謹賀新年じゃ!

楓「新年、明けましておめでとうなのじゃ!」
ルナ「謹賀。新年」
楓「さて、年明けの挨拶もしたことだし、さっそく恒例のあれじゃな!」
ルナ「恒例。元旦といえば。お年玉を。回収する旅」
楓「昨年『GEARS of DRAGOON 2』の舞台、カルナスでケーキやらなにやら貰ってきたんじゃったかな。今年の行き先はもちろん、あそこじゃな?」
ルナ「当然。今年は。『VenusBlood -RAGNAROK-』の世界へと。旅立とう」
楓「ではさっそく、皇都ヴァルハラへと旅立つとするかのう。ルナよ、転移術式の座標をあわせるのじゃ!」
ルナ「了解。面倒なので。魔導式構築及び詠唱を深層領域より解凍。ヴァルハラは。確かこの辺り。問題ない」
楓「なんか適当じゃのう。まあよい、皇都ヴァルハラへひとっとびじゃー!!」

ロキ「……」
楓「ふむ? なんか、ヴァーリもヒルデもおらん代わりに、なにやら見覚えのある奴がおるのじゃが?」
ルナ「確認。ここは。ヴァルハラに。間違いない。ただし。時間軸の設定を。500年ほど。間違えた模様」
楓「な、なんと?! うっかりじゃな!!」

ガルム「大しょ……陛下、こいつらどうしますか?」
ロキ「ここでは大将でいいぞガルム。それより……覇王の私室にいきなり転移してくるとは、腐っても恐るべしはマスコットだな」

楓「って、そこに居るのはロキではないか!? 何故ここにいるのじゃ!?」
ロキ「貴様等がいきなり現れたんだろう。今日はなんの用だ? 言っておくが、昔のようにお前らと遊んでいる暇はないぞ」
ルナ「疑問。そういえば。前にはなかった。威厳のようなものが。漂っているけれど。いったい。なにが?」
ガルム「なにが……って、いまやうちの大将は、神魔を統一した覇王ロキその人なんだぜ?! 道端の子供でも知っているってのに、本当に知らずに来たのかよ!?」
楓「ああ、そういえばこの時代にロキが神魔を統一して、アースガルズ皇国を立ち上げたんじゃったのう」
ロキ「おかげで最近は国儀や謁見の日々でな。お前たちのようなマスコットと遊んでやる時間はないんだが……」
楓「ならばこっちもさっさと用件を済ませようかのう。とりあえずロキにガルムよ、わしらにお年玉を寄こすのじゃ! ギブミーお年玉!」
ガルム「お、お前らな! 大将……覇王相手に――」
ロキ「くくく……いいさガルム。マスコットどもは相変わらずの無法者だが、最近は皆畏まった連中ばかりで、逆にこういう奴等の方が退屈しないというものだ」
ルナ「疑問。覇王でも。なんでもいいけれど。何か。貰えるものは。ないのか」
ロキ「ああ、そうだガルム。丁度お前、今日は虫歯を抜いてきたという話をしていただろう? 抜いた歯でもやったらどうだ?」
ガルム「俺の虫歯ですかい? まあ、いいけどよ。ほれ、虫歯だ」
楓「え……いや、さすがのわしも、狼の虫歯なんて要らないのじゃが」
ロキ「つべこべ言うな。こっちはこっちで忙しくてな。いい息抜きにはなったぞ?」
ルナ「予定。どうやら。ここのロキは。本当に忙しい様子。さっさと次へ。移動しよう」
楓「うむぅ。とりあえず、狼の虫歯をゲットじゃ」

ヨルム「ちょっとあんたら! ええと、たしかマスカットの2人!!」
ルナ「訂正。マスカットではなく。マスコットが。正解」
ヨルム「マスカットもマスコットも似たようなものでしょ! バカロキの部屋から出てきたでしょ、何してたのよ!」
ヘル「こらヨルム、いくら肉親とはいえ、外ではきちんと陛下と呼ぶように言っただろう」
フェンリル「そうよヨルムちゃん。いちゃつくのはベッドの上だけ、ね。私だって我慢してるんだから」
楓「ヘル、フェンリル、ヨルムの三姉妹か。こやつらは相変わらずじゃのう」
ルナ「説明。かくかくしかじかで。お年玉をせびりにきた結果。ガルムの虫歯を貰ったところ」
ヨルム「なにそれ、あんたらあんな狼の虫歯が欲しかったわけ?」
フェンリル「狼の彼ね? 同じ狼のよしみで、私が虫歯を抜いてあげたのよ? 別なものも抜いてあげようとしたら、慌てて逃げちゃったけど」
ヘル「フェンリル、お前そんなことをしていたのか……」
フェンリル「ええと、ところでお年玉っていうの? じゃあ、これでいいかしら? 人間の聖職者から貢がれちゃったんだけど、人間活性の道具なんて貰っても困っちゃうのよね~」
ルナ「鑑定。これは。枢機卿の帽子。ランク4の。道具」
ヨルム「フェンリルおねーちゃん、人間の聖職者なんかと仲良くしてるの? 趣味わる~い!」
フェンリル「あら? でも、人間といえども中にはなかなかものすごい下半身のオトコがいるものなのよ?」
ヘル「フェンリル、ちょっと黙っておけ。あとで私の部屋で説教だ。……ところで、楓とルナだったか? 用件はそれだけか?」
楓「用件のう。いまさらこやつ等に新年の抱負を聞いても面白くないし……あ、そうじゃ! せっかくじゃから、遠い未来の自分の子孫、あるいは自分自身に何かメッセージはあるか?」
ヨルム「なにそれ? 変なこと聞くのね。未来の自分へのメッセージだって」
フェンリル「は~い♪ 未来のヨルムちゃんへ。おっぱいは大きくなりましたか。お姉ちゃんたちに負けない、ナイスバディになりましたか。期待しています」
ヨルム「あー! おねーちゃんずるい!! じゃあ、じゃあ、未来のフェンリルおねーちゃんの子孫へ! おねーちゃんみたいな変態にならないでくださいね! ビッチすぎて国を滅ぼしかねないから!」
ヘル「はぁ……2人ともやめないか。姉妹の恥を広げるな」
ルナ「質問。ヘルは。未来の自分の子孫に。何か。メッセージなどは。ないの?」
ヘル「子孫……か。そうだな、神魔統一とはいえ、やはり私の子孫ならば、魔族の誇りを忘れずに、魔族を率いる者であってほしいところだな」
楓「ふむふむ……。三人とも、勘はなかなかに鋭かったみたいじゃのう」

楓「おっ、なんだか久しぶりの女神連中じゃ!」
ルナ「女神。春風の戦女神ティルカ。蒼穹の雷神トール。秋月の豊穣神フレイヤ。凍雲の守護神リグレット。人呼んで。四季の女神」
ティルカ「あら? あなた達はたしか……ええと、マスコットの子たちだったかしら?」
楓「わしはナインテイルのマスコット楓で、こっちの猫がデュアルテイルのマスコット、ルナじゃ」
トール「いつだったか、バレンタインチョコを貰いに来たな。今日も何かせびりにきたのか?」
フレイヤ「今日はバレンタインではないし、年の区切りの記念品でも貰いにきたのかしらね。たしか、遠い伝承に『お年玉』という文化があったはずだけれど……」
ルナ「先見。さすがに。女神たちは。勘が鋭くて。話が早い。私たちは。お年玉を。貰いに来た」
リグレット「ええと、お年玉って……たしか、子供たちにお小遣いをあげるんですよね? ロキさんが、異世界の文化にそういうのがあるって言ってました」
楓「ロキにはわしらが色々と教えてやったからのう。あの時はまだまだヒヨっこでいじり甲斐があったのじゃ」
ティルカ「ふふ、今はなんてったって覇王ロキ、だものね。いじり甲斐なんて言ったら怒られちゃう」
トール「王座に座ってるときのふてぶてしい態度はなかなか見ものだよな。本人も、毎日鏡見て童顔気味なの気にしてるし」
ルナ「意外。女神たちは。意外と。ロキに対して。畏まっていない様子」
フレイヤ「ふふ。私たちはあの方の従属神であって、覇王という地位に従属しているわけではないですからね」
リグレット「そ、そうです。ロキさんは……以前も今も、変わらず、ロキさんですから……」
楓「ふ~ん。まあ、ロキの話はどうでもいいのじゃ! 何かお年玉はないのか?」
ティルカ「お年玉? うーん、じゃあこのメダリオン……本当はロキに渡そうかと思ってたのだけど、あの人のことだから沢山持ってると思うし、貴女たちにあげるわ」
ルナ「鑑定。これは。まだ加工前の。無のメダリオン」
楓「ほほう、これはメダリオン不足の師団に高値で売りつけられそうじゃな」
ルナ「抱負。せっかくだから。ついでに。四人にも。未来の子孫や後継に望む。メッセージでも。聞いてみよう」
トール「面白いこと聞くね。じゃあ、あたしの子孫か……。あたしには出来なかったから、ちょっとくらいは女の子らしい格好とか、趣味を楽しんでみるのも面白いかもしれないな」
ティルカ「トールだって今から女の子らしくしてみたらいいじゃない」
トール「はは、ガラじゃないよ。ティルカは?」
ティルカ「私はトールみたいな綺麗な金髪に憧れてたから、綺麗な金髪の子だったら嬉しいかな。櫛で髪をすいてあげたいわ。白い騎士鎧なんか、映えるんじゃないかしら」
フレイヤ「私は……何かしら。髪の色とか服装はそれほど拘らないけれど……。人も土地も、立派に繁栄してほしいですね。」
ルナ「繁栄。つまり。ふくよかな。安産型が。良いと」
フレイヤ「え? ……ま、まあ、否定はしませんが」
リグレット「え、えっと……私は……私みたいに内気じゃなくて、もっと沢山お喋りできる子が嬉しい……です」
楓「アイドル活動とかしてても良いのか?」
リグレット「ふぇっ、アイドル?!」
ルナ「結論。後継に望むのは。可愛らしい衣装。金髪女騎士。ふくよか安産型。アイドル女神。これで。決定」
楓「大体望みは叶いそうじゃのう」
ティルカ「な、何の話??」

