びくりと身を仰け反らせ、ティエラが高く喘ぐ。
愛液の助けもあってか、挿入はあっさりと果たせた。
【雅也】
(……ん?)
雅也が、ある異変に気付く。
龍の目が、かすかに光ったように見えたのと同時、
身体から何かが抜けてゆくような感覚を覚えたのだ。
口で説明するのは難しいが、熱のようなものが淫具に
吸い取られてゆくような……そんな感覚だ。
【ティエラ】
「ぁ……!? あ、まさ、や、さぁんッ!
これ、あ、熱く……な、ってぇ……ッ!」
【雅也】
「ええ!?」
雅也は何の操作もしていない。
それなのに、淫具の先端が太く変形し、螺旋を描いて
うねり始めたのだ。
【ティエラ】
「や、これ、膣内……で、熱い、膣内、焼けちゃ……
ひぁあっ、くぅんっ、ぁあ……ッ!」
ひだを掻き分け、熱い先端が奥へ入り込むと、ティエラ
は指を噛んで嬌声が漏れるのをこらえた。
【ティエラ】
「んぅ……っ、んっ、ぁんん……ッ!
だ、めっ、これ……ぁ、ぁああッ!」
今や淫具は、自らの意志を持つかのように、うねり、
伸び、熱くティエラの秘裂に快楽を叩き込んでゆく。
【雅也】
(これが……淫具の力か……!!)
驚愕しつつも、見ているだけではモニタリングはでき
ない。
雅也は淫具の自律的な動きに追従するように、抽送を
激しくする。
【ティエラ】
「やぁ、こ、膣内でっ、おっき、なって……ぇッ!!
や、変、変な、動、き……っ!」
大胆さと繊細さを両立させながら、龍の瞳は益々爛々と
輝きを増し、ティエラの性感を引きずり出していった。