ハロウィンがきたのじゃ!



楓「ルナよ。今年もわしらがお菓子をもらえる季節がやってきたのじゃ!」
ル「語弊。それだと正しく伝わらない可能性がある。きちんと。ハロウィンと言わなければ」
楓「そう、そのハロウィンじゃ。わしとルナが色んな世界を渡り歩いて、お菓子を貰いに行く催しの日じゃ!」
ル「例年。色々な国に。出向いているけれど。今年も?」
楓「うむ! 色々迷ったのじゃが、今年は都市国家カルナスを訪ねることにしたぞ!」
ル「訪問。カルナスといえば。先日。ロスターとかいう探索者に。キャラクターインタビューの。依頼を出した場所」
楓「そうそう、そのカルナスじゃ。ロスターをはじめ、色々な連中が居て面白そうじゃろ?」
ル「近況。ロスターの所属する。フラグメンツという。探索者チームは。頑張っているだろうか」
楓「それを確認するためにもこれから会いにいくのじゃ。わしの神通力で世界の門を開いてのう……!」
ル「空間。次元の壁を飛び越える。私も。術式で。手助けをしよう」
楓「今年はどんなお菓子が貰えるのか楽しみじゃ!」
ル「回想。ただ。思い返すと。この日は。お菓子のために。一昨年も。去年も。毎年。とんでもない目に合っている。気もするけれど」
楓「細かいことはいいのじゃ! いざナインテイル・テレポート!」

ル「到着。どうやら無事に着いたらしい」
楓「ふむ、ここはカルナスの市街地のようじゃな。雑踏の賑やかさが伝わってくるのじゃ」
ル「探訪。お菓子をくれる人達はどこに?」
楓「確かこっちにあやつらのアジトがあったはずじゃ。早速行ってみるのじゃ」
ル「熟達。フラグメンツのメンバーである。パーシィという娘は。とても料理上手と聞く。きっと。お菓子作りも。上手に違いない」
楓「ほほう、それはますます楽しみじゃの! ……おっ、ここじゃここじゃ」
ル「発見。ここが。目的の建物」
楓「ノックこんこん! 楓とルナがお菓子をもらいにきてやったぞ! 早く開けるのじゃ! トリックオアトリート!!」
ル「貼紙。扉に何か紙が貼ってある」
楓「なになに、ただいま迷宮を探索中。御用の方は、出直してください……じゃと!?」
ル「絶句。せっかく来たのに。留守とは」
楓「ここまで来て諦めたくないのじゃ! ルナよ、こうなったらわしらも迷宮に向かうぞ!」
ル「探索。お菓子という秘宝を求めて。迷宮に潜ろう」

楓「というわけで迷宮にやってきたのじゃ。さて、ロスター達はどこにいるのかの?」
ルナ「危険。ここから先は。死と隣り合わせの世界。具体的には。魔物や罠が。たくさん待ち受けている」
楓「むっ、向こうから何者かの声が聞こえるぞ。さてはロスター達ではないか? 早速ダッシュじゃー!」
ルナ「注意。迷宮内で。そのように何も考えずに走っていたら。命がいくつあっても……」

