そうだ、投票に行こう。

「皆の衆! 元気にしておったか?
 御先稲荷が眷属、ninetailの看板娘、楓とはわしのことじゃ!
 さーて、いよいよ明日から抱き枕投票が開始なのじゃ!!」

「忘却。4月1日は。無かったことに。
 追加。自己紹介も改めてやれと。言われたので。
 猫又。dualtailの看板娘の。ルナ」

「ええー、アレどう見ても……わざ……あ、うん、ごめん睨まないでくれる、ルナっち?
 あたしはtritailの看板娘の1人、鎌鼬3姉弟妹の長女、いぶき! 『恋祭☆綺想カメリアノート』、絶賛発売中よ☆」

「……ねえ、どうしてわたしまで引っ張り出されてるのよ?」
「細かいことを気にしたら負けなのじゃ。
 さあ、きりきり自己紹介せい!」

「正直、過去の日記にしか出てきてないから、ほとんどの人わたしのこと知らないわよう。
 えーと、看板娘じゃないけど、時々遊びに来てるコウモリの変化、ニュクスよ。
 どうせ次に会うのはしばらく先だと思うケド、まあよろしくね?
 あと、ここから下は『続きを見る』を押してね」

「諦観。やる気のない。自己紹介と説明」
「ダメよ! ニュクスっち、もっとテンション上げてイかなきゃ!! あたしみたいに!!」
「お断りよ!!
 ああホラもう、楓、ちゃっちゃと先進めちゃって頂戴!」

「うむ、そうじゃな。
 ひとまずは投票方法について、もう一度告知しておくのじゃ。
 ああ、そうじゃそうじゃ、折角なのであの時の順位も伝えておくかのう。」

「暴露。実は。発表するのを忘れていた。」
「おにー、よっぽど疲れてたのねー。」
「もう若くないんだから無理するなってハナシよね。
 夜更かしするなって言ってんのに、ダラダラと深夜まで色々やってるのよあのバカ」

「まあ、新作の『仕込み』とやらで、実は社内もてんてこ舞いじゃしのう。
 しかし、まるで女房のような言い様じゃのう……」

「うっさいわね! ブン殴るわよ!?
 ホラ、ルナ、早く発表する!」

「横暴。照れ隠しに。当たり散らすのは。
 まず3位から。……リール」

「まあ、順当なところよねー。黙っていれば女の子に見えなくもないし。
 うちのはやての可愛さには負けるけど!」

「男で可愛さ競ってどーすんのよ……」
「いいじゃない、何だって勝った方が気持ち良いのよ!
 ええと、それじゃ2位ね。
 わお、ラググが2位だって! すごいわね!」

「下克上。フリードより。断然票が入っていた」
「というかフリード、VB系主人公の中で、唯一得票ゼロだったのよね!」
「ブチ切れて皇帝モード入って、ラグナロクしなきゃいいけど」
「おっかないのう。
 そして栄えある第1位は、ホムラ隊長だったのじゃー!
 おめでとうなのじゃー!!」

「報告。本人に伝えたら。物凄く味わい深い表情で。嫌がっていた」
「まあ、うん、普通はそうよねー」
「警備員の何人かが、『自分も隊長の抱き枕欲しいですー!!』って叫んで、ドン引きされた挙句ホムラに殴られて吹っ飛んでたわ。
 幸せそうな顔してたのが印象的だったけど」

「おっそろしい世界じゃなあ!
 さて、それでは投票所へ行って、るーるの確認と投票を行うのじゃ!」

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「切望。皆の投票が。明日の抱き枕に」
「み、妙な宣伝文句ね……。
 でも、これである程度盛り上がったら、色々やってみたいわよね!」

「そうね、本業に支障がない程度なら、スタッフ連中も面白いことやりたいって言ってたし」
「では、皆の衆! 中間発表までさらばじゃ!!」
「予定。水曜くらいに。発表する……かも」
「おにーのテンパり具合で、微妙に変わるらしいわよー?」
「やれやれ、行き当たりばったりねえ……。
 それじゃ、楓、シメてくれる?」

「うむ、心得たのじゃ!
 それでは皆の邪念に満ちた一票を待っておるのじゃー!」