主人公、アベル・ランベルトは、子供のころから冒険者になる夢を持っていた。
そんな彼が「ヴォロミア冒険者養成学校」の門を叩いたのは、自然な成り行きと言える。
アベルを心配して追ってきた幼馴染みのフランとギルドを組み、
ライバルギルドや友人たちと、時には張り合い、時には協力して、冒険三昧の日々を過ごしてゆく。
楽しくも騒がしい日々の中、
しかし、例年では起こりえない異常が、少しずつ学園を暗雲の中へと誘っていく。
かつて街を救った英雄フェルシナが打倒したはずの魔物の影。
迷宮で目撃される、黒金をまとった騎士の姿。
ひとつひとつはバラバラの、事件のピース。
それが重なるとき、その奥に見える真相とは――?
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