????「La――――!!」

楓「ぎゃああーッ!? あ、頭が割れそうじゃあ……!」
ルナ「音響。何者かの声が。岩肌で反響して。楓にダメージを与えている」
アシュリー「あによ、失礼ね。人の唄聴いて耳を塞ぐなんて」
楓「唄じゃと? 今のジャイ●ンハウルがか?」
ルナ「竜奏。見覚えがある。彼女はフラグメンツのドラゴンレイス。アシュリーに違いない」
アシュリー「あら、わたしのこと知ってるのね。歌姫アシュリーの名前も、ちょっとは知られるようになってきたってところかしら」
楓「いや、わしらはロスターとパーシィを探してここまでやってきたのじゃ」
アシュリー「なによ、目当てはあいつらなの」
オイフェ「生憎ここにロスターさん達はいませんよ。迷宮に来ているとは思いますが」
楓「うお、でかいトカゲが喋りおったぞ!?」
ルナ「巨漢。アシュリーの兄、オイフェ。彼等の種族は。性別により。姿も大きく異なるのだったか」
楓「なんじゃ、脅かしおって。しかし、困ったのう。ロスターたちがおらねば、お菓子をもらえないのじゃ」
アシュリー「アンタ達、お菓子のためにわざわざ迷宮までやってきたの?」
ルナ「説明。今日は。年に一度。お菓子を貰いに。各地を旅するという。イベントの日」
オイフェ「そのようなイベントは初耳ですが、お菓子のようなものでしたら、私も携行食糧として持っていますよ」
楓「本当か!? トリックオアトリートなのじゃ!」
ルナ「翻訳。『お菓子をくれないと。ひどい目にあわせてやるぞ』と。楓は言っている」
オイフェ「ええ、どうぞ。お近づきのしるしに」
楓「……なんじゃ? これは」
ルナ「困惑。干したスルメのようなものを。酢に浸けたこれは。お菓子なのだろうか」
楓「はむはむ……美味いぞ。美味いんじゃが……」
ルナ「咀嚼。もぐもぐ。なかなか。噛むほどに。味がにじみ出る」
楓「ううむ、これをハロウィンのお菓子に分類するのは違うような気がするのじゃが……はむはむ」
オイフェ「旅で知り合った、よっちゃんという方が教えてくれたおやつなんですよ」
ルナ「名称。よっちゃんのイカ。略して。よっちゃんイカと名づけよう」
楓「うう…よっちゃんイカは確かに美味いのじゃが、わしらが求めてたのはもっと甘~いお菓子なのじゃ~!」
アシュリー「なによ、せっかく貰っておいて文句言うなんて、図々しい連中ね。……もぐもぐ」
ルナ「芳香。アシュリーの持つ。袋から。甘くて。美味しそうな香り」
楓「なんと!? アシュリーが食べておるのは、クッキーではないか! そっちが欲しいのじゃ!」
アシュリー「だーめ。これはパーシィに貰ったもので、残り少ないんだから」
楓「ケチンボなのじゃー! ちょっとだけ、一口だけなんじゃー!」
アシュリー「ふっ、いくらせがんでもあげないわよ。もぐもぐっ、あぁ美味しい♪」
ルナ「驚愕。私たちに分けてくれるどころか。全て一人で。食べつくす勢い」
楓「ぐぬぬ、見せ付けるように食べおって」
オイフェ「こら、やめなさい、アシュリー。意地汚い」
ルナ「食欲。いよいよ欲しくなってきた。これはパーシィ本人を見つけ出すしか」
楓「おのれ、こうなったら更に奥まで探しにいくのじゃ!!」

楓「おおっ、なにやらあっちが光っておるようじゃぞ? 行ってみるかのう?」
ルナ「既視。さっきも同じようなことを言って、酷い目に遭ったような」
楓「細かいことは気にせん! さて、ここはどうも鉱脈のようじゃぞ。岩肌からキラキラしたものが顔を出しておる」
ルナ「鉱石。初めてみる石だけれど。キラキラしているし。もしかしたら。甘い飴で出来ていたりは。しないだろうか」
楓「ううむ、試しにちょこっとかじってみようかのう」
サフィーナ「あそこにあるのは星雲石。魔法の媒介にしたり、機械の動力にもなる。それに自分達ジュエリアには大切なものだから、食べてはダメ」
楓「どわっ、なんじゃおぬしは! いつからそこに!?」
ルナ「初見。彼女はサフィーナ。ロスターの仲間の1人」
楓「なんじゃと? そういえばインタビュー紹介で見た覚えがあるのう」
ルフェイ「ロスターさんのお知り合いの方ですか?」
楓「うむ! 事情あって、はるばるとここまでお菓子を貰いにやってきたのじゃ」
ルフェイ「お菓子を……? 私はルフェイ。ロスターさんにはいつも探索者仲間としてお世話になっている者です」
ルナ「質問。そのロスターはどこに?」
サフィーナ「ロスター達なら今日はもっと深い階層に行っている。自分とルフェイはこの辺りの調査任務があったので別行動」
楓「なんと! そうであったか。ようやくお菓子にありつけると思っていたのに、残念じゃのう」
ルフェイ「あの、さっきから気になっているのですがお菓子とは……? それに2人とも見かけない顔ですが、探索者ライセンスは持っているのですか?」
楓「ライセンス? なんじゃそれは?」
ルナ「推測。恐らく。迷宮を探索する上での。許可証のようなものなのだろう」
楓「なぬ、探索にそんなものが必要なのか! 意外と堅苦しいのう。そんなものわしらが持っているわけなかろう」
ルフェイ「えっ、ライセンスを持っていないんですか!? いけません、迷宮遺跡はとても危険な場所です。素人が護衛もなしにうろついていい場所ではないんですよ!?」
ルナ「困惑。楓が。ルフェイに。お説教されている」
楓「え、いや、じゃが、そもそもわしらはお菓子を貰いに来ただけで、迷宮探索にきたわけではないんじゃが……」
ルフェイ「お菓子だったら、私の持っているものをあげます。だから今日のところはおとなしく帰ってください」
ルナ「入手。ぷりぷりと怒ってる人に、ビスケットを貰ってしまった」
楓「おお、早速頂くのじゃ!」
ルナ「試食。さくさく。こんな迷宮で。ビスケットを。食べられるとは」
楓「うまうま。ジャムの甘みが香ばしさを引き立てるのう」
サフィーナ「ジャムはルフェイのお手製。紅茶もある。お菓子タイムは、探索中の大事なオアシス」
ルフェイ「暗い地下を長時間探索しますからね。心の癒やしになる携行食糧には気を使います。それだけでなく、そもそも探索には綿密な計画と入念な準備が必要で、決して素人が軽はずみに行っていいことでは……」
ルナ「器用。世間話から。スムーズにお説教に舞い戻った」
楓「まさかまだ説教が続くとは思わなんだ。ティータイムと並行して説教されるとは、貴重な体験じゃのう」
サフィーナ「正論。ルフェイの言うことは間違ってない。だからちゃんと聞いてほしい」
楓「サフィーナとやら。ルナの口調が写っておるぞ」
サフィーナ「意外と。喋りやすかった」
ルフェイ「ちゃんと聞いているんですか!? ほら、黒髪の貴女もです」
ルナ「叱責。私も。怒られていたとは。これはおとなしく聞いておいた方がよさそう」
楓「これを食べたら戻るので、大目に見てほしいのじゃ!」

