風邪っぴきな開発室から、どうもこんにちは!
九尾随一の特撮ヒーロー好き、内山涼介です!
最近、急に冷え込んできましたね。
そのためか、開発室内でも風邪気味な人が増えてきています。
かくいう僕もその1人で、今もマスクしながらお仕事していたりします。
やっぱり、冬は寒いので苦手ですね。
出来ることなら、猫のようにコタツで丸くなっていたいです。
でも、そういうわけにもいかないですもんね、はい。湯たんぽを抱いて頑張るです。
ユーザーの皆様方も、風邪にはお気を付けくださいね。
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……といったところで、例の如くの特撮ヒーロー雑談でも。
っていうか、新作の発表もまだ先ですので、こんな話でお茶を濁すしかないんですよね。
ぶっちゃけてしまえば、書くことがあったら、こういう趣味的すぎる雑談はしないのですけどー……。
(早く発表時期にならないかなぁ……うずうず)
ではでは、いつものようにお付き合いしてくださる方だけ、続きをどーぞ!
しかし、今年の冬は特撮的には熱いですね。
今月にはライダーですし、1月にはギャバンです。
旧作にも思い入れのある僕としては、栄光の7人ライダーや伝説の宇宙刑事の登場には心が躍ります。
今回は、その栄光の7人ライダーの中でも、特に伝説的な存在。1号、2号、V3に関する雑談です。
1号と2号は、それぞれ『技の1号』、『力の2号』と呼ばれており、V3は両者の『技』と『力』を受け継いだとされています。
でも、それって本当なのでしょうか? ちょっと疑問に思って考えてみたところ、あくまで僕の解釈でしかありませんが、『継いでるけれど、継いでない』という結論が出てしまいました。
まず1号の『技』と、2号の『力』とは、なんなのでしょう?
多彩な必殺技を持つから、技の1号。
高い格闘能力と破壊力を持つから、力の2号。
……という話だそうです。本編中では一度も語られてなかったりしますが。
僕が見ていた印象としては、上記とは少し違う気がします。
1号は強力な怪人を相手にした際には、上手く弱点を突くといった戦法を駆使していた印象があります。
さらに、敵の罠にはまった場合でも自力で脱出することが多く、時には首領と交渉してでも自身の延命を図り、最後に逆転する……といったこともありました。研究者としての能力を駆使して作戦を阻止したこともあったように思います。
そういった高い知能が、実戦における必殺技の多彩さに繋がっているのではないかな、と。
つまりは、1号の『技』とは、戦闘にも、作戦阻止にも発揮される、本郷猛の『頭脳』のことなのではないか、と思うのです。
一方、2号は1号ほど機転が利きません。
怪人がばらまいた毒の対処は専門の人間に頼ります。罠にはまった場合などは、敵のミスや仲間の助けによって九死に一生を得ることが多かった印象です。
反面、実戦ではほとんど苦戦していなかった気がします。敵が特殊能力を使わなければ、一方的に勝っていた戦いばかりのように思えます。
敵の作戦や罠、特殊能力への対処能力にはやや劣るけれど、いざガチンコの勝負となれば必ず勝つ……と。
1号とはスペック自体は大差なかったはずなので、これは空手五段、柔道六段という一文字隼人自身の能力による戦果でしょう。
この一文字隼人が改造される以前から備えていた格闘能力こそが、『力の2号』たるゆえんなのでしょう。
(その強さに自信を持っているためか、ガチンコの勝負で負けた際には精神的なダメージが大きかったですね。アリガバリ戦とか)
さて、そこでV3です。
1号の『技』と2号の『力』は、どちらも、改造されて得たものではありません。
本郷猛、一文字隼人が持っていた個人のスキルです。(だから改造されたのでしょう)
これらを改造で受け継ぐことは可能なのでしょうか?
