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物語
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─魔王ゼファード死す。
滅亡寸前の危機に追い込まれた魔王一族グリザーニ家とその民を守るため、
魔王の娘ルキナ姫は、王の座を継ぐことを決意。
そして、ある淫魔族の青年が魔王城へと呼び戻された。 |
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足りない兵は、触手で犯した母胎を孕ませて調達。
それには、魔王の秘宝の修復と錬金術の技術が必要だ。
こうして、魔王軍の権勢を取り戻すべく、魔族存亡を賭けた 戦いが始まったのだった─。 |
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一方、不気味な沈黙を守り続けるもう一つの魔王家ロードリア。
魔界(アビス)の奥底で強大な武力を持ちながら介入してこない彼らは、一体何が狙いなのか─?
人間・魔族・竜族を巻き込んだ波乱が起きるのは、もはや必定であった。 |
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世界観
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舞台は幻想世界の中世。
南海の群島『リルバーナ』は、古くから「騎竜の戦女神シャリーア」の伝承を持つ、
シャリーア教団が強い影響力を持つ土地です。
古来より、地上に住む人間と地下に住む魔族は、激しい戦いを繰り広げてきました。
そして、近年ついに、絶大な力を持つ魔王ゼファード・ヴェルベット=グリザーニが
討ち取られ、魔王軍が徹底して打ち倒されるという歴史的事態となりました。
皮肉にも「魔王討伐」という共通の目的を失った人間4王家、シュミット、ドミニア、サルタニア、エルクフォーンの連合軍は徐々に足並みが乱れ、魔族グリザーニ家の生き残りは辛うじて滅亡を逃れることとなりました。 |
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しかし、危機は去ったわけではありません。
徹底した魔族の殲滅を唱える派閥はシャリーア教団を中心に未だ根強く、前魔王の遺児である姫、ルキナ・ヴェルベッド=グリザーニは、一族の者を守るためにと、父の跡を継ぎ、魔王となって人間と戦う決意をします。
そんな情勢の中、かつて彼女の教育係を務めたこともある、錬金術師キルト・オーデュエスが城に呼び戻されました。 |
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淫魔族の血を引きながら、放蕩の天才錬金術師として知られているキルトは、魔王の姫に、人間との戦いの手助けをしてほしいと依頼されます。
かつて自分を兄とも慕っていた魔王の姫の頼みを無碍にはできず、キルトは魔族と人間の戦いの中心へと、その身を投じることとなるのです。
新たな魔王の出現の噂に、にわかに沸き立つ敵勢力たち。
シャリーア教団の聖女、勇者の末裔、各王国軍。
そして、表舞台に立つことなく、不気味な沈黙を続けるのは、もう一人の魔王であり、魔竜族の長でもあるアギリス・フランネル=ロードリア。
使命感・利益・権力・信仰・謀略─。
様々な勢力の思惑が複雑に混ざり合い、魔王の姫とそれに力を貸す主人公の戦いは始まります。 |
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