【あおい】
「はひぃっ!? やっ! やぁうっ!?」

【あゆみ】
「あっあおいちゃんっあまり動かないでえっ!?
  こっこすれっちゃううっ!!」

互いの秘所が触手を挿れたまま密着しているのだ。
一方の動きはそのままもう一方へ伝えられる。
ただでさえ、その恥辱的な状況で―
汗、吐息、愛液の温度と匂いが互いにわかって……

【あおい】
「あおうっくうう……
  だ、大丈夫? あゆみちゃん」

【あゆみ】
「あ、あおいちゃん……こそ……」

気遣う言葉を交わすあゆみとあおい。
だが、今の状況はただの拘束ではない。
下半身の2つの穴をふさがれ、それが自分の目では確認出来ない―
その事が、余計に神経を高ぶらせてしまう。

【クラウディオ】
「乗っかられているからな。下の方がツライか?
  でも上も結構ツライかもなぁ。
  下より、露出が多いしな」

クラウディオが言っている事の意味は―
下のあゆみはあおいの全体重がかかり、負担も大きい。
しかし、上のあおいはと言うと―
密着して重なる部分があゆみと比べると圧倒的に少ない。

特に背中は無防備で―そこに触手が何の遠慮もなくうごめき回る。
それが決して心地よくないという事は、
這い回られる度に背中がビクッと跳ねる事でわかる。

【あおい】
「うぁ、はぅ……背中っ、が……!?
  舐められている……みたいでぇ……!」

【クラウディオ】
「気持ちいいのか?」

わかっている上で、真逆の質問をする。
なぶり、神経を逆なでし、その精神的な責めは、
後で身体に跳ね返る事を承知で。

【あおい】
「き……っ、気持ちよく……なんて……」

【クラウディオ】
「の、割にはマ○コから気持ち良さそうに、
  垂れ流しているのは何だ?」

【あおい】
「んあうっはぁううっ!?」

【あゆみ】
「ダッダメッ!?
  いっ一番敏感なところがあっ!?」

その言葉であおいが身体を反応させ、その動きがあゆみに伝わり―
しかもア○ルにも挿れられている状態は、
秘所の感度に影響を与えないはずもなく―

しかも異形のそれは、その幹を小さな穴の中で縦横にくねらせる。
どんな人口の性の玩具でも作れない動きを受け、
未熟な身体は精神の制御から離れるのを加速させる。

【あおい】
「き……っ、気持ち悪いんだからぁ……っ!
  少なくとも、背中は……」

【クラウディオ】
「そこ以外は気持ちいいって事か。
  魔法少女とはずいぶん正直なものだな」

【あおい】
「ひゃひぃっ!? あうっうう〜っ!?」

【あゆみ】
「ンン……ッ、ぷふ、う……っ!?」

快楽と嫌悪感の狭間を揺れ動き、言葉で責められ良くも悪くも刺激を増大させるあおい。
そしてあおいの身体の反応を直接受け、自らの快楽とも戦わねばならないあゆみ。

【クラウディオ】
「しかし、見たらもういきなり入っていたからな……
  よくすんなり受け入れたものだ」

【あゆみ】
「むっ無理やりでしょ!!
  受け入れたくて受け入れたわけじゃないわよ!!」

【あおい】
「だって……これ……すごくヌルヌルしてて……
  こんなの、誰だって……!」

必死に否定するあゆみとあおい。
認めるわけにはいかないだろうし、事実強制なのだから、
言い分としては理は彼女たちにある。

だが、それを素直に認めハイそうですかという相手ではない。
クラウディオは口元を歪ませ、言葉を発する。
もちろん、責める方向で。

【クラウディオ】
「でもなぁ、いくらソイツらが粘液を出していると
  言っても、“本体”が何も無ければそうすんなり
  とは入らんぜ?」

【あゆみ】
「な……っ、何が言いたい、のよ……」

【クラウディオ】
「つまりだな、お前らのマ○コとア○ルがヨダレ
  垂らしてブチ込んでーって状態でもなければ」

【あおい】
「ふぎっ! あぐうううっ!?」

【あゆみ】
「あっあおいちゃんっ!?
  やっダメッだめええっ!?」

クラウディオの言葉に、思わずあおいは秘所の上のつぼみを絞め、
それがそのまま秘所の感度を上げて腰を跳ねさせる。
そして下のあゆみはその反応をモロに受け―

【クラウディオ】
「おい、身体は正直に答えているぞ」

【あおい】
「も……っ、もう挿れてから、だいぶ時間が
  経っています! だから……っ」

【クラウディオ】
「だから?
  マ○コから愛液あふれさせても仕方ないってか」

【あおい】
「ひぅっきいっ!?」

それでも何とかこらえようとするあおい。
元々は、肌を這い回る触手の嫌悪感で、ある程度の快楽は薄められていたのだが―
今はその効果もあるのか疑わしい。

【あゆみ】
「あっ、あおいちゃん……!
  もっもうっ!! 何がしたいのよ!?」

【クラウディオ】
「何がって言われてもなぁ……
  魔力を奪うって言わなかったか?」

【あゆみ】
「そうじゃなくって……んくうっ!
  何で、こんな……っ、やり方を……!?」

とは言われても―別に獲物の言う事にいちいち取り合う必要もないが。
こちらとしては“効率良く”魔力を回収する事―
すなわち、獲物の快楽をいかに上げるかが課題となる。

【クラウディオ】
「んー……“普通”に犯して欲しいって事か?」

【あゆみ】
「ふあっ、うぅうっ!!
  だっ誰もそんな事……!」

今の言葉は、別に責めようとして発したのではなく―
クラウディオの感覚としては、それこそ“普通”に聞いただけだ。
だが、そこから出される結果は関係なく、2人の身体を刺激する。

【クラウディオ】
「出来ない事はないが―2人相手となるとなぁ。
  魔力もなるべくもらわなきゃならんし。
  って事でソイツらでガマンしてくれ」

事実、魔力の高まりを彼は実感していた。
魔法少女になった副作用で、感度も上がったのかと疑いたくなるくらいに。
強化触手のせいもあるだろうが……

【あおい】
「うあっ、あああ……っ!?
  おっ、お尻の中、コリコリってぇ……!
  あっあ……っ!」

【あゆみ】
「ひぉうぅっ!? だめえ、あおいちゃん……!
  くっ、口で言っちゃ……!」

最初は無理に突き挿れられたので、
多少の痛みも残っていただろうが―その異形の物の体液、
すなわち媚薬の成分入りの粘液で薄れ、感じるようになってきたのだろう。

また、その粘着性の高い体液も、
時間の経過と共に汗と混じりネバリが落ちてくる。
すなわち、嫌悪感が弱まると同時に、
唾液のたっぷり付いた舌で舐め回されるような感覚に移行する。

【あおい】
「んあっ! あっ! あくぅっ!
  背中……だめっダメえっ!!
  触られまくって……んあっ!」

【あゆみ】
「あ……あおいちゃん?
  ねえ、大丈夫……ンンッ!?
  あ、あが、お、お尻の奥……がああ……!」

少し遅れてあゆみもあおいと同様、つぼみを引き絞め、
その官能の逃げ場を探すように、つま先が宙を蹴る。
見えない何かにすがるような、探すような―
意味の無い、ただ身体の反応として両足が跳ねる。

【あゆみ】
「くぅっ、うう……」

【あおい】
「あひぃいっ、あぁう……っ!!」

しかし、少しは感じるのを隠せなくなってきているあおいとは違い、あゆみの方は―
その抵抗の姿勢を崩さない。
素直に感じている姿だけは見せないというように。

だが、抵抗のハードルはