オープニング

 どこにでもいる、ちょっと……少し……だいぶん仕事中毒かつエロゲユーザーのOLであるあなたは、デスマーチ後の帰宅中、不慮の事故に遭う。

 飛ばされた先の不思議な空間で、妙なちっちゃいのに『聖女』だとか言われた挙げ句、異世界に飛ばされてしまったあなた。

 目を開ければそこは、異世界の……しかも学園だったのです!
 右も左も分からない中、あなたは『聖女』として様々なイケメンたちと出逢い、色々な体験をしていきます。

 けれど、誰も気がついていないのです。

――あなたの『聖女』の力が、身に宿った触手に起因することを。

 あなたはこの秘密を隠し通したまま、平穏な生活を送ることが出来るでしょうか――?

主人公(名前変更可能)

 現代世界では製薬会社に勤めていたOL。
 朝から深夜まで仕事漬けだったストレスを解消するため、VenusBloodシリーズをヘビープレイしていた。
 初週ハードは触手の嗜みと豪語してはばからないガチめのユーザー。
 また、気に食わない上司や取引先の名前をゴブリンやサハギンにつけて敵の主力師団にぶつけたりしていたらしい。
 現在は薬学の知識を活かして学園の研究所で働いている。

 『聖女』の力を使いすぎたり、VB主人公たちにトゥンクするたびに触手の力が増大するため、制御に苦心しているのだが……?

麗しいVBボーイズ

レナード

「不思議ですね……。
貴女と話していると右腕の疼きが消えるのです」

 フォートリンデ聖樹国から出向してきている司祭であり、植物学者でもある男性。
 敬虔な聖職者で人当たりもよく、人望のある青年だが、時折見せる寂しい微笑の真意を知る者はいない。
 薬用植物などの知識も豊富なので、主人公とも話の合う部分が多い。

クロウ

「へえ、動物が好きなんだって?
ハハッ、懐かれてんじゃねえか!」

 学園内の動物研究所の主任を務める男性で、真冬でもワイルドに胸板を晒して歩いている。
 動物研究所では魔術によって作られたキメラなども存在しているため、怖がって近付く人間も少ないようだが、何故か主人公は懐かれてしまい、クロウと共に世話などしている様子。

ダンテス

「もし全てを取り戻すことが出来たなら……。
貴女ならどうしますか?」

 学園で神学の教鞭を執る、自身のことを余り語りたがらないミステリアスな男性。
 出自は語らないものの、言葉の端々や豊富な神学の知識から、いずこかの高位神官だったのでは、と噂されている。
 普段は余り感情を見せない瞳をしているが、車輪を象ったペンダントを見つめる時には狂おしいほどの火が見えるらしい。

フリード

「男なら、全てを手に入れんとするのが本懐だろう。
つまり……お前も手に入れてやる」

 学園で軍学を教える傍ら、次期理事長の座をも狙う野心家。
 確かな実力で己の野望を叶え続けてきた男であり、いずれは学園のみならず国をも盗ってみせると豪語してはばからない。
 なお軍学の講義は意外と分かりやすいと学生には評判だとか。
 購買部の猫耳少女と昔馴染みらしく、時折談笑する姿を見ることができる。

フィネガス

「がっはっは、ちびッ子たちよ、見るがいいッ!!
アースッッ! シェッイカ――ァッッ!!!」

 街の広場で行われているプロレス興行でちびッ子たちに大人気の獣人。声がデカい。
 リングを降りれば意外と紳士であり、知的な振る舞いも見せる。
 生き別れの孫娘を探して世界中をプロレス巡業して回っているらしいが、手がかりは未だにないのだとか。
 彼と親交を得られれば、孫娘の写真を見せてもらえるかもしれない。

キルト

「課外講義がお望みかい?
でも俺は――安くねえぜ?」

 錬金術の臨時講師。軽薄な見た目に反して深い知識を持ち、軽妙な語り口も相まって女子学生に極めて高い人気を誇る。
 講義が終わるとそそくさと姿を消してしまうが、何処に消えてしまっているのかは誰も知らない。
 ホストクラブで似た男性を見た、という噂も流れたことがあるが、今となっては笑い話の種のひとつである。
 自宅でリリシアという犬を飼っていて、それなりに可愛がっているらしい。

ロキ

「俺の中の地獄が言っているのさ。
兄や姉たちには決して負けるなと!!」

 学園に通う学生の1人で、家督を継ぐために、いつか兄や3人いる姉たちと対決することを運命づけられている。
 その対決を制するために帝王学を学んでいるが、気の置けない友人たちとそれなりに楽しい学園生活を送る一面も。
 台詞回しがたまに大仰……というか中二病臭いのだが、これは演劇好きの祖父に影響されてしまったらしい。
 その祖父にたまに無理矢理オペラに連れて行かれるらしいが、未だに面白さが理解出来ないらしい。

ガルム

「おおっと、いきなり背後から話しかけないでくれ。
撃っちまうところだったぜ」

 ロキと同じクラスで、弓術部に所属する学生。お互いにウマが合うらしく、良く一緒にいるところを見かける。
 代々狩人の一族だが、それだけでは裕福な暮らしを送れないと思い、軍へのエリートコースに進むべく学園の門を叩いた。
 上昇志向が強いが、他者の夢も応援できる度量を持つ。

テオフラッド

「学問の発展に犠牲はつきものだと思わないか?
まあ、自分自身を実験台にしている俺は変わり種だと思うが」

 最新の学問、魔導科学の権威である、若き俊英。
 自分の身体を実験台にすることも厭わない、そこそこ……かなり……大分エキセントリックな学者。
 被験者をいつも探しているので、学生からはマッドサイエンティストと恐れられている。
 『聖女』の力にも並々ならぬ興味があるようだが……?

レオンハルト

「ヒヨコどもの面倒ばかり見てたら腕が鈍っちまう。
戦場が恋しくなってくるぜ」

 軍事大国ヴァルガニア帝国から出向して臨時講師を務めているが、その正体は皇帝の懐刀と称される『疾黒装隊』の隊長であり、生粋の軍人。
 本人の戦闘技術も高いが、神髄は部隊運用にあり、その技術を体系化するために学園を訪れた。
 早く部下たちが待つ軍へ戻りたいらしいが、当の部下たちは隊長にゆっくり休んでもらいたいと思っているらしく、関係は良好のようだ。
 たまに妹が遊びに来ているが、主人公に対してはやたら当たりが強い。

ヴァーリ
「これからの時代はプロデュースが大事ってことさ。
自分に対しても、相手に対しても……な」

 ロキたちと同じ学年で、更には遠縁の親戚でもある青年。
 プロデューサー気質であり、学園の行事などでは中心人物になることが多い。
 いつかアイドルをプロデュースしたいと考えており、勉強のためと言っては様々なアイドルのライブへ足を運んでいる。
 主人公に目をつけ、最高のアイドルに仕立てるべくプロデュースを目論むが……?

ハイン

「案ずるより産むが易し……と言うだろう?
やってみれば案外出来るものさ」

 『魔学』というマイナーな学問を専攻する助教授。
 研究範囲が広いためか、クロウやテオフラッドと時折衝突する姿が散見される。
 アクの強い教員勢の中では比較的常識を持っているように見えるが、油断が出来ないのがこの学園の常であり、主人公のことを見る目が大分怪しい。
 『聖女』について何か知っていることがあるようだが……?
 彼の研究室で育てている植物が夜な夜な動き回るという噂がある。

ザハーク
「昔のことなんざ忘れちまったさ。
今の俺だけを見てくれよ、センセイ」

 かつて『災厄の化身』と呼ばれ、国中の不良を傘下に置いた『羅愚雲(ラグーン)』の頭を張っていた伝説のヤンキー。
 いかなる心境の変化か、今ではグループを解散し、学園で勉学に励んでいる。
 多少粗野な部分もあるが人好きのする好青年で、不良グループの頭を張っていたとは思えない。
 過去のことになると話をはぐらかしてくるが、一体何があったのかは黙して語らない。

