神聖都市アルスタ
ユラン正教の総本山とも言える宗教都市。
聖アルバシュ王国の属領ではあるものの自治権が認められており、独自の神官兵団を有する。
魔族の前線隊長ヨーキによって一度は陥落させられるものの、
その後、人間がいなくなったことで、ハイン達勇者一行の本拠地として使われることになる。
海都レスノイ
海運で成り立つ巨大商業都市。
どの国にも属さず自治権を持ち、莫大な海洋権益を有する。
近年の魔族の侵攻によって海路を脅かされたりして、苦境に立たされている。
聖アルバシュ王国
大陸の中央にに存在していた神聖国家。
ユラン正教を国教としており、最も大きな国でもあった。
魔王軍四天王・ヘレーネの攻撃によってすでに陥落している。
魔国ドリスクル
かつては大陸の北西の果に存在していた、力を失った魔族がひっそりと暮らすだけの国だった。
しかし、長い年月をかけて除々に勢力を取り戻し、近年の魔王復活にあわせて、
人間世界に再び大規模な侵攻作戦を展開。
数々の人間国家を蹂躙し、大陸のすでに半分程度を掌握するに至っている。
魔王ラーガルを筆頭に、宰相や四天王の存在など、こと軍事力においては圧倒的な質を誇っている。
燈ノ国
大陸の東海に存在していた洋上の国家。
本土の文化とは違う独特の発展を遂げた国。
魔王軍四天王・カセンの攻撃によってすでに陥落している。
カシュカラ王国
大陸の北に存在していた鉱山国家。
北海岸側には竜族の終焉の地となった遺跡要塞が存在しているが、
極寒の環境と魔物が闊歩しているため、久しく近づく人間はいなかった。
魔王軍宰相・イザベラの攻撃によってすでに陥落している。
パノフカ
大陸の南に存在している砂漠の巨大商業国家。首都は黄金の都サバイ。
魔族の国ドリスクルとは最も遠い位置にあるため、比較的平和であるが、
近年魔王軍の南下にともない、流れ込んでくる難民が激増。
奴隷商や闇市場の暗躍もあり、色々とキナ臭い情勢になってきている。
魔王軍四天王・パトラによってすでに目に見えない形で侵略は始まっているが……。
ゼノア皇国
大陸の西に存在している軍事国家。首都は軍事都市ゼノール。
アルバシュと並び、かなり古くから存在している国。
ジラントのおとぎ話では500年前、魔族に大陸の8割を占領された際に、
人類最後の砦となって抗戦していたという、古い歴史がある。
竜の勇者とともに反撃の狼煙をあげたことを誇りとしており、
今なお勇猛な騎士団を抱えるのは、そうした背景があるからともいえる。
国が霊峰と崇める北の山を中心として、魔王軍四天王・ジェニとすでに対峙・交戦が続いている。