キャルミラ……じゃと！？

楓「楓と」
ル「ルナと」
キ「キャルミラの」
「「「お化けコーナー！！」」」

楓「というわけで、わしがナインテイルの酒盛り後の二日酔いで頭痛が痛いマスコット、楓じゃ」
ル「紹介。私はルナ。デュアルテイルのお酒を飲まずにおつまみを食べつくすマスコット」
キ「そしてわたくしが、永遠なる夜の国アルハザードの美しき当主、キャルミラ・ド・アルハザード十三世ですわ」
楓「ルナよ、なんかわしの気のせいかもしれんが、今日の日記はどことなく違和感を覚えるのじゃが」
ル「錯覚。私はなにも。気にならないけれど。キャルミラは。どう思う？」
キ「はて、楓さんの錯覚ではありませんか？　どうやらお酒がまだ抜けていないようですわね」
楓「そうかのう……？」

キ「ところでお二人とも。最近は何かお変わりなどはありまして？」
ル「最近。コンビニの焼き鳥が無くなって久しいと思ったら。鳥串という名で。復活していたことなど」
楓「最近は妖怪ウォッチとやらのおかげで、世間の子供たちは妖怪ブームなのかのう。外を歩いておったらいきなり極上マグロを投げつけられたのじゃ」
キ「キーーーッ！　そんな日常的なお話なんて聞いていませんわ！　ブランドマスコットならば、もっと自社ブランドのことについて語りなさいな」
楓「うへぇ、怒られちった」
ル「変化。何かあっただろうか。台風で大騒ぎしていて。すっかり会社の動向など。気にしていなかった」
キ「まったく、お二人がその様子でどうするんですの。仕方ないので、わたくしの方から一方的に色々と紹介致しますわよ？」
楓「おう、どんどんお知らせするのじゃ！！」
ル「便利。キャルミラがいると。お知らせがはかどる予感」

キ「まず第一に、楓通販にて、本日１１日はわたくしことキャルミラ・ド・アルハザード十三世の、儚くも美しい抱き枕の予約受付最終日となっております」
楓「ああ、あのエロっちい奴じゃな」
ル「絵柄。自らおっぱいをさらけ出しておきながら。赤くなっているキャルミラの。エロっちい抱き枕」
キ「エロっちいとか言わないでくださいまし！　裸婦像というものは、遥か昔から芸術として扱われていたのです」
楓「エロゲーヒロインがなんか言っておる」
キ「だまらっしゃい。それ以上余計なことを仰ると、裏に控えているヴァニラが黙っていませんことよ」
ヴ「…………」
ル「障気。扉の向こうから。どす黒い空気が。漏れ出しているけれど。ヴァニラだったとは」
楓「畳が腐りそうなのじゃ。おっかねえのじゃ」
キ「続けます。抱き枕カバーの予約受付は本日が最終日であることは先にも述べましたが」
楓「ふむふむ」
ル「補足。確か。予約受付は。あくまで仮登録でしかないのだったか」」
キ「その通りです。受付後に楓通販から受付完了のメールがきますから、後はそれに従って速やかに手続きを完了して頂く必要性がありますわ」
楓「んで、最終的な銀行振込が、１５日の火曜日じゃったか」
キ「銀行での振り込み処理は夕方には閉じてしまいますから、遅くとも１５日のお昼ごろには入金を済ませておくのがベストですわね」
ル「了解。なにはともあれ。楓通販で注文してから。まだ迷っている人は。決断のとき」
キ「おーほっほっほ、ＶＢＧの真のヒロインこと、わたくしキャルミラ・ド・アルハザード十三世の抱き枕を購入しないなんて、一生後悔致しますわよ？」
楓「人気投票では二位どまりじゃがな」
ヴ「……殺す」
ル「殺気。楓の命の火が。消えるのも時間の問題か」

キ「さて、あともう１つ、個人的に気になることがあるのですけれど、伺ってもよろしいかしら？」
楓「なんじゃ？　艦これについての質問なら受け付けておるぞ？」
ル「質問。ならば私は。妖怪ウォッチについての質問を。受け付ける」
キ「「キーーーッ！　そんな日常的なお話なんて聞いていませんわ！　今のタイミングで気になることといえば、　このページ　のことに決まっているじゃありませんの！」
楓「おお、そういえばそんな変なページもあったのう」
ル「通称。ティザーサイトとかいう。謎に満ちた。告知用のページ」
楓「前に見たときと比べると、何やら色々と増えておるのう。７月２２日の日付の下には、なんか見たことないシルエットが並んでおる」
キ「この文字は、いわゆる魔族文字ですわね。７月２２日に発表されるものの、正式タイトルのようですわ」
ル「驚愕。まさか。キャルミラ。知っているの？」
キ「知っているもなにも、ルナさんも魔界出身でしたら読めるでしょうに。主に魔族に連なる者たちに使用されている文字ですわ」
楓「なんと！？　ルナめ、知っていて知らないフリをしておったのか！　とんだタヌキじゃな」
ル「否定。私はネコマタ。タヌキではないので。注意」
楓「そう言われればそうじゃな」
キ「ちなみに、魔族文字の他にも神聖文字や倭国文字などもありますから、もしかしたらそのうち皆様が目にする機会があるかもしれませんわね」
楓「へー、わしにも読めるかのう」
キ「さあ。そしてやはり、下に並んでいらっしゃるのはその作品に登場予定の方々でしょうね」
ル「影絵。ヒラヒラが多かったり。頭になにか被っていたり。その程度はわかるけれど。これだけではなんとも言えない」
楓「こやつらの姿が見れるのは２２日か。待ち遠しいのう」
キ「わたくしとしましては、わたくしの『Venusblood -GAIA-』が過去の作品となってしまうのが寂しくはありますが、仕方ありませんわね」
ル「新作。次の作品でも。キャルミラのように。○○を○○されたり。いきなり○○○されたり」
楓「それどころか、４月１日に無茶苦茶な目に合わされたりという不憫なキャラが、あの中にいるのかのう」
キ「同情いたしますわ……」

楓「さて、そんなわけでお知らせごとは以上かのう？」
キ「わたくしの方からは、特にありませんわ」
ル「無論。私からのお知らせなどと。言うものは。皆無」
ヴ「では皆様、僭越ながらこのヴァニラがスコーンを焼いてみましたので、そろそろご休憩になさりませんか？」
楓「おおっ、素晴らしいメイドじゃ！！」
ル「菓子。スコーンを食べながら。紅茶を味わう。素晴らしい。休憩の仕方」
キ「おーっほっほ、わたくしのヴァニラはスコーンを焼く腕前もプロ級ですのよ？」
ヴ「わたくしのヴァニラ、だなんて。お嬢様ったら」
楓「もっぎゅもっぎゅ、スコーン美味いのじゃ」
キ「ふふ、ヴァニラ。例えＶＢＧが過去の作品となり、ユーザーの皆様から忘れられていくとしても、わたくしとヴァニラはずっと一緒ですわ」
ヴ「はい、お嬢様。」
ル「美味。もぐもぐ」
キ「キーーーッ！　せっかくわたくしとヴァニラがいい空気を作っているというのに、なんなんですか貴女がたは！？」
楓「えっ、わしらが怒られるの？」
ル「驚愕。おやつを食べていたら。叱られてしまうとは」
ヴ「まあまあお嬢様。マスコットの方々も、２２日からは本気を出すそうですし、今日のところは腑抜けさせてあげても良いのではないでしょうか」
楓「えっ、わしら腑抜けてた？」
ル「驚愕。いつも通りにしていたら。腑抜け呼ばわりされるとは」
キ「ま、ヴァニラがそう言うのでしたら、今日のところは許して差し上げます。では、わたくしもスコーンを頂こうかしら。ヴァニラ」
ヴ「はい、お嬢様」
楓「なんか許されたのじゃ」
キ「では、今日のところはここまでですわ。ユーザーの皆様も、たまには紅茶にスコーンなどを合わせて、優雅なひと時を送ってみることをお勧めいたしますわよ」
楓「しかも勝手に締めくくられたのじゃ！？　で、ではの！！」