レギウス
「励んでいるか、学生ども!
キリキリ学んで国の礎となるがいい!!」

 学園の副学長でありながら、ついでに映研の顧問も務める男。
 尊大な物言いながら憎めない人物で、学生の間では『魔王様』の愛称で親しまれている。
 昨年学生たちと共に作った5作目の自主制作映画『ヴリトラマンタロウ』は、ちびっ子たちにも大人気。
 次の映画のヒロインに主人公を抜擢しようと画策している。

学園にはイケメンたちがたくさん!

 彼らは最初こそ『聖女』という部分に興味を持ってますが、彼らを惹きつけ続けるには、聖女としての魅力……そう、触手を磨かねばなりません!

 イケメンたちと会話することで獲得した『スートラ』を触手に注ぎ込み、パラメータを成長させていこう!

触手パラメータ
メンタル(-100~+100)  一日の行動力に影響します。値が高いほど積極的な行動を取りやすくなります。しかし、逆に値を低く保つことで振り向いてくれる相手がいるかも?
スートラ  秘密アイテムと交換できるスペシャルな値。魔界における貨幣だ。高額なアイテムなほど恩恵も大きいが……。
うねり  鍛え上げられた繊細な動きでインテリジェンスをアピールできるぞ。
テカり  磨き上げられた触手は人の目を引き寄せる。例えるなら学園アイドルのように、コミュニティの中心で輝く触手になれる。
しなり  たわむのではない。しなるのだ。弾力、弾性が力強さを生むのだ。
しめり  カサカサな肌は時に相手をも傷つける。適度な保湿は相手を安心させることができるぞ。でも過剰なしめりは禁物だ。ほんの一部、しめりを超えた先で育む絆もあるらしいが……。
ほてり  SNSを駆使して常にホットな流行に目を光らせよう。多彩な話題は相手を楽しませるに違いない。ただ情報の真偽を見極めるうねりが必要だ。
ヌメり  うねり、テカり、しなり、しめりから算出される値。瞳の奥を覗き込むことで相手の良さがわかるように、触手のヌメりは内に秘められた魅力だ。
触手レベル  レベルが上がると「触手→触王」のように称号や姿が変わるぞ。

 イケメンたちによって必要とされるパラメーターは様々。
 たくさん会話をして、それを予想することも大切。

 どうしても分からない場合は、情報屋に頼ることも必要かもしれません。
 しかしそれには、代償を払う必要が……?

ADVシーン
イケメンたちと送る、甘く切ない学園生活。
しかし、事態がそれだけで終わるわけはなく――?
『聖女』の本当の使命が明かされる時、世界の欺瞞が暴かれる!
けれど、恐れることはありません。
そう――聖女の触手は清楚なのですから!
【リリース案内】
タイトル VenusBlood Girl's Side 聖女の触手は清楚です♥
ジャンル OLが異世界転移で聖女になってイケメンに言い寄られるADV
OS Windows 8.1/10/11
発売日 型番tnk11 / 令和2023年2月30日
【スペック情報】
メディア DVD-ROM (1枚組)
HDD 2GB以上必須
必須環境 CPU COREi3以上(COREi5以上)
メモリ 2048MB以上(4096MB以上)
V-RAM 512MB以上(1024MB以上)
フルカラー
画面解像度 1280x720以上
DirectX DirectX 11以上
音源 ogg
おまけモード イベント回想モード
CG鑑賞モード
音楽鑑賞モード
フリーバトルモード
ボイス フルボイス
挿入歌 URURU:ヴィーナスブラッド数え歌
エンディングテーマ RI-ZE:Los tentáculos del santo están limpios.
予約特典 等身大メンズ抱き枕12種セット