物語
かつて魔神によって冒された大地は、聖樹の周囲ごくわずかの土地のみ人々が生きる緑あふれるオアシスとなっていた。神の恵みに感謝し、大地の恵みを国民で分け合う信心深い国家、それをフォートリンデ聖樹国家と呼ぶ。第一王女にして国の騎士団を統べる戦姫アルフィナと、天から与えられた聖樹『ディヴァイン・シャフト』の守り人である巫女、第二王女ユーフィの二人の姉妹姫を中心に、厳格な戒律を守りながら歴史を刻んだ宗教国家である。
主人公『レナード』は、王国に仕える大神官補佐でありながら、故郷であるこの国を憎んでいた。ある日、どこからともなく現れた女悪魔と密約を結び、闇の儀式によってこの国を転覆させ、負の理想郷を作り出すことを誓う。
生贄となるのは、国家の象徴たる麗しき姫君たち。彼女達を凌辱しつくし、エナジーを搾り取り、聖樹を汚染させる『グランド・フォール(大奈落堕ち)』がここに始まる……。