そ、そそそそそそ、総選挙じゃと！？

「楓と」
「いぶきの」
「「お化けコーナー！！」」
　
「というわけで、わしがナインテイルのためらうどっしりとしたマスコット、楓じゃ」
「あたしがトライテイルの強いスロー連打のいぶきよー！」
「今日はルナが近所の猫会議なのでいぶきを連れてきたのじゃ」
「やっほほいー♪　トライテイルの作品の頻度が低くてほとんど出番がなかったけど、生きてるよー」
「ときに知っておるか、いぶきよ。最近世間では、「そうせんきょ」というものが流行っているらしいぞ」
「あー知ってる知ってる、ＡＫＢ総選挙よね♪　最近というか、すでに先週の話題だけど」
「わしはその、えーけーびーとやらはマガジンの漫画でしか知らんが、いわゆるそのそうせんきょじゃ」
「で、その総選挙がどうしたの？」
「うむ……実はのう」

　
　
「かくかくしかじかで、ＶＢＦ総選挙を行うことになったのじゃー！！！」
「ええーっ！？（なんでdualtailばっかり…）」
「事の発端は、このような会話じゃ」
　
　
（先週の話）
　
おにー「なあんか最近はＡＫＢのニュースが多いなあ」
トラ「あー、たしか総選挙があるんじゃなかったっけ？　最近テレビとかつけると総選挙の話題だらけだよ」
おにー「ふむう、めっきりテレビとか見なくなってそういう情報はよくわからん」
楓「腹がへったのう」
トラ「早く解散して選挙をすべきだとか、こないだも駅前で拡声器で――」
おにー「いやそれ違う総選挙だから！　危ないから！」
トラ「間違えちった！　てへぺろ♪」
おにー「語尾に音符つけるなキモイ」
トラ「しかしあれだね、うちもブームにのって総選挙するか！」
おにー「ん？　スタッフ総選挙でもするか？　センターになったら次のディレクターやるの」
トラ「ひいっ、票数トップが一番地獄じゃねーか！　せめてＶＢＦのキャラとかでやろうよ！！」
楓「お、おにーとトラの机においしそうな飴玉が」
おにー「そうだなあ。じゃあ次のキャラクター人気投票と一緒に、ユニットの総選挙でもするか」
トラ「なるほど。キャラクター人気投票と同時開催で、ユニット人気投票するわけか」
おにー「ユニット総選挙か。ユニットって全部で何キャラいたっけか」
トラ「一般ユニットだけで200体とかいってた気がするが」
おにー「200体で人気投票とか気が狂ってるわ。じゃあせめて女の子キャラだけにしておくか」
楓「うげ、なんか血の味がする飴玉じゃのう」
おにー「つか、なに人様の鉄分キャンディを勝手に貪っとるんじゃこの妖怪食っちゃ寝がー！」
楓「ぎゃあ！！」
　
　
　
「という話があったのじゃ」
「へー。（楓っちが飴玉を食べるくだりは要らなかったんじゃ…）」
「で、その後はおにーが他のメンバーの空き時間という名の睡眠時間を分けてもらって、色々やっていたようじゃぞ」
「ふーん。で、その総選挙ってのはいつやる予定なの？」
「うむ。金曜日と言っておったのじゃ！　金曜日というのは、フライデーじゃ。揚げ物の日じゃな」
「楓っちは英語を学びなおしたほうがいいと思う。ま、何はともあれ金曜日に総選挙開催、ということなのねー」
「えんぐりっしゅはちんぷんかんぷんなのじゃ」
「ま、英語はおいおい覚えていきましょっか。とりあえず、今のところの情報はそこまで？」
「うむ。あとは揚げ物フライデーに告知があるのじゃろう」
「そっかそっか。じゃあ告知は以上ねー。告知というか、半分くらいはおにーとトラの会話だったけど」
「おにーだろうがけまーだろうがゆーざーの皆に伝われば問題ないのじゃぜ。ドヤ顔」
「ドヤ顔しない！」
「ぎゃふん！」
　
　
　
　
「告知。金曜日から。ＶＢＦの総選挙を行う。詳細は金曜日に発表されると思う」
「ルナっちいたんだ！？」
「うむ、なら今日は三匹揃ってスタッフの金で飯でも食うのじゃ」
「賛成。特上寿司がたべたい」
「人の金で特上寿司とか……この人たち恐ろしすぎる」
「大丈夫大丈夫、スタッフの金はマスコットの金。マスコットの金はマスコットの金じゃ！　ゆーざー諸君も金は大事に保管するのじゃぞ。じゃあの！」