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眷族たちと学ぶVBL講座
第七回:戦いの基本をお教えしますワ

「毎度おなじみ、VBL解説のお時間なのじゃ!」

「風聞。今日の解説は。コボルド族らしい」

「コボルド族と言えば、前回も参照した兵法の書を作った種族じゃな。
 これは丁寧な解説が期待できそうなのじゃ!」

「ええ。期待してもらって構いませんワ」

「おお! 噂をすれば何とやらじゃ」

「始めまして。コボルドボマーのラキですワ。特技は爆殺ですワ」

「貴重。そんな特技。履歴書とかでは。中々お目にかかれない」

「一体どんな所に出す履歴書なんじゃ、それは」

「敵に姿を見せるなんて、愚か者のすることですワ。
 姿を見せず、時限式や遠隔式でドカン!
 誰が犯人か分からぬように抹殺する・・・。
 それがスマートなレディの殺り方ですワ」

「何処からどう聞いても、テロリストの言い分にしか聞こえんのじゃが・・・」

「少なくとも体験版の時点では正規軍ではないですし。
 宣戦布告もありませんから。その通りとしか言えませんワ」

「こやつ、開き直りおった」

「何が正義で何が悪かなんて、見る人によって変わるのですワ。
 それに言い訳をするなんて見苦しい行為は、
 クールなレディには相応しくないですワ」

「正論。正義が勝つのではない。負けた者が悪。勝者が正義。歴史の必然・・・」

「ええ。ですから皆さまには、是非とも勝利者となって、
 この世界に正しい正義を広めて欲しいのですワ。
 それでは早速、師団編成について説明しますワ」

「前回ルピナも使った画像ですが、これがユニットの編成画面ですワ。
 右側のリストから、左側にドラッグ&ドロップで師団に加入させますワ。
 先頭3人が前列、後方3人が後列に並んでの6人で1師団を構成しますワ」

「キャラの左上についておる★は、リーダーの印じゃな?」

「その通りですワ。  内政や、移動スキルはこのリーダーの能力によって決定されますワ。
 また戦闘でも、リーダーになったユニットは固有のスキルを発動できますワ。  この画面ならカルキノスさんはリーダーになった時  海洋活性と自爆結界のスキルが付与されることになりますワ」

「うーむ、色々と数値やマークが多いのう。
 どれに注目すれば良いのか・・・」

「細かい部分の説明は次回に回しますワ。
 ここで注意しなければいけないのは師団のHPと報酬ですワ」

「HPは当然じゃな。
 体力ギリギリの師団を出撃させた所で、玉砕するだけなのじゃ」

「全体HPも重要ですが、個別の回復も重要ですワ。
 たった一人でも瀕死のユニットがいると、そこから師団は崩れて行きますワ」

「復習。報酬については。前回。少しふれた。
 枯渇すると。出撃が。ままならなくなる」

「その通りですワ。当然ながら、兵隊はタダでは動きませんワ。
 戦闘をさせる度に報酬が必要になりますが、当然強力なユニットほど
 より多くの報酬を消費しますワ。
 何も考えずに強力なユニットを出し続けると破産してしまうのですワ。
 コストパフォーマンスの意識は、軍隊でも必要なのですワ」

「世知辛いのう。
 無制限にバンバン出撃できれば、簡単にゲームが進むのじゃが・・・」

「そんなに物資や資金が恵まれているなら、そもそも戦争なんておきませんワ」

「ううむ。確かにその通りじゃのう・・・」

「寂寥。世界が有限である限り。戦争はなくならない。悲しい世界」

「その通りですワ。でも、それを少しでも軽減するために、
 お母さんは世界に喧嘩を売ったのですワ」

「次は装備画面ですワ。戦闘に勝利して拾ったり、
 素材から造った武具をユニットに装備するんですワ」

「情報。斧槍と。装飾という、新たな区分けが。できたらしい」

「前作で両手や道具に分類されていた装備が、一部移動しているらしいのじゃ。
 過去作経験者は注意が必要じゃな!」

「他にも種類はありますが、一々種類の名前を覚える必要はありませんワ。
 アイコンが一致する武器を、ドラッグ&ドロップで装備できる。
 これだけ覚えておけば、特に支障はありませんワ」

「冷淡。種類の名前を。覚える必要が。ないとは・・・」

「それが面倒だから、アイコンやピクトグラムが発明されたのですワ。
 おかげで文字が読めない子も、装備ができるのですワ」

「ううむ。確かに文字で表示されるよりも、見やすいののじゃ」


「そしていよいよお待ちかねの産卵画面ですワ。
 私たちもこうやって生まれたのですワ」

「・・・相変わらず生々しい絵面なのじゃ。犯罪的じゃのう」

「法律。世界によって。法は変わる。治外法権」

「残念ながら、私達に法だの倫理だの言ってる余裕は無いのですワ。
 邪法であっても、戦力を整えて、お母さんの復讐劇を完遂しなければならないのですワ」

「むぅ、悲しい定めじゃのう。お主たちはそれで良いのか?」

「産まれた所を選ぶことなんてできませんワ。
 それに兄弟姉妹が多いベヒモスは、結構居心地が良いのですワ」

「・・・話を戻しますが、お母さん方と私達眷属との間には、
 それぞれ相性がありますワ。相性が良ければ、それだけパラメータの上昇が大きくなりますワ」

「判別。ユニットに。ついている。顔が。笑っていれば。相性が。良い」

「ふむ。ならばこの笑顔マークのユニットをどんどん産んでもらえば
 良いわけじゃな」

「とも言えませんわ。むしろ低いステータスで産むことで、活躍するユニットもいるのですワ」

「何と!?」

「復習。囮は。防御が低ければ。低いほど。良い」

「その通りですワ。囮ユニットは攻撃力の高さより、防御力の低さが
 重要視されるのですから、相性が悪ければ悪いほど輝くのですワ」

「ううむ。単純に強いユニットを産めば良いという訳ではないのじゃな・・・」


「ユニットを産むときは、こんな風に2種類の称号を与えることができますワ。
 これによって、ユニットに対して新しいスキルや、パラメータの上昇を与えることができますワ。
 中には高スキルと引き換えに、パラメータがマイナスになったりするものもありますワ」

「安心。一度つけた。称号は。後になって外して。別の称号を。与えることも。可能。
 上等な称号を。つけるために。雇用や産卵を。躊躇する必要は。ない」

「ただし能力の高い称号を与えるためには、高価なラグナ・ストーンが必要となりますワ。
 高価なものになればなるほど資源をドカ喰いする金食い虫ですワ」

「うむ。前作のRでも、最上位の称号をつけるための素材は、中々手に入るものでは
 なかったからのう・・・。消耗品である以上、気軽にというわけにはいかんのじゃ」

「差異。何も考えず。着脱ができる。装備とは。その点が。大きく異なる」

「ええ。そのあたりを考慮しつつ、お母さんにはどんどん頑張ってもらわないといけませんワ」

「さて。私の役目はここまでですワ。
 次回ですが・・・お母さん直属の近衛は私で最後ですから、特別ゲストに登場していただきますワ」

「む? 特別ゲストとな!?」

「・・・先輩の顔をを立てるのも、組織で平穏に生きる秘訣ですワ。
 それでは、私はこれにて失礼しますワ」