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眷族たちと学ぶVBL講座
第九回:復讐に役立つ力、教えてア・ゲ・ル♪

「ん? このコラムまだ続くのかのう?
 前回でコラム終了な流れじゃったように思えるが・・・」

「調整。8回目を撮影した時の想定から。初回投降の時期が。ズレた模様。
 そのため急遽。9回目が。必要になった」

「ふーむ。前回のゲストは人気投票1位2位じゃったから、
 今回は3位と4位がやってくるのかのう」

「強豪。死神と。アルケフェアリー。何作も前から。上位の常連。
 そろそろ殿堂入りして。新人たちに。場所を譲っても。
 良いくらいの。人気キャラ」

「うむ。その分VBの経験も長いからのう。
 さぞかし有益な講義を行ってくれそうじゃな」

「ふふ、残念だけど。あの子たちは、ここには来れないわ」

「なっ!? お主は・・・!」

「はぁい♪ ザハークに愛され、身も心も染められた堕竜姫・・・。
 血槍のティア・エリーシスよ♪」

「驚愕。まさか悪堕ちヒロインが。善ヒロインよりも。先に姿を。表すとは」

「清々しいまでに悪役の笑みじゃな」

「ふふっ、当然よ。  この姿になった私は、国や家族を失ってメソメソしていた頃とは違う。
 目の前に立つ敵は、誰だろうと殲滅する・・・魔神の眷属!!
 甘くみたら、痛い目に合うわよ?」

「変異。盾も。槍も。禍々しい。色と形。
 きっと。スキル構成も。大きくかわっていると。思われる」

「それより、アルケフェアリーと死神が来れぬとはどういうことじゃ!
 まさかお主! あの2人を・・・!」

「人聞きの悪いこと言わないで。私は何もしていないわ。
 妖精っぽい娘は、覆面の男たちに誘拐されちゃったのよ」

「絶望。VB界隈で。誘拐されたら。運命は。ただ一つ。
 取返しの。つかない事態に。なっている。可能性」

「そういえば『来い! トレハンの時間だ!!』って言われて、
 引きずられていったわねぇ・・・」

「・・・あやつ。また機械師団には入れぬのか。
 機械の女王なのにのう」

「不憫。そろそろ。彼女に代わる。トレハンエースが。
 でてきても。良いと思う」

「黒い服の子の方は、お姉さんに捕まっていたわ」

「時には叱ることも姉としての務めよ。貴女は沙羅を甘やかしすぎ。
 もう少し死神一族としての礼儀作法を――」

「申し訳ありません。お姉様・・・」

「――って感じで、正座でお説教されちゃってねぇ。
 そこで私が、死神長ちゃんに代理を頼まれたのよ」

「・・・第四回の件じゃな」

「教育。ジェノサイドとか。チキン野郎とか。
 死神が。ちゃんと叱っていれば。あんな言葉遣いには。ならなかった」

「意外と妹には甘いのかもしれんのう・・・
 ・・・ん? そういえばシステム的に先に生まれるのは
 見習いの方じゃろう? ならばそっちが長女になるのではないか?」

「危険。そのあたりは。突っ込みだしたら。キリが無くなってしまう」

「大丈夫よ。その場合は年齢順になるように産み直してあげれば・・・♪
 何だったら、今ここで見せてあげてもいいわよ?
 あの子たちを産むト・コ・ロ♪」

「なんの恥じらいもなく服を脱ぎ捨ておった!
 流石は悪落ちヒロインじゃのう」

「警告。カンペが。届けられた。
 発売前に。悪ヒロインの。産卵画像は。禁則事項の。模様」

「む〜。ちょっと残念な気もするけど、そう言われたら仕方ないわね。
 ・・・ふふっ。私の艶姿が見たい子は、VBLを買って楽しんで頂戴ね♪」

「無駄話はこれくらいにして、そろそろ解説を始めるわ。
 今日のお題は、VBLの新スキルについてよ!
 まずは『ブロック』。確率でダメージを1/4にまで軽減するわ」

「なんじゃ。イベイドやパリングの下位互換か?
 あっちは確率で完全回避じゃぞ?」

「慌てないの♪ こっちは継続、戦術で発生するダメージや、
 状態異常も防げるという点が大きく違うわ。
 それに遠隔や特攻の区別も無いから、オールマイティに運用できるわね」

