「ハッピーハロウィーン! この季節だけは元の姿で外を歩いても大丈夫なので、尻尾を伸ばしておるninetailのマスコット、楓じゃ!」
「祝祭。同じくこの季節は素のままで街を練り歩く。dualtailのマスコット。ルナ」
「しかしアレじゃな、今年は色々あって、あんまり仮装行列とかの雰囲気ではないのう……」
「残念。それでも商店街とかでは。少しでも盛り上げようと色々やっている模様」
「わしもさっきお菓子をもらってきたのじゃ。
……子供に耳やら尻尾引っ張られまくったのじゃがな」
「報復。わたしの尻尾を引っ張った悪ガキどもに。三日三晩夜尿症になる呪いを。かけておいた」
「えげつねえ真似をしくさるのじゃ……。
3日続く辺りが絶妙に嫌じゃのう」
「効率。呪詛はそれくらいの期間にしておくのが。一番コスパがいい」
「むむ、そうなのか?」
「比較。楓は時間当たりのリソース消費がバグってる神術しか知らないから。コスト感覚がガバガバ。わたしの苦労を。もっと思い知るべき」
「お、おう、そうじゃな……?(良く分からん)
それはさておき、今年も方々の世界を巡ってお菓子をねだりに行くのじゃ!」
「了解。毎年のことなので。術式は既に……あ」
「む? どうしたのじゃ? そんなに冷や汗流しまくりのルナは初めて見るのじゃが……」
「失態。夜尿の呪詛のせいで。魔力の蓄積が足りない」
「アホかー!! どうするんじゃこれから!!」
「提案。仕方がないので。今年は1箇所に集中して。転移することにする」
「むう、仕方ないのう……。それで、どこにするんじゃ?」
「履歴。過去に転移したことのある場所の方が。色々魔力リソースも圧縮できるので。ユグドラシル大陸などが。良いのでは」
「VBFの世界じゃな。なんだかんだで何度も行っておるからのう、あそこは……」
「早速。術式を深層領域から解凍。後は仕上げで楓の神力を注入」
「うおおりゃああああ尻尾を立てるんじゃあー!!」
~みょんみょんみょんみょん~
「あら? この術式の気配は何だか覚えがあるような……?」
「呼ばれずとも飛び出るのじゃあああ!
お菓子を寄越すかお菓子を食べさせるのじゃあ!!」
「うお、いつだったかの子狐じゃねえか!
……そんな台詞だったっけかあ?」
「正解。トリックオアトリート。お菓子をくれなきゃ。イタズラする」
「あ、あの、どうしてスカートを引っ張りながら言ってるんですかあ!
もうイタズラしてるじゃないですかあ!!」
「失敬。何故だかこうしないと。触手たちに叱られる気がした」
「ほらほら、ちゃんとお菓子をあげるから、リグレットを解放してあげて?
本当は今日のお茶会用に作ってきたのだけど……」
「ほうほう、美味しそうな焼き菓子なのじゃ! ありがたく頂くのじゃ!」
「広い心で仔狐と仔猫が菓子を食うのは許すが、妾の分に手をつけたら分かっておるな? ……むしるぞ」
「ひぃっ! 毛どころか尻尾までむしられそうじゃ!」
「宣伝。ここは機嫌を取っておくのが。保身のためにも良いかと思われる。ただいま好評発売中の『VenusBlood AfterDays』を紹介」





主神の知略、見て驚け!!」



そういえば風の噂では、出資を募るプロジェクトの第2弾も、大成功の内に終わったそうですね」







それにしてもお菓子美味いのじゃ」

焼き菓子も美味しくて当然です」

私だとこうはいかなくて……」



神殿に遊びに来る子供たちにあげようと思ったの!」

妾は献上されるばかりじゃ!」
「しかしルナよ、割と仲良いよな、こやつら……」
「母娘。家族のようなものだろうから。こういったやり取りも。いつものことなのかもしれない」
「他の作品だと、勢力同士割とギスギスしておるからのう……」
「宿敵。『VenusBlood HOLLOW』などでは。お互いに覇権を狙う敵同士なので。こういうお茶会は有り得ないかもしれない」
「まあ、わしらとしては、お菓子のおこぼれに預かれるので、こっちの方が有り難いのじゃ!」
「む、転移ゲートが不安定になってきておるぞ?
そろそろ戻らねば、帰れなくなるのではないか?」
「期限。いつもより魔力をケチったので。効果時間が危うい」
「のわあああ、落ち着いて菓子を食ってる場合か!
残りはお土産にして、さっさと帰るのじゃ!」
「借用。ちょっと漏れ出してる女神たちの神力を頂戴して。ゲートを安定化させる」
「慌ただしいが、わしらは帰るのじゃ!
お菓子美味かったのじゃ! ではまたいつかなのじゃ!」
「帰還。それでは術式を準備。座標固定。魔術回路励起――」
~みょんみょんみょんみょん~
「危なかった、間に合ったのじゃ!」
「最悪。あちらでしばらく魔力を溜めてから。戻ってくる算段もある」
「あちらはあちらで悪くないが、魔物がおったりとおっかねえのじゃ。
現代の日本はVB世界に比べれば、すこぶる安全で過ごしやすいからのう」
「肯定。焼き鳥がこんなに気軽に食べられる世界は。かなり珍しい」
「お、なんだ食っちゃ寝ーズ、またどっかでお菓子タカってきたんか」
「お、おぬしはトイレ掃除が主な業務の雑用社長、おにーではないか」
「酷い説明セリフもあったもんだよ!?」
「強要。トリックオアトリート。お菓子を寄越すか。お菓子を買ってくるか。どちらかを選んでいい」
「結果変わんねえよ!? まあ椎咲さんが送ってきてくれた激ウマ菓子のとおりもんあるから食え食え」
「うっひょー美味えのじゃ! こればかりはこの辺りでは食えんからのう!」
「美味。洋菓子と和菓子の。絶妙な融合がたまらない」
「オマエらも食ってばかりじゃなくて、マスコットの仕事するんだぞ?」
「失敬な、わしらの勤労意欲をナメたらいかんのじゃ。
異世界におっても宣伝を忘れぬ、看板娘の鑑じゃぞ?」
「比較。それに比べて。この白まんじゅうは。マトモに宣伝もしない。
社長の自覚に乏しいのでは?」
「辛辣ゥ!! マスコットにここまでアオられる社長ってある!?
ばっかおめえ、わしだって宣伝の1つや2つ……えーと、なんかあるかなあ……」
「今になって探しておるのじゃ。使えねえのじゃ」
「故事。泥棒を捕まえてから。縄を編むかのよう」
「うるせえよ!? あ、あった! もげらから預かってたコレがある!
絶好調開発中の『VenusBlood ORBIT』の主題歌だ!」

「おお、珍しくおにーが仕事しておる!
皆の者、是非聴いて欲しいのじゃ!」
「楽曲。いつもお世話になっているsolfaさん制作なので。クオリティも折り紙付き」
「更には追加の画像とかもあるぞ!
VBシリーズ初参加の絵描きさんも、たくさんおるで!! 中にはユーザーだった人もいたりするので、面白いですやね」







わしも空気読まずにロリキャラ放り込み続けるから!」











そろそろ夜半は寒くなって来た頃じゃからな、ユーザーの皆も体調には気をつけるのじゃぞ! じゃあの!」
トリックオアロリータ!
幼女くれなきゃ隕石降らすぞ♪
という訳でVBOではママを!
具体的には某エルフの11歳のママや某魔法使いの8歳のママみたいなママを下さいお願いしますなんでもしますから!(なんでもするとは言ってない)