かつて天空の大陸ユグドラシルで幾多の戦いを征し、覇王となったロキは、
従属神とした“四季の女神”と共に、地上に新たな国家アースガルズ皇国を建国する。
それから500年。
覇王ロキは姿を消し、彼に皇国の代理統治を任されていた女神オーディンもこの世を去った。
間もなく、皇国内の神族と魔族の対立が深刻化。
失われた霊格を得て、古の女神や魔王の力を取り戻した者達は、それぞれの大義や野望のため、各地で争闘を始める。
女神ティルカの後裔として生まれながら、魔族の血を色濃く持って生まれたヴァーリは、神魔統一の志を抱いて挙兵。
女神に覚醒した義妹ブリュンヒルデに追われていた最中、覇王ロキと同じ名を持つ少年と運命の出会いを果たす。
少年ロキから秘宝・聖樹の鍵を託されたヴァーリは、女神を従属神として従え、魔族をも支配する、覇王の道を歩み出した。