僕は無理だと思います。むしろ、受け継いでしまった場合、それは風見志郎ではない、別の何かに改造されてしまっている気がします。
それに、V3は1号ほどの頭脳戦を展開することも、2号のような無敵ぶりを発揮していた印象がないのです。
デストロン怪人が強力で、V3自身も自分の能力を把握していなかったからなのですが、苦戦と特訓のイメージが強いのですね。
決して頭脳戦がダメとか格闘戦が不得意なのではなく、むしろ優秀なのだけれど、どちらも先輩らには劣っている感じなんです。
思うに、1号の技と2号の力は、改造人間V3としての性能にしか受け継がれていないのです。
V3の基礎スペックは、ダブルライダーを上回るもので、さらに26の秘密を持っています。
この26の秘密には、必殺技なども含まれているのです。つまりは、初めから機能として技を持っているということです。
1号や2号ならば特訓の末に習得するような必殺技が、初めから組み込まれているのですね。
これは1号の『技』を、受け継がせようとしたためではないでしょうか。
さらに、V3ホッパーなどの怪人追跡機能の充実も、1号の個人スキルを、改造人間に搭載しようとしたものに思えます。
26の秘密の中には、パワーアップ機能など、格闘戦を想定したものも充実しており、2号の『力』も再現しようとしていたように思います。
改造人間V3としてはダブルライダーの技と力を受け継いではいるけれど、風見志郎としては何の能力も受け継いでいない……。
それが僕の結論なのですね。
ですが、V3は決して性能にばかり頼った戦いはしませんでした。
仮面ライダーV3は、改造人間である以前に、風見志郎なのです。
彼は彼なりに、個人スキルを駆使していたように思います。
風見志郎のスキル、それは器械体操でしょう。彼は「マットの白い豹」という異名を持つほどの選手だったそうです。
V3は空中でアクションを加えて、威力を増すという技を得意としていました。それを可能としていたのは、体操選手として鍛えた技術であったように思えます。
V3反転キック(敵を一度蹴り、その反動で空中回転して、もう一度蹴る技)などは、もともと26の秘密の1つでしたが、これを、V3きりもみ反転キックに進化させています。V3マッハキック(空中で全身を高速回転させて放つキック)を編み出したりもしています。これらも、彼が体操選手だったからこそ出来たのでしょう。
そしてなにより、悪を憎む心、不屈の闘志は、後のライダーを含めても随一でしょう。
ライダーには不幸な者が多いですが、目の前で家族を三人も殺されたのは彼くらいです。
特に、兄として守るべき、か弱い妹までが惨殺されたのは大きい気がします。
だからこそ力を求めて、何度も特訓を繰り返したのでしょう。
そして、力なき正義が無力だと痛感しているからこそ、後輩の強化改造や特訓にも力を貸すのでしょう。
まさに、風見志郎は闘志の男……といったところでしょうか。
たとえダブルライダーの技と力の機能を受け継いでいなくても、仮面ライダーV3は強かったに違いありません。
といったところで、今日の雑談はおしまい。
いやぁ、今週末のライダー映画が楽しみです。
ではではお仕事お仕事~♪
内山涼介でしたーっ!
> feiouさん
なんだか3号だけ、脳筋のバカみたい見えちゃいますね(笑)
> 十夜さん
僕もBLACK & RX 世代ですね。仮面ライダーといえば南光太郎って思っちゃうくらいには。
ところで、ウォッチメンなどの原作者で知られるアラン・ムーア氏の
「ヒーローってのはスーパーパワーがあるとか、コスチュームを着てるって事じゃない。
自らの意思でもって世界を良くしようと戦う人々の事を言うんだ」という言葉には、
共感を覚えます。
アメリカンヒーローにはさほど詳しくないですが、力より心を重んじるライダーたちとの
共通項が見えて、なかなか胸が熱くなります。
> 孔さん
風見志郎として受け継いだ能力は無かったとしても、おやっさんの特訓ノウハウや、本郷、一文字たちの魂はきっと受け継いでいたのでしょうね。
> 青木さん
スーツや能力が、ヒーローというわけではありませんものね。
性能だけに頼らない戦いを出来るのも、脳改造がされてないからで、
そこが悪の怪人たちとの最大の違いとなっているのかもしれません。
『技の1号』、『力の2号』、『力技の3号』……なんて冗談を思い出しました。
映画の方さっそく見てきました、私自身はブラック&RXのリアル視聴世代ですがそれ以前の昭和ライダーも好きです。
考察の方は面白い見解だなー、そういう見方も出るかなと思いました。
実際のところライダー達は己自身の身体やスーツのスペックだよりな戦い方ではなく己自身の魂に従って戦うから、私達にこいつらはすごい、カッコイイなどとと思わせてくれるんでしょう。
ジャパニーズヒーロー=正義の魂に万歳
V3と言えばおやっさんとの特訓が印象に残っていますが
風見志郎として誰かから本当に受け継いでいるものは「おやっさんの特訓ノウハウ」なのかもしれません。
当時のライダーを知らない世代ですが、興味深い考察でした。
改造人間が性能だけに頼らず、個人スキルによって状況を切り開くというのは燃えるシチュエーションですね。