「汎用。クセがなく。扱いやすい。ダメージは受けるが。
 イベイドや。パリングより。使い勝手が。良いものと。思われる」

「スキルを埋めてしまうが、他の2つと組み合わせれば、
 さらに回避能力があがるのう。難攻不落の要塞も夢ではないのじゃ!」

「次に紹介するスキルは『集約攻撃』。範囲攻撃の力を一か所に集中して
 その分威力を跳ね上げるスキルよ」

「脅威。倍々ゲーム。全域攻撃ともなれば・・・」

「そこまで万能じゃないわ。貫通で2倍、扇形で2・5倍。
 それ以上は3倍って感じね。
 オマケで、さっき説明したブロックを無効化するわね」

「対価。範囲が消え。スキル枠も。二つ使う。効果的な運用は。
 慣れが必要と。思われる」

「それでも相当じゃのう。高ランクのユニットが所有したら、
 一撃で敵を粉砕しかねんぞ」

「視線。次元の狭間に。誰か。刀を飛ばしてる。ユニットが。
 いたような。気配。触れない方が。良いと判断」

「うむ。奴がこのスキルを手に入れたら、どれほどの強さになるか
 考えただけで恐ろしいのじゃ・・・」

「次は闇雲攻撃。読んで字のごとく、指定ターゲットじゃなくて、
 ランダムに敵を選んで攻撃するわ」

「・・・意味があるのかのう、それは」

「味方ですら読めない行動だもの。敵だって読めやしないわ。
 だから防御布陣や、前進防御、標的後逸も発動しなくなるのよ」

「弱点。前回の。スネグラチカのような。囮ユニットに。直撃させれば。
 敵師団を。崩す好機に。なるはず」

「逆に反撃能力が高いユニットや、自爆持ちに仕掛けてしまうこともあるわ。  ギャンブル性の高いスキルってことは確かね」

「ギャンブル・・・破産・・・! うっ、頭が・・・!」

「恐慌。第三回の。大負けが。まだ忘れらない。模様。
 早めに。次のスキルの。説明を。所望する」

「ああ、ブリムがとっても喜んでたわね・・・。
 それじゃあご期待に備えて次のスキル・・・『暴走攻撃』を紹介するわ。
 これは確率で敵の回避スキル――イベイド、パリング、ブロックの値を低下させるわ」

「それはまた、えらく強いスキルじゃな。しかしスキル名からして、
 何かデメリットのような物があるんじゃろう?」

「ええ。無効化に失敗するのと同じ確率で、味方も攻撃するわ。
 つまりスキル値が10の場合、敵の回避能力を10減らす代わりに
 90%の確率で味方を攻撃するってことね」

「混乱。あまりにも。リスクが。高すぎる。
 わざわざ。所有させる。必要性が。分からない」

「そうね。低い値ではデメリットの方が大きいわ。
 でも、極めたらどうかしら? スキル値が100だとしたら・・・」

「おお! ノーリスクで、回避する敵をぶん殴れるのう!!
 これはすごいのじゃ!!」

「理解。中途半端な。付与は。リスクしかない。
 やるからには。徹底的に。与える必要が。ある」

「次に紹介するのは『狂戦士化』というスキルよ」

「うぅむ。何やら物騒な響きがあるのう。一体どんなスキルなのじゃ?」

「戦術スキルが使えなくなって、知力値が1になる代わりに
 攻撃、防御、速度が強化されるわ。
 それに魅了攻撃や解除攻撃も無力化してしまうのよ」

「補足。知力値とは。継続ダメージや。継続回復に影響する。
 これが低いと。能力を上手く。発揮できない」

「これまた扱いの難しいスキルじゃのう。
 基本スペックが高まるのは嬉しいが、デメリットも多くないかの?」

「そうでもないわ。構成を考えれば、これを持たせるのは攻撃役のはず。
 だから回復や継続ダメージを持っていないユニットが多くなる・・・。
 それに、一般ユニットの戦術スキルは、一部を除いてそれほど強力じゃ
 ないもの。私はメリットの方が多いと考えるわね」

「そうじゃな。一般ユニットの戦術スキルでも、
 蘇生や絶対治療の方が重宝するが、攻撃役で持っている者は
 あまりおらぬからのう」

「便利。魔術陣や。放射を持たないユニットには。
 是非とも。与えておきたい」

「最後に紹介するのは『リバイブ』。死んだユニットを1度だけ
 生き返らせるスキルよ」

「ん? 既に存在しておる『リカバリ』とは違うのかの?」

「リカバリが自分を復活させるのに対して、リバイブは師団全員を
 対象にして1回だけ復活効果を発動する・・・要は全員対象のリカバリね。
 これまで紹介してきたスキルと違って、特にデメリットも無いわ」

「おおう! これは嬉しいスキルじゃのう!!
 他の回復スキルと組み合わせれば、師団の粘り強さが
 一段とアップするのじゃ!」

「今日の紹介はこれで終わるけど・・・。
 ふふっ、他にももう少し、新スキルが追加されるから
 楽しみにしているといいわ」

「期待。新たなスキルを。既存と。組み合わせるのも。  VBの。楽しみの。一つ」

「さぁ、これで難しいお話は終わりよ。
 マスターアップも終わってることだし、一緒に打ち上げパーティでも
 しましょう?」

「ほほう、パーティとな!
 うむ。タダ飯が食えるのであれば大歓迎じゃ!」

「年末。クリスマスと。忘年会。
 七面鳥や。ケーキもいいが。鍋や揚げ物もいい。
 何を御馳走して。もらえるのか」

「ふふっ。何を言っているのよぉ。
 せっかくの悪堕ちヒロインとのパーティなのよ?
 触手乱交パーティに決まってるじゃない!」

「ひぃぃ〜〜っ! それは勘弁願うのじゃ!
 わしはまだ、綺麗なままでいたいのじゃぁぁぁっ!」

「あら、こういう事は初めて?
 だったら安心しなさい、私だって敵じゃない娘に酷いことはしないわ。
 優しくトロトロにしてぇ、幸せなまま、ザハークの苗床にしてあげる♪」

「いやいやいや! 苗床という時点で色々と物騒なのじゃ!!」

「脱兎。マスコット特権。異世界転移・・・!」

「あらあら、逃げられちゃった・・・。
 真赤になって、可愛いかったのに・・・。残念ねぇ。
 まぁいいわ。私は襲うより、ザハークに可愛がってもらう方が好みだし♪」

「さぁ、VenusBlood:Lagoonも発売まで2週間を切ったわ。
 カウントダウンボイスを聞きながら、発売を楽しみにしてなさい♪」