発売前のVBGI講座じゃ!

楓「なぜ?」
ルナ「なに?」
「「おしえて☆びーなすぶらっど~!!」」

「というわけで、わしがなにかと迷宮内の食糧庫に入り浸るナインテイルのマスコット、楓じゃ!」
「紹介。私はルナ。魔法陣の間からこっそり魔力を頂いているデュアルテイルのマスコット」
「ルナよ、いよいよ来週に迫ってきた7月28日は『VenusBlood GAIA international』の発売日じゃ!」
「待望。クラウドファンディングの発表から14か月。実に長かった」
「しかし、喜んでばかりはおられん。VBGといえば、10年前に発売された旧作はVBシリーズの中で一番難しいとまで言われておる、実に難易度の高いゲームでのう」
「心配。そんな難易度の高いゲームを令和に発売し。新規ユーザーの皆からクレームがきたら。スタッフの胃が穴だらけになる」
「うむ、とても困る。なので、今日は実に1年半ぶりのVB講座を開催してみようと思うのじゃ」
「納得。ということは。今日も講師がやって来る?」
「その通りじゃ! ではさっそく本日の講師の登場じゃ! どど~ん!!」


「エネルゲイアの秘書官こと、レイン・ジーデルンじゃ」
レイン「フフ、こんな場所に呼ばれるだなんて、ドキドキしちゃうわね。私がエネルゲイアの夢魔、レインよ」
「立場。大公に振り回されて。いつも苦労をしている。イメージがある」
「エネルゲイアで苦労性といえばレインじゃな」
「ちょ、ちょっと待って。あなたたち。否定はしないけど、ゲーム発売前から苦労性みたいなイメージを植え付けないで頂戴」
「否定はせんのか……」
「苦労。エネルゲイアの秘書をやるにあたり。一体どのようなところに。苦労しているのだろうか」
「嫌ねえ、苦労話を続けるの? そうね、やっぱり1つの国を動かす上では、財源のやりくりは常に頭を悩ませる問題だわ」
「そりゃそうじゃな。何をするにも、金と食料。あとは魔族なんかはスートラこと魔力がないとまともに活動できん」
「動力。それに加えて。エネルゲイアはエーテルという新エネルギーで動いているので。エーテルの管理もしなければいけない」
「そうなのよ。国を動かすだけでもそれらは必要なんだけど、更に敵襲となったら前線で戦ってくれる子たちにも報酬を払わないといけないのよ」
「そういえば、わしも師団に入って戦うときはきちんと食料を対価として貰っておるのじゃ」
「対価。私も戦った分だけ。おなかいっぱいの。ご飯を所望している」
「そういえば貴女、純粋な魔族なのに報酬が食料希望の珍しいユニットだったわね。魔族師団は魔力が枯渇しやすいから、ありがたいわ」
「まあルナが食いしん坊なのはさておいて。確かに、毎ターンのように戦っていれば、財源はどんどん減っていってしまうじゃろうなあ」
「財源。そもそも作中では。エネルゲイアの財源は。どのように表記されているのだろうか」
「ええと、口で説明するより画像で説明したほうが早そうね」

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「なるほど、ゲーム画面の右上に資源が表記されているわけじゃな!」
「増加。毎ターン。勝手に増えていくのならば。心配することはないのでは?」
「ところがそうもいかないの。こう言ってはなんだけれど、毎ターン400程度じゃ、人件費もろくに払いきれないマイナス収支の大赤字なのよね」
「どこの世界も、収入よりも支出のほうが多いと破産してしまうのは変わらんのう」
「収支。ではどうにかして。収入を増やしていかないと。いけないということ?」
「わかってるじゃない。そこで、収入を増やすために必要な施設がこれになるわ」

「お、知っておるぞ。食糧庫はいつも肉やら穀物やらが備蓄してあって、たまに侵入しておつまみを頂戴しておるのじゃ!」
「同様。私も魔力をちょくちょく。ちょろまかしている」
「貴女たち……後日それについてはじっくり話し合いましょうね?」
「おっと、口が滑ったのじゃ」
「失言。今のは聞かなかったことに。してほしい」
「はぁ……まあいいわ、よくないけど。とにかく今は財源の説明しちゃうわよ」
「そうそう、つまりは迷宮内にこの部屋をたくさん立てれば良いということじゃな?」
「それでもいいんだけど、その上でもっと重要な活用法があるのよ。画像の説明をもう一度見て頂戴?」
「黙読。下のところに。『永続的に生産量+20』とか書いてある。これは何やら重要そうな気がする」
「ほほう、つまり、こういうことじゃな?」