ルナ「帰還。そろそろ。今日は。一通り。廻っただろうか」
オーディン「待てい。まだ妾がおるじゃろうが」
楓「おお、オーディンがおったのじゃ! 久しく見ていないから忘れておったのじゃ」
オーディン「まったく、いくらロキの従属神となったとはいえ、この絶対神オーディンを忘れるとは……。マスコットというものはこれじゃから困るわ」
ルナ「名称。忘れるどころか。つい最近。『オーディンのばあさん』という言葉を。聞いたばかり」
オーディン「ん? グングニルを喰らいたいと言うたか?」
楓「ぎゃあ!? マスコットに殺気を向けるでない!」
オーディン「冗談じゃ。分かっておる。『お年玉』を貰いに来たのじゃろう? 妾くらいになると、マスコットの行動の先読みなど容易いことじゃ。ほれ、受け取れ」
楓「お、話が早いのう! さっそく貰ったのじゃ!」
ルナ「貨幣。ロキの横顔が。描かれたコインが。5枚入っている」
楓「うぬぬ、これはわしらの世界じゃ全く使えない代物じゃぞ……」
オーディン「新たな皇国での記念貨幣じゃ。時が過ぎれば、価値もあがるはずじゃから、持っているがよかろう」
楓「あ、時が過ぎるといえば、オーディンにも聞いておくかのう」
ルナ「質問。はるか未来の。自分の後継に。何かメッセージを。どうぞ」
オーディン「やれやれ、何を聞くかと思えば。また素っ頓狂な質問じゃのう」
楓「いいから答えるのじゃ」
オーディン「ふむ……もし、おぬし等が妾の後継に出会うのならば、『さっさと成長せい!』と、尻でも叩いてやるが良いわ」
楓「お、おう……?」
ルナ「困惑。あまり。未来への。メッセージという。感じではないけれど」
オーディン「ただの気まぐれじゃ、他意はない。それより、そろそろ帰る時間ではないか?」
楓「お、言われてみればもうこんな時間じゃ! ではわしらも帰るのじゃ!」
ルナ「再見。また機会があれば。遊びにくる。ではまた」

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楓「というわけで、なんだか手違いもあったが無事帰還できたのじゃ!」
ルナ「帰還。収穫は。狼の虫歯。枢機卿の帽子。無のメダリオン。オーディンの記念硬貨。残念ながら。お金はない」
ロキ「そんなことだろうと思ったぞ。ほら、お年玉だ。この金鉱石ならば、貴様等の国でも金に変換できるだろう」
楓「って、ロキ先生ではないか!!?」
ルナ「驚愕。なぜ。ここに。ロキ先生が?!」
ロキ「スサノオに頼んで運んで貰っただけだ。まあ、貴様等のようなマスコットでも、一応は俺の教え子だからな」
楓「感動じゃのう。同じ名前でも、狼の虫歯を寄こしてくるロキとは全然違うのじゃ」
ロキ「狼の虫歯……? ああ、そうか……そんなこともあったな」
ルナ「疑問。また。ロキ先生が遠くを見て。呟いている」
楓「相変わらずじゃのう。しかしどうしようかのう、せっかくきてくれたロキ先生にお礼の品もなにも用意しておらんのじゃが」
ロキ「なら、その狼の虫歯をくれ」
ルナ「虫歯。ロキ先生が。狼の虫歯などを。集めているとは。初耳だけれど」
楓「まあ、珍しいものといえば珍しいものじゃがのう。では、この狼の虫歯はロキ先生にプレゼントじゃ!」
ロキ「……まったく、こんな形でまたガルムに触れ合えるとはな。覇王ロキも、粋なことをしてくれる」
ルナ「解決。よく分からないけれど。ロキ先生が。喜んでくれているので。何より」

