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眷族たちと学ぶVBL講座
第一回:ロディニア大陸について説明しますヨ!

「む〜」

「不吉。楓が。食事以外で。悩み事をしている」

「わしの頭の中が、食いものだけしか無いみたいに言うでない!」

「VBBの時に、ファンの皆から『VBRのようなコラムはないのか』
 という声が結構あったのじゃ。
 じゃからVBLでコラムを復活させるために、
 誰かを呼びつけようとしたのじゃが・・・」

「推奨。アスタという魔導士が。知的で。話もしやすそう」

「わしもそれは考えたのじゃ。じゃが、VB界隈で研究者は・・・」

「剣呑。触手を召喚したり。卵を孕ませたり。
 ガチャポンを作ったり。金の魔力に堕ちたり・・・。
 接近は。危険と。判断」

「そういう事じゃ。そこで人選を悩んでいたのじゃが・・・」

「そう言う事なら、我らにおまかせあれ、ですヨ!」

「うぉっ! なんじゃこやつは!?」

「希少。角の生えたウサギ」

「はじめましてですヨ! アルミラージのアーミラですヨ。
 お母さんたちがダメなら、私達が解説をやるのですヨ!」

「お母さんじゃと!?」

「推理。VBLは。竜姫産卵触手SLG。
 この子は。そうして生まれた可能性が。大きい」

「そうですヨ! 私はティアお母さんの娘!
 一番最初に孵化した長女眷属! すなわちリーダーなのですヨ!」

「孵化。中々普通に生活していたら聞かない言葉」

「解説一番手として、眷属リーダーとして、一夜漬けもばっちりなのですヨ!
 さぁ、ロディニアの歴史について説明してあげるのですヨ!」

「むむ。わざわざ解説のために勉強してきたのか。
 これは聞いてあげねば、可哀そうな気になってしまうのう」

「勤勉。楓もこの子くらいまじめに。マスコットの仕事をすべき」

「むかーしむかし、この世界には人間による文明が作られていたのですヨ。
 メル・ザハーカって呼ばれていて、この世の願いがなんでも叶う、
 夢のような世界だったらしいのですヨ」

「なんと!? 是非ともわしもそこに住みたいのう!
 毎日食べて寝るだけの生活をしたいのじゃ!」

「警告。そんな生活は。マスコットにあるまじき。体格になる可能性。
 狐から。豚か牛になってしまう」

「美味しい物は、アーミラも大好きなのですヨ。
 でも、どこからともなく魔神ザハークが現れて、
 その文明を滅茶苦茶にしてしまったのですヨ」

「むむむ、それは酷い奴じゃな。わしの満漢全席の夢もご破算になったのじゃ」

「普通。おとぎ話にはよくある展開。この後は。勧善懲悪になると予想」

「その通りなのですよ。
 その後は始祖竜エデンと、それに導かれた神竜が降臨して魔神を封印。
 人類を救ったのですヨ」

「でもその戦いで大地は人が住めなくなったから、
 無事だった部分だけを浮かせた大地が、
 浮遊大陸ロディニアなのですヨ」

「補足。ホームページによると。大陸の外は獄域とよばれ。
 いかなる生物も。存在できない模様」

「それはまた大変なことになってしまったのう。
 じゃが、なんでそんな場所が戦争の舞台になるのじゃ?
 魔神はいなくなったんじゃろ?」

「ロディニア大陸には生き残った魔族もいたのですよ。
 それに人間と言っても、一枚岩じゃなくて
 魔神側について戦った人もいたのですよ」

「ほう? 文明を滅ぼした者に組するとは、奇特な奴もいるものじゃな」

「でもエデン教を信じない人間や魔族は、容赦なく迫害されちゃったのですヨ。
 そういう人たちは、東の方の貧しい土地に逃げていったのですヨ」

「疑問。魔族は何処から現れた?
 今までは。魔神と。神竜と。人間しか出ていない」

「魔族はお父さんが、昔に生み出した眷属。
 私の遠いお兄さんやお姉さんや、その子孫なのですヨ」

「なんと! そういえばキャラ紹介にもガロードの姉弟がおったのう」

「困惑。2人の先祖が。この角ウサギの兄姉。家系図が。複雑になりそう」

「ともあれ、100年くらい前に、竜族だったヴァジェトさんが立ち上がって、
 人間や魔族をまとめ上げたんですヨ。少しずつ力を蓄えて行って、
 今みたいに神竜族と互角になるほどの国を作ったのですヨ」

「なるほど。こうして大陸の勢力図が真っ二つになった訳じゃな」

「疑問。ティアは神竜族のはず。でも情報を見る限り。神竜族と戦うらしい」

「それについては、お母さんも知らないのですヨ。
 何の前触れもなく、いきなり滅ぼされたって怒っているのですヨ」

「なにも悪い事をしておらぬのにか! 酷い話じゃ」

「恐怖。神竜族も。色々と。闇が深そう」

「その通りですヨ。だから、お母さんはお父さんと――」

「わわわ! ダメだよアーミラ!
 そこから先は私の役目って決めたでしょう!?」

「わっ、また何かきたのじゃ!」

「回想。アーミラは。長女だと。言っていた。
 ならば彼女は。アーミラの妹と。思われる」

「という訳で、私の役目はここまでですヨ。
 次回の解説は妹たちにバトンタッチですヨ!
 次もよろしくなのですヨ!」