触手の力強いピストンに、とうとう達せられてしまっ
た。

足がガクガクと笑い、快楽の火花が目の端にちらつく
中、燈子は触手に隠された最後の機能を味わった。

【燈子】
「んぶう……っ!? んあっ、何……!?
  これは……っ!? ひゃっ、いやああンン……!」

味も匂いも、男の精子に酷似した白濁した液体だった。

それが亀頭型の触手の先端部から迸り、燈子の顔と秘裂
を同時に汚していく。

【燈子】
「いやっ、臭い……! うああっ、こんな機能までっ!
  んあっ、いやああ~~~っっ」

ようやく口が自由になった燈子が、嫌悪の声を上げる。
大量に吐き出された白濁液が、口と言わず顔中に広がっ
た。

【燈子】
「いやああ……っ、ぬるぬるして臭い……!
  よくも、こんな……っ、」

粘性の白濁は、秘裂の周りでも盛況だった。
膣から沁みだした粘液が、ストッキングを濡らし、外へ
と溢れ、流れていく。

その白濁の流れが、膝に到達する頃には、彼女の両足は
限界に達していた。
ゆっくりと崩れ落ちる。

 

【燈子】
「はあ……、はあ……、はあ……、あふぅ……」

【雅也】
「安心してください。その液体は本物の精子というわけ
  ではありません。受精能力はありませんから……」

やり遂げた(外道に堕ちた)雅也の声が、床に投げ出さ
れた携帯から響く。

しかし既に燈子は、そんな言葉など聞いていなかった。

 

PS――、

――その夜、雅也は徹底的に制裁を受けた。

燈子だけではない、樹里やティエラまで加わったお仕置
きに、それこそぐうの音が出ないまでに叩きのめされた
のだった。

【雅也】
「待ってください! 私はただ淫具の実験をしただけ
  で……っっ」

縮みあがる雅也に、女達の鉄拳が飛んだ。
同情の余地ナシだった。