楓「ふふ~ん♪ ルフェイにはああ言ったが、ここまで来て簡単に引き上げられるわけがないのじゃ」
ルナ「階層。あそこから少し下って。なにやら。様子の違う場所に出た。どうやら機械文明の遺跡らしい」
楓「いやはや、都市の地下にこんな遺跡が眠っておるとは、すごい場所じゃのう」
ルナ「好奇。確かに。色々と。ミステリアスで。探検したくなる」
楓「じゃが、今のわしらは遺跡ではなくお菓子を探す身。ちょうどよい。あそこにいる者らに聞いてみよう」
ルナ「奇遇。どうやら。あそこにいるのも。フラグメンツのメンバー。機械ギルドに所属する。狙撃手のケイと。研究者のクリス」
楓「そこの二人! トリックオアトリートじゃ!!」
ケイ「あれっ? 博士、向こうから誰か来たのさ。博士の知り合い?」
クリス「いや、知らないな。見たところ獣人のようだし、君の友人ではないかね?」
楓「わしらは獣人ではないぞ。わしに限って言えば妖怪……いや、正確には神なのじゃ」
クリス「ほう、神と来たか。面白いことを言うね。もしそれが本当なら、生態を調べさせてほしいものだが」
ルナ「危険。クリスの目が怪しく光った。あれは。モルモットを嬉々として。解剖する研究者の目」
ケイ「い、いくら博士でもいきなりそこまでしないよ……多分だけど。それよりキミ達、ここに何しにきたのさ?」
楓「うむ、実はかくかくしかじかこれこれうまうまじゃ」
ケイ「へぇ、あんちゃんにお菓子を貰うため、わざわざこんなところまで」
クリス「今の説明で意思疎通できるとは、ますます興味深い……。けど残念だったね。ロスター君達はここにはいないよ。もっと奥の階層にいるはずだ」
ルナ「落胆。ここまできたというのに。また外れとは」
ケイ「そう気を落とさないで。あたしもお菓子くらい持ってるのさ。特別に分けてあげるよ」
楓「おお、その言葉を待っておったぞ。トリックオアトリートじゃ!」
ルナ「翻訳。『お菓子をくれないと。おまえのおでこにラクガキするぞ』と。楓は言っている」
ケイ「はいはい、ちょっと待つのさ。がさごそ……はいこれ」
楓「なんじゃこれ? ええと、umy棒にチロリチョコ……?」
ルナ「絶妙。私たちの知っているものと。微妙に名前が違うけれど。umy棒にチロリチョコ。この世界にもあったとは」
ケイ「弟達の駄菓子なのさ。あたしも探索中とかに、ちょっと口寂しい時は食べてるよ」
楓「まさか迷宮の奥でumy棒を食べるとは思わなんだが、これはこれで美味いのじゃ! わしはたこ焼き味がよいのじゃ」
ルナ「種類。私は。めんたい味を。貰おう」
クリス「ほう、駄菓子にも色々とあるものだね。こっちのネバネバネールというのは、自分で作るのか」
楓「これまたわしらが知っているものと微妙に近しいお菓子じゃな」
ルナ「魔女。錬金釜で掻き混ぜるイメージ映像が。脳内再生される。例のアレ」
クリス「ふっ、実験らしくて血が騒ぐ。私にもやらせてくれたまえ。まずはこの秘蔵のドーピング液を1滴垂らし……」
ルナ「暗雲。最初の時点で工程無視。これはとんでもない代物が完成するのでは?」
ケイ「博士の作るお菓子なら、間違いないのさ! 遠慮せず食べてって!」
楓「どうも断れる空気じゃなさそうなのじゃ……」
ルナ「観念。美味しくなることを願って。一緒に食べていこう」

楓「……ヒック……まさかネバネバネールにこんな効果があるとは、ヒック、思わなかったのう」
ルナ「薬効。ドーピングのおかげで。一気に探索を進められたけれど。何かしらの状態異常に。かかっている気がしないでもない」
楓「これはもう、今度こそパーシィのお菓子で回復するしかなさそうじゃぞ。ええい、あやつらはどこにおるのじゃ!」
ルナ「発見。向こうに明かりが見える」
楓「ロスター達に間違いないのじゃ! ルナ、ゆくぞ! 今度こそダッシュじゃー!!!」

魔物「グ オ オ オ オ オ ――ッ!!!」
「ぎ ゃ ー ー ー !!!!」

ルナ「驚愕。楓がダッシュした矢先に。魔物と正面衝突」
楓「うぐぐ……なんということじゃ! 強そうな魔物に先制攻撃をかけてしまったぞ」
ルナ「不覚。私としたことが。魔物の吐く炎を。明かりと間違うとは」
楓「さすがに今日は戦う準備なんてしておらんぞ。ここまで来てゲームオーバーとは無念じゃ。コンテニューはないのかのう」
魔物「グオオオオン?」
ルナ「奇妙。コンテニューはともかく。魔物の様子がおかしい」
楓「な、なんじゃ、魔物が消えてゆくぞ!?」

