【ティエラ】
「……ぁ、やぁ……っ。
は、恥ずかしいです……っ!」
電灯の下、股を割り開かれたティエラが羞恥に染まった
声を上げる。
秘部を隠そうと身体を動かすが、絶頂の影響か、上手く
力が入らないらしく、弱々しい動きでしかない。
【雅也】
「何を恥ずかしがるんです?」
確かに、さっきまでの淫具による行為を思い返せば、
恥ずかしいも何もないと雅也は思う。
思うだろうが、それでも恥じらってしまう、ティエラの
初々しさを理解してやってもバチは当たるまい。
大体、ティエラはとんでもなく美人のクセに、どこか
自分に自信が無いところがあるのだ。
惚れた男に裸を見られることに、簡単に慣れるはずも
ない。
【雅也】
「こんなに綺麗なんですから、恥ずかしがる必要なんて
ありませんよ。
もっと良く見せて下さい」
そして、狙ってもいないのにこんなセリフを吐く辺り、
雅也も罪が深い。
【ティエラ】
「……雅也さんは……そういうこと、平気な顔で言うん
ですから……」
観念したように、やんわりとティエラの身体から力が
抜けた。
ティエラの動きが止まったのを受けて、雅也は自分
自身を秘裂に添える。
淫具によって十二分に潤い、ほぐれた秘裂は、悦びの
気配にヒクリと震えた。
【ティエラ】
「ん、は、ぁ、あ、ぁああああああ……ッ!
入っ、って、き、ちゃ、ぁんッ!」
少女のようなシンプルな秘裂を押し分けて、雅也自身が
ずぶずぶと音を立てて潜り込んでゆく。
熱い秘裂がわななき、絡み付いてくる快感に、雅也は
知らず歯を噛み締めた。
散々待たされた上に、この快感だ。
気を抜けばあっさりと果ててしまいそうになる。
【ティエラ】
「ひぁ……っ、んぁ、くぅ……んッ!
やっ、ひろがっちゃ、ぅ……ッ。
雅也さっ、のっ、おっきの、あ、ふぁ……ッ!」
熱い塊が己の身体を通ってくる快感に、ティエラが
無意識にずり上がって逃げようとする。
雅也は細い腰に手を回し、やんわりとその動きを制す。
【ティエラ】
「ふぁっ、ああっ、雅也……さぁんッ!
奥、入って、広がって……あっ、熱いの、おっきの、
いっぱいで、あっ、ふぁあああッ!」
逃げようとするティエの動きとは逆に、秘壁は雅也を
離すまいと蠢き、絡みつき、奥へ飲み込もうとする。
熱い愛液が雅也自身を濡らし、密着感をどんどん高めて
ゆく。
脳に痺れが走るような快楽に、雅也は酔いしれる。
快感だけを求めて暴走しそうになる身体を必死に抑え、
ティエラに無理をかけないようにゆっくりと腰をグラ
インドさせる。
【ティエラ】
「きゃ、ふ、ぁ、ぁあああ……ッ!
奥、あた、って、ひぁんっ、あっ、ああッ!」
根元まで深く挿入ると、ティエラが白い喉を反らせて
快感に打ち震える。
密着したままその身体を抱きしめ、震える乳房に唇を
滑らせ、舌で味わう。
【ティエラ】
「あっ、ひっ、んっ、ふぁっ、ああっ、あん……ッ!
雅也、さぁん……ッ! 雅也、さぁん……ッ!」
雅也を胸にかき抱き、押し寄せる快楽の波に翻弄される
ままにティエラは喘ぐ。
秘裂の締め付けが切羽詰まったものに変わり、もう限界
なのだと切なく伝えてきた。
長引かせるのも気の毒だし、大体、雅也も悠長に構えて
いられる状態ではない。
【ティエラ】
「ふぁあッ! 雅也さんの、膣内で、ごりごりって……
動いっ、てぇ……ッ!!
頭、白、く、ひぁあ……ッ!!」
カリ首が引っかかるところまで一気に腰を引き、再び
勢い良く突き入れる。
【ティエラ】
「くぅんっ、あっ、きゃぅ……ッ!
おなかの、中、熱くっ、て、あっ、ああ……ッ!」
愛液の飛沫が飛び、シーツにぱたぱたと染みを作る。
粘着質な音が部屋に響いて、耳からも快楽が流れ込んで
来るようだ。
【雅也】
「ティエラ、痛くはありませんか?」
問うまでもなく、今のティエラが快感の波にさらわれて
いるのは一目瞭然だ。
瞳は潤み、声は熱を持って雅也を受け止めていた。
【ティエラ】
「雅也さ、んっ、ぎゅって、抱きっ、しめ……て、
下さ……あぁっ、あっ、ふぁっ、ひぁ……ッ!」
ともすれば快楽で飛びそうになる意識を繋ぎとめようと
してか、ティエラが頼りなく手を伸ばしてくる。
その手を取り、身体を寄せ、のしかかりながら腰を
突き出す。
【ティエラ】
「ぁっ、あああっ、ひぅっ、ひぁんっ、あ、も、わた、
ダメ、きちゃう……なにかっ、きて、あぁッ!」
ティエラが絶頂を迎えた瞬間、絞り上げるように秘壁が
雅也自身を締め上げる。
【ティエラ】
「ふぁっ、ぁあっ、あっ、あああああ――ッ!!」
目の前が白くなって、突き上げるような快楽とともに
脊髄を熱い塊が下り落ちてゆく。