楓「さて、そんなこんなで、今日の日記はここまでか。確かお知らせがあったような気がするが……。ロキ先生、何か知らんか?」
ロキ「それはお前たちの仕事だ。俺に聞くことではないだろう」
ルナ「記憶。VBRの。修正パッチ1.02が。出ているという。お知らせ」
楓「おお、そうじゃそうじゃ! いつもお世話になっておるHolysealさんのところで修正パッチ1.02がダウンロードできるようになっておるのじゃ!」
ルナ「修正。周回を。する上での不具合など。治っているらしいので。何度もプレイする人は。要チェック」

楓「あと何があったっけかのう」
ルナ「記憶。今月の。中旬くらいには。VBRの。ネットアンケートページを。オープンするという話が」
楓「あ、そうじゃそうじゃ! 今回も、アンケートとともに、VBRのキャラクター人気投票を開催予定じゃ!」
ルナ「順位。トップのキャラクターは。例のごとく。グッズ化も。あるとか。なんとか」
楓「具体的な日程とか詳細は、そのうち発表されるだろうから、今は首を長くして待つのじゃ!!」

ロキ「俺の調べたところだと、もう1つ重要なお知らせがある、という話だが?」
楓「そ、そうじゃ! 来たる1月7日に、秋葉原にて『AKIHABARA GAME SQUARE』略して『AGS』という、キャラクターグッズの物販イベントが開催されるのじゃ!」
ルナ「商品。なんと。dualtailからは。VenusBlood -RAGNAROK-の。メッセンジャーバッグが。イベント先行発売。されるのだとか」

ロキ「女神たちの意匠か。なかなか興味深いデザインだな」
楓「詳しくは、こちらの『AGS公式サイト』を要チェックなのじゃ! VBRのみならず、他社さんの色んなグッズが目白押しなのじゃ!」
ルナ「刮目。イベント後の。メッセンジャーバッグの通販は。こちらの。『CranCrown メッセンジャーバッグPRO特設ページ』を。参考にしてほしい」
楓「そんなわけで、今年最初のお知らせごとは以上じゃ!」
ロキ「上出来だ。さて、それでは俺もそろそろ元の世界へ帰るとするか。あまり悠長に過ごしてはいられないからな」
楓「うむ、ではわしらもそろそろ帰るのじゃ! では、ユーザー諸君、今年もよろしくお願いするのじゃ!!」
ルナ「挨拶。今年も。よろしく」
ロキ「応援を頼む」
楓「ではの!!」

“謹賀新年じゃ!” への5件の返信

  1. バッグいいですね
    でもロリコンバッグといえなくもないぜ!

  2. TOPが荒ぶる鷹のポーズwww合ってるけどさwww
    それはさておきメッセンジャーバッグ購入(すぐに届くとは言ってない)しましたよ。なかなかに良いデザインでちゅ。
    VBRは現在ノーマルを終えてハードを周回中なんだが、Lv引継ぎでやったら資材がカツカツになって別の意味で四苦八苦することにwwwとにもかくにも楽しくプレイさせてもらってます!!
    新作も楽しみです!!

  3. 遅くなりましたが明けましておめでとうございます!
    VBR楽しんでプレイさせて頂いております。
    VBFの続編という事で「残された者・受け継ぐ者」みたいなグッとくるシーンが多く、感情移入しながらプレイできています。
    来年も面白いゲームを期待しております!

  4. あけおめことよろっ!!

    新年の挨拶で、堂々と鳥より前面に出ている楓様。
    流石です!お面かわぃぃよ!!

    未来へのメッセージは、概ね叶えられているようで何よりです。
    ヨルム様・・・ドンマイ。寝る子は、必ずしも成長するわけでは無い事が。

    ガルムの虫歯!
    アイテム化希望!! 是非!!!

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