パーシィ「ごめんごめん。驚かせちゃったみたいだね。もう大丈夫だから。あれは魔物じゃなくて、私のアストラルファミリア……召喚獣だよ」
白艶「こんな下の階層で他の探索者に会うのは稀ゆえな。敵と早とちりした。許せ」
楓「おぬしらはパーシィと白艶……! ということは……!」
ロスター「ん? 気のせいか、どこかで見た顔だな。こんなところでどうした?」
楓「ロスター! ようやく会えたのじゃ!」
ルナ「待望。今日はハロウィンだから。お菓子を貰いに来た」
ロスター「ハロウィン? なんだそりゃ」
楓「ハロウィンつったらハロウィンじゃ! トリックオアトリート!!」
ルナ「翻訳。『お菓子をくれないと。ぎったんぎったんのめっためたにするぞ』と。楓は言っている」
ロスター「よく分からないが、お菓子だったらパーシィが持っていたよな?」
パーシィ「うん、アジトで焼いてきたクッキーがあるよ。ちょうどいいから、ここで休憩にしよっか」
楓「それじゃ!! それをずっと探していたのじゃ!!」
ルナ「歓喜。この時を待っていた」
白艶「そういうことであれば、妾もお菓子によく合う酒を進呈しようか」
ルナ「疑問。探索中に酒を飲んで大丈夫なのだろうか」
楓「酔えば酔うほど強くなる酔剣使いなのかもしれんぞ。ルナ、それより今はクッキーじゃ!」
パーシィ「ほら、そんなに慌てないで。はい、どうぞ」
楓「もらったのじゃー! はぐはぐ! ばくばく!」
ルナ「絶品。サクサクの食感と絶妙な甘さで。頬っぺたが落ちる」
楓「むはー! ここまでの苦労が報われるのじゃ!」
ロスター「ははっ、いい食べっぷりだな」
パーシィ「こんなに喜んでくれるなら、作ってきた甲斐があったよ。ロスターの場合、仏頂面で摘むだけだもんねー」
ロスター「いや、そんなことないぞ? 俺だって美味しいと思ってる」
楓「……もぐもぐ」
パーシィ「本当かなぁ。食べてる間、考え事ばかりだし、味わってるかどうかさえ疑問だよ」
ロスター「パーシィのおやつは頭を回転させてくれるんだよ。いつも助かってる」
パーシィ「だったら態度で表してくれないとね」
ルナ「……ぱくぱく」
楓「もぐもぐ……なにやら痴話喧嘩が始まっておるが、まったく気にならんほど美味いのじゃ……もぐもぐ……」
白艶「ふっ、妾もいつものことなのでまったく気にならぬ。どれ、酒を一献」
楓「おお、迷宮内で酒と一緒にクッキーというのもなかなか乙じゃのう」
ルナ「美味。いつまでも食べていられる。パーシィは。お菓子職人になれそう」
楓「何はともあれ、今回もミッション達成じゃな。うはは、わしらにかかれば、迷宮遺跡の探索も楽勝なのじゃ!」
ルナ「忘却。さっき。召喚獣を。魔物と勘違いして。慌てていたけど。あれは気のせい」
楓「というわけで、そろそろ退散するとするかの。迷宮遺跡の真実の解明は、ロスター達に任せておくのじゃ」
ルナ「再見。私達はロマンよりお菓子」

