跳ねさせて絶頂を迎える。

快楽に我慢が出来なくなってしまったのか、
開いた膀胱からは小水がちょろちょろと流れ出る。

【ロキ】
「クッハッハッ! 放尿しながら絶頂とは、
これまた随分と素質があるではないかオーディン!」

【オーディン】
「くぅぅ……! 黙れ、小僧っ!
覚えておれ、このような辱めは万死に値し――んくひぃぃつっ!?!
ま、待て……! ま、まだ、擦ってぇぇっっ!!?」

ロキの嘲笑に一瞬だけ反抗したオーディンだったが、
絶頂したのに続けられるクリ責めに腰を前後に動かして身悶える。

【ロキ】
「どうだオーディン。それが"イク"という感覚だ。
これから何度もお世話になる感覚だから、しっかり噛み締めておくんだな」

【オーディン】
「こ、これが……イク……じゃと!?
んぁ、おほぉっ……!! ふひぃぃっっ!!」

「ふぅっ……ンんぅぅぅっっっ???!!!
や、やめよ……! もうやめよ!! い、イッてるぅっ!!
もうイッてるのじゃぁ……!!」

「ひゃへぇっ!! んぐぅぅっっ!!
と、止まるのじゃあぁ……妾の、身体が……
こんな快楽に屈する などぉ……! んぁぁっっ!!」

下半身を激しく動かしているせいで、
放尿の放物線がブレて周囲に刺激臭が立ちこめる。

そしてその間も、触手ブラシによる執拗なクリ磨きは続けられる。

【オーディン】
「ぁ、うぐぅっ……!! ま、また……い、イクっっ!!
イクぅぅぅつっっっっ!!」

尿とは別に透明な愛液を盛大に発射して、
オーディンは二度目の絶頂を迎えるのだった。

天空の絶対神オーディン

【オーディン】
「はぁ……はぁ……!!」

【ロキ】
「相当派手に絶頂していたようだが……
初めての絶頂の感想を聞かせて貰えるかなオーディン殿?」

【オーディン】
「……腐った汚泥の中にいるような気分じゃ、反吐が出るわ」

胸や秘芯を弄っていた触手が全身から離れると同時に、
オーディンは反抗的な視線をロキへと向ける。

絶頂したせいで、肌は薄桃色に染まり、触手の媚薬液と潮吹き、
小水によってべたつかせていする姿は実に官能的だ。

【ロキ】
「クリ○リスをシゴかれて絶頂し、
秘裂と菊門をヒクつかせたまま言えたセリフではないな」

【オーディン】
「……ッ! このような事、ただの生理現象による痙攣じゃ、
勝ち誇るでない……!」

【ロキ】
「ふっ、まあそういう事にしておいてやるか」

天空の絶対神オーディン

ロキが触手空間を解除すると、周囲の光景が調教部屋へと戻る。

オーディンは破られた服装を神力によって修復すると、
絶頂によって若干震える足を脅威の精神力で何とか抑え込む。

【ロキ】
「さて、今日の所はこれで終いにしよう。
小手調べのつもりだったが、失禁する程感じてくれたようで嬉しいぞ」

【オーディン】
「……何故、調教をこれで終わらせる?」

オーディンは呼吸を整えながらロキへと尋ねる。

確かに触手による秘芯責めはかなりのものだったが、
それでもそれは前戯に過ぎない。

ロキがその気になれば、
強引に挿入して破瓜させる事も当然出来たはずである。
何故、手心を加えたのか……彼女にはそれが不可解に感じられたのだ。

【ロキ】
「なんだ、もっと犯して欲しかったのか?」

【オーディン】
「茶化すでない。
お主が相手を気遣って調教の手を緩めるような輩には見えぬ。
何かしら思惑があるのじゃろ……?」

【ロキ】
「……戦闘の後で疲れていたし、相手はあの主神オーディン。
事を性急にしても興醒めだと思っただけだ」

【オーディン】
「怪しいものじゃ……何か、よからぬ事を考えておるのではなかろうな?」

【ロキ】
「そう考えるのはお前の勝手だ。
……それよりも、こっちこそ聞きたい事がある」

ロキは手頃な椅子を引っ張り出すと、
オーディンの前に配置してそのまま椅子の上へと座って対峙する。

【ロキ】
「オーディン、お前が所持しているユグドラシルの心臓を渡して貰おうか」

そう、ユグドラシルの心臓は此度の王位継承の最重要案件。

主神である彼女が持っているに違いないと考えたロキが、
オーディンに向けて譲渡を促すものの、
彼女は難しそうな顔をして一向に言葉を発さない。

【ロキ】
「……隠してもためにならないぞ。
素直に渡すというのであれば、民の安全に関しては保障してやる」

「だが、このまま黙っているというのであれば……
喋る気になるまでお前の所の民を一人ずつ殺してやってもいいんだぞ」

【オーディン】
「別に隠している訳ではない。
……悪いが、妾はユグドラシルの心臓に関して何も知らぬ」

【ロキ】
「まさか、そんな嘘が通用するとでも思っているのか?」

【オーディン】
「嘘など言っておらぬ。
極夜大戦以降、妾は力を使いすぎたようでな……
力の温存の為にこの姿をとっておるのだ」

「その弊害として、大戦の前後の記憶が不明瞭となっておる。
……故に、ユグドラシルの心臓の在処を妾は知らぬのじゃ」

「まあ、これも妾の巧妙な嘘かもしれぬからな。
自由に解釈すればいい……
それこそ、民を一人ずつ殺すと言うのであれば、好きにすればよかろう」

ともすれば、無慈悲ともとれるオーディンの発言。

だがしかし、それは彼女が民の信仰心を理解している事に他ならない。

民はオーディンの為ならば喜んで死を受け入れ、
オーディンもそれを受け入れるであろう。

他の女神ならともかく、彼女にとって民を盾にした脅迫は何も効果が無い……
ロキはそう結論付けるのだった。





制作 dualtail
販売 ninetail