物語のあらすじ
  様々な技術産業で世界シェアNO.1を誇る企業『SHE(通称:シー)』社。近年、不穏な企業へと変貌をしてゆくSHEの体質を嫌った主人公『井深 雅也(いぶか まさや)』は、幼馴染の樹里が所属する『マッコイ・カンパニー(略称:M.C.社)』へと逃亡した。

  M.C.はSHEとの技術提携を打ち切り、経営・技術競争によるSHE打倒に向けて動き出す。利害の一致から雅也もこれに協力する形となり、一流のプログラマーとして高い暗号解析能力を持つ彼は、ある重大な役割を任される事となる。

  一方、高度な人工知能技術も有する雅也は、SHEからも激しい追跡を受けており、SHEとの闘いは苛烈さを極めていく事になる。

  果たして雅也たちは、『SHE』との戦いに勝利できるだろうか――。

ゲーム概要
<STEP1・淫具技術を解読・開発……そして女体で実験だ!>
 1・暗号設計図を解読し、その技術を明らかに!
 2・解析した淫具の性能をエッチな実験で体感!
 3・実験した淫具の応用技術を納品して資金ゲット! 次なる淫具開発へ!

 M.C.がSHE打倒のために用意した切り札は、とある奇才発明家が考案したという、オーバーテクノロジー淫具の設計図。アダルトグッズという事に目を瞑れば、それらのテクノロジーは近代技術の粋を持ってすら実現困難な科学者垂涎の技術の集大成なのだ!
 しかし、これらには複雑難解な暗号プロテクトがかけられており、並大抵の事では解析すら容易ではない。日夜エログッズの『解読』と『開発』、そして『エッチたっぷりな実験』に心血を注ぐ、男にとってある種、夢のような(?)日々が始まるのだった……!
<STEP2・手に入れた技術で、目指すは打倒SHE>
 1・淫具を発明して、M.C.社に応用技術を提供!
 2・提供した革新的技術でSHE技術シェアを奪い、経済的ダメージ!
 3・経済的に弱ったところで、SHEを買収!

 暴かれたオーバーテクノロジーは、SHEの技術シェアを奪うための革新的技術として有効な切り札となり得る。SHEへの攻撃の手口は、ズバリこうである。
 最終的に、M.C.がSHEの買収に成功すれば、SHE打倒の目的は達成されたと言える。難度が高く、より革新的な技術を多く納品するほどSHEの技術シェアを多く奪うことが出来、打倒への道が開けることになる。さぁ、ガンガン淫具を作りまくれっ!!
<STEP3・襲い掛かるSHE警備部を退けろ!>
 1・手に入れた資金で、戦闘の準備!
 2・キャラクター強化・警備レベル上昇など、より強力な迎撃体制を!
 3・最大で3人対3人の勝ち抜きカードバトルで敵を撃退!

 SHEは、高度な人工知能技術を有する雅也の身柄を拘束するべく、警備部の人間を使い、執拗に付けねらってくる。これらを撃退するには、時には武力に頼らざるを得ないことも。戦闘が可能な味方をセットアップし、万全の状態で迎撃に挑むのだ!

SHE社・日本本社


 軽工業・重工業・電子産業等、様々な世界でシェアNO.1を誇る企業『SHE(通称:シー)』社本社は日本にあり、都心から少し離れた所に社員の居住区を擁した一大研究都市を築いている。
 近年、SHE内部で不穏な動きがあり、兵器開発に対しての研究を始めた機関があるのではないかと、まことしやかに囁かれている。SHEが公式には認めていないその事実を確認することはできないため、事の真偽は闇の中だが、『火の無い所に煙は立たぬ』である。

 SHE研究室:SHEの誇る、革新的技術・設備を備えている。第1研から第5研まで、様々な分野での第1人者を擁する最先端研究機関。各分野での技術水準は、他社の追随を許さない。

 第一研究室 重工業部門
 第二研究室 軽工業部門
 第三研究室 コンピューター・エレクトロニクス部門
 第四研究室 医療・生化学部門
 第五研究室 複合産業部門(ロボット開発部とも言われる)

に分かれており、雅也が所属していたのは『第3研』である。中でも、『第5研』ロボット産業においての技術力は、NO.2企業といわれる『マッコイ・カンパニー』すらも遠く及ばない。
  現在はドイツ支部の研究者上がりの経営者によって、経営の実権が握られている。
 
 マッコイ・カンパニーは憂慮すべき事態として、SHEの経営浄化に向けての意志を確たるものとしている。


ロッサム工房

 樹里たちが『マッコイ・カンパニー』から別働隊としてSHE打倒に動くために引っ越してきた工場。SHEの買収工作によって潰れた会社の持ち工場のひとつを安く手に入れたらしい。樹里を社長としたチームという名目で工場に住んでいる。

  開発・総責任者兼社長の樹里。
 研究・解読担当の雅也。
 解読・演算サポートのティエラ。
 財務・スケジュール管理担当の秘書、燈子。
 警備・防衛部門担当のカズオミ。

 少ないながらも、その道の一流を揃えた5人の力を合わせ、SHEとの戦いは幕を開ける。


マッコイ・カンパニー

 大企業でありながら、誰も本社の存在位置を掴めない謎の会社の本拠地。洋上に浮かぶ、払い下げの原子力空母内にありとあらゆる研究・開発・生活機関の全てが揃っている、まさに洋上の拠点。

  現社長『ジョナサン・J・マッコイ』の、不可思議な人望と人脈と辣腕によって経営されており、優れた研究員・技術・開発力・経済力を擁する一流企業である。

  SHEに唯一対抗し得る可能性を持つ企業として、SHE側からのチェックも厳しい。


証券取引所

 株価が絶えず変動する株式市場。
ロッサム工房の面々は、月に1回証券取引場に顔を出す。SHE対マッコイ・カンパニーの技術競争の背景には、壮絶な株価のせめぎ合いがある。SHE買収をより効率的に進めるためには、出来る限り株価を落としておくことが重要だ。

  そこで、株価競争の切り札としてマッコイ・カンパニーが手に入れたのが、オーバーテクノロジーを用いて作られた淫具の設計暗号。この暗号を解析・研究することがロッサム工房の最重要課題である。解析・研究されたオーバーテクノロジーは、 マッコイ・カンパニーに技術供与され、次世代最先端技術として発表される。
 例えば熱伝導に関する淫具を発明し、技術をマッコイに提供すれば、『M・C 熱伝導新技術の革新的発明!』としてメディアを騒がせる事に。革新性の高い(難度の高い)淫具を作るほど、SHE株価に対する打撃となるのだ。

  SHEの現在の株価総額は、数十兆にのぼると言われ、大株主になるための10%の株を買い占めることすら、天井しらずの資金を必要とする。