ルナ「帰宅。探索を終えて。元の世界に。帰って来た」
楓「今回はなかなかの大冒険じゃったな」
おにー「お、マスコットーズが、ナンか美味そうなクッキー持ってるぞ?」
ルナ「発見。何やら。白い饅頭のようなものが話しかけてきた」
楓「はて? こんな場所に饅頭なんてあったかのう?」
おにー「こらこら、誰が饅頭だ誰が。こちとら泣く子も黙るおにーだよ? いちお会社の代表の鬼影さんだよ?」
ルナ「認識。本当だ。言われて見れば。鬼影姚二こと。おにーではないか」
楓「なんじゃ、おにーか。トリックアトリート!!」
ルナ「翻訳。『お菓子をくれないと。お前の食事にゴブリンの集団ぶち込むぞ』と。楓は言っている」
おにー「なにそれ、悪戯とかいうレベル超えてない? 怖いわこのマスコットーズ。ガクブル……」
楓「ええい、そういう目に合いたくなければ大人しくお菓子を寄こすのじゃ!!」
おにー「ていうか、ハロウィンは明日だぞ?」
ルナ「……」
楓「そ、そんなことはどうでもいいのじゃ! 一日くらい誤差じゃ! さあ、お菓子じゃお菓子!!」
おにー「しゃーねーなあ。お菓子はないけど、お前らにはそれぞれこれをやろう!」
楓「なんじゃ? この紙切れは」
ルナ「確認。『リグレット抱き枕予約券』『ジルニトラ抱き枕予約券』これは。一体?」
おにー「読んでそのまんまだ。お前らどうせ、抱き枕の受注締切が31日までってことも忘れてるだろうから、代わりに予約しといてやったぜ」
楓「なんと!? そういえば、抱き枕の予約締切は明日までじゃったか!?」
ルナ「詳細。抱き枕の予約日時を。改めて。確認」

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商品内容:『Venus Blood -FRONTIER-』 リグレット 両面描き下ろしフルカラー抱き枕カバー
素  材:A&Jライクトロン(2WAYトリコット)160*50
金  額:¥12300(税込み・送料込み) 完全前金制・銀行振り込みのみ
梱  包:無地ダンボールに封入
受注期間:2015/10/01(木)00:00 ~ 2015/10/31(土)23:59
入金〆切:2015/11/04(水)までに確認できた分
発送予定:2015/12月上旬
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商品内容:『Venus Blood -Empire-』 ジルニトラ 両面描き下ろしフルカラー抱き枕カバー
素  材:A&J 2WAYトリコットライクラ改 160*50
金  額:¥11300(税込み・送料込み) 完全前金制・銀行振り込みのみ
梱  包:無地ダンボールに封入
受注期間:2015/10/01(木)00:00 ~ 2015/10/31(土)23:59
入金〆切:2015/11/04(水)までに確認できた分
発送予定:2015/12月上旬
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楓「おお、本当じゃ。危ないところじゃったな」
おにー「なお、入金〆切は4日の水曜日に確認できた分まで! 銀行によっては早めの入金じゃないと次の日になっちゃうから、そこのところ注意DA!」
ルナ「了解。ユーザーの皆にも。告知しておかねば」
楓「同じく楓通販にある、ギアドラ2の公式通販はまだしばらく受け付けておるんじゃったか?」
おにー「そっちはまだあるよー。数に限りがあるから、気になる場合は早めにポチることをおススメするけど」
ルナ「疑問。両方とも。まとめて予約しているユーザーは。4日までに。抱き枕とギアドラ2。両方の入金をしなければいけない?」
おにー「んー、出来ればそれが一番ベターなんだけど、まあ色々な事情で一括が難しい場合は、とりあえず4日までに抱き枕分さえ入金されていれば、大丈夫じゃないかな~?」
楓「いまいち不安なもの言いじゃが、とりあえず入金は忘れんように注意ということじゃな」
ルナ「期日。発送予定が。12月上旬ということは。今のうちに予約しておいて。友達や。家族への。クリスマスプレゼントにしても。良いタイミング」
楓「ルナはたまに天才じゃな」
おにー「クリスマスプレゼントか……誰かわしにもプレゼントくれねーかなあ。あ、人外ロリでいいです」
楓「敢えて無視するが、わしもプレゼントが欲しいのじゃ。大きなケーキでもよいぞ」
おにー「無視かよ。じゃあ仕方ない、ここまで読んでくれたユーザーのみんなに、お菓子はあげられないけどプレゼントだ!」
楓「なぬ!? 一体どんな風の吹き回しじゃ!?」
ルナ「褒美。何がもらえると。いうのか」
おにー「来月の頭、11/1から11/30までの1ヶ月、各DLサイト様で扱っているウチのソフトを、な、なんと、半額でご提供するよ!! 出血大サービスだよ!!」
楓「なんじゃと!? だ、大丈夫なのかそれは!?」
おにー「ばっかおめえ、ブランド10周年企画の一環だから心配すんな! 半額ってことは、みんな2本ずつ買うがいいよ!」
ルナ「驚嘆。まさかとは思うけれど。最新作のVBHなどは。安くなったりは……」
おにー「ハンパはしねえ――!! VBHも半額じゃあ!! 対象タイトルは以下の通りッ! こいつァ夢か!? 夢じゃありませーん!!」

