貧しい猟師の父親に山中に捨てられたが、天性の生命力によって生き延びた野生児。その後、白夜に拾われ外法を学んだ深鷺は獣を扱う術に強い適正を示し、冥極党の中でも最強と呼ば れる精鋭、七人衆に名を連ねることとなる。厳しい環境で育まれた野生を持つ一方で、自分達以外の人間は皆、敵であると教え込まれており、残酷な任務も躊躇無くこなす。

男は殺し、女は犯すという悪党然とした巨漢。 豪快にして残虐。巨躯に備えられた豪腕を生か した戦闘能力は、七人衆の中でも一目置かれて いる。刃や銃弾をも通さぬ剛身の術が彼の戦闘力をさらに強固なものとしている。膂力に頼った戦いを好むが、一概に単純なだけとは言えないところがあり、計略を使ったり状況を分析する怜悧冷徹な側面もある。

七人衆の中でも、最も異形の風体をしている 不気味な虚無僧。 二つ名の通り、身体の中に多数の蟲を飼っており、様々な局面で数多の能力を駆使することができる。攻撃よりも生存に重きをおいた能力。その心根も醜く歪んでおり、他人が苦しむ様に無上の悦びを感じる。

伝説的な忍びとして裏の世界で知れ渡る『弥勒 影斎』。世襲制のその名を継いだのは、若いくノ一だった。戦乱の絶えた現在、彼女は望んでその身を冥極党におく。影に潜んで、数多の命を闇の中に葬り去るその姿は、まさに黒い死神といえる。

瞳術による千変万化の幻惑術を得意とする外法剣士。化ける、篭絡する、操るなどの能力を駆使し、様々な計略・謀略に絡むことが出来る。基本的に自分以外の人間を見下しており、 自己陶酔する部分があるナルシスト。 忍びとは思えない鮮やかな着物を好んで着用するのは、 自己顕示の表れか。 常に相手を見下し、嘲笑する皮肉屋。

表向き、慈愛に溢れた聖女のような巫女だが、それもどこか捻じ曲がっていて、上辺だけに過ぎない。彼女の主や目的のものに対する執着は強く、偏愛的。巫女らしからぬ淫蕩かつ邪悪な房中術を会得しており、それが死を操る術と関係している。邪悪な知恵と狡猾さを併せ持ち、秘術によって骸すらも意のままに操る最強の外法使い。

敵国、浅賀の大名。朝廷から全国の覇権を奪い取ることを画策。その手始めとして、紗代姫を后に迎え隣国東間を手中に収めようとした。武将としての豪胆さや、野心を併せ持つ。傲岸不遜で思い通りにならない存在を酷く嫌う。

辰由の愛妾の1人。物腰柔らかく、見目麗しく、頭も切れる為、辰由の寵愛を一身に受けている。
最近になって辰由の下に現れたのだが、彼女の過去を知る者はいない。果たして、その微笑みの裏に隠されているものは何か……?