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「増強。つまり財源部屋の中。もしくは財源部屋のある階層で。勝利を繰り返すことにより。無限に税収が上がっていく」
「そういうこと。1ターンで20ちょっとでも、それが5ターンもあれば100の増強よ。これを続けていけば毎ターンの収支がプラスになっていくし、赤字脱却よ」
「そうやって赤字を脱却できれば、さらに人員を増やしたり、高額なギャラの強ユニットを雇ったりもできるわけか」
「提案。ならばダンジョンの入り口に。宝物庫や食糧庫を並べて。そこで敵を一網打尽にしよう」
「それが出来れば苦労はないのだけれど、罠とか足止め用の部屋とかも上手に使っていかないと、戦いの合間をすり抜けた敵師団が簡単に下層へと入ってきちゃうの」
「そこらへんがダンジョン防衛の難しいところじゃのう」
「残念。プラス収支への道は険しい」

 

「さて、成り行きで財源について説明しちゃったけど、今日の授業はこんな感じでよかったのかしら?」
「うむ。おかげで、ゲーム開始早々破産へまっしぐらというユーザーも減ることじゃろう!」
「そう? 本当はもっと基礎的な、師団の組み方とか、効率的に戦えるスキルとか、そういうのを紹介したほうが良いかと思ったんだけど」
「基礎。VBシリーズはシステムが独特なので。基礎から教えようとすると。とんでもなく大変そう」
「そういうときはこれじゃな! コボルド兵法の書じゃ!」

クリックして兵法の書まとめを開く

「あら、そういえばこんなのもあったわね。秘書室にもキャリアウーワンがどこからか持ってきた兵法の書が仕舞ってあったわよ」
「兵法。確か【兵法の書まとめページ】があるので。そこを見てみるのも良いかもしれない」
「ちょっと注意点として、上記のまとめページはVBシリーズとしては最新作である『VenusBlood Savior』に合わせて作ってあるので、ガイアの世界には存在しないスキルなんかも載っておるのじゃ」
「エネルゲイアに存在しないスキルだなんて、なかなか面白い資料になりそうね。テオが見たら喜んで研究しそうだわ」
「予感。テオフラッドが研究熱を上げると。レインがさらに苦労しそう」
「……そうね、テオには悪いけど、この資料は見せないでおくわ」
「うむ、それが良い!」

* * * * * * * * * * * *

「そんなわけで、レインによる講座だったのじゃ」
「帰還。レインはこの後も仕事があるらしく。エネルゲイアへと帰っていった」
「さて、ではわしらも最後にお知らせごとを一通り紹介してしまおうかのう」
「了解。ではまずは。先日から紹介している。『VenusBlood GAIA international』の。体験版」

ミラーサイト「すえぞうのギャルゲー補完計画」
(日本語版:成人向け)●体験版掲載ページ
(英語版:全年齢向け)●体験版掲載ページ

ミラーサイト「www.LatherCraft.net」
(日本語版:成人向け)●体験版掲載ページ
(英語版:全年齢向け)●体験版掲載ページ

「こちらは、ゲーム本編を2章まで遊べる体験版じゃ。2章で終了とは言え、結構なボリュームじゃぞ」
「試遊。先ほどの資源部屋の活用方法なども。体験版であらかじめ試しておくのも。良いかもしれない」

 

「そしてもう一つお知らせじゃ。まずはこちらの案内を見るがよいぞ」

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「配布。どうやらVBGI発売日である7月28日に。イラストカードの配布イベントが。あるらしい」
「ほほう、場所は東京は秋葉原の『ソフマップAKIBA』、大阪は日本橋の『ソフマップなんば店』で行われるようじゃな」
「準備。ソフマップ以外の。他店での購入や。通販での購入でも。VBGI特装版を購入した証明があれば。カードが貰えるのだとか」
「28日、時間が空いておったら是非とも足を運んでもらいたいところじゃな」
「来週。28日はソフマップで。カードをゲット」

 

「さて、お知らせも以上かの? では今日のところはここらでお開きじゃな」
「疲労。1年半ぶりのマスコット講座は。実に疲れた。涼しい場所で横になって。シロップたっぷりのかき氷を食べながら。ぐうたらしたい」
「いいのう、かき氷。最近はふわふわだったりフルーツたっぷりだったり、いろいろなかき氷があるからのう。まあ、この暑いなかお店に行かねば食べられないのが困りものじゃが」
「妥協。仕方ないので。冷凍庫に入っているアイスを。勝手に頂いてしまおう」
「勝手に食べるのは如何なものかと思うが、名前を書いていないものは誰が食べても文句を言えないルールじゃからな。では、ユーザー諸君も、冷蔵庫にスイーツを入れておくときにはきちんと記名をしておくのじゃぞ! でわの!!」