_________________________

なお、開始は11月1日からなのじゃ!!

■50%オフ対象タイトル■

●ninetail
機械仕掛けのイヴ~Dea Ex Machina~ DL版
天ツ風~傀儡陣風帖~ DL版
遠望のフェルシス~Horizon of the earth and sky~ DL版
GEARS of DRAGOON~迷宮のウロボロス~ DL版

●dualtail
VenusBlood DL版
堕落将校クラリス~白濁のグローリエ~ DL版
VenusBlood -CHIMERA- DL版
魔法少女ラヴィリオン DL版
灰色の空に堕ちた翼 DL版
VenusBlood -DESIRE- DL版
VenusBlood -EMPIRE- DL版
VenusBlood -ABYSS- DL版
VenusBlood -FRONTIER- DL版
VenusBlood -GAIA- DL版
VenusBlood -HYPNO- DL版

●tritail
まじょ☆プリ~あなたの精液ぜんぶ搾り取ってあげちゃう!~ DL版
恋祭☆綺想カメリアノート~夢に忍ばず、斬り咲け乙女!~ DL版
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楓「あわわわわ……。こ、こんなにあったら、ギアドラ2の発売日までに遊び切れんのじゃあ……!」
ルナ「紹介。これは友達や両親。恩師にも伝えなければ。末代までの恥」
おにー「どっちが恥かな!? でもまあ、ウチは今までセールの類をほとんどやってなかったから、次の機会は20周年くらいまでないかもね?」
楓「こ、こうしちゃおれんのじゃ! ルナよ、カマイタチーズにも伝えねば!」
ルナ「疾走。楓が走り去ってしまったので。今日の。ハロウィンの冒険は。ここらで。終了」
おにー「それじゃ、ユーザーのみんなも、DL半額セールの機会に、自分好みの竜ロリとかメカロリとかそれ以外のロリとか見つければいいよ!!」

“ハロウィンがきたのじゃ!” への3件の返信

  1. よっ!社長太っ腹ー!! まあ全部持ってるんで買うものはないんですが‥
    既に二つ持ってるのもありますし。 

    ただこれを機にユーザー数が増えて、今後のソフトの売れ行きが上がれば
    新たな企画がじゃんじゃん出てくるかもと勝手に期待しちゃってます。

    20周年、30周年とこれからも頑張って下さい。応援してまーす

  2. ジャイアニック・ハウル  全体攻撃(術式無)
    必中+完全消去+スタン(極限)+干渉(極限)+崩し(極限)+破鎧(極限)+悪化(極限)
    威力0  リキャスト99

    装備品にはレア枠としてリサイタルマイク的なものがあるのでしょうか・・・(期待)
    お菓子はあげないのでイタズラしてくれるんですよね?

  3. ところでおにーが持っているドラ娘のはいつ発売するのですか?
    (遠まわしな催促のような気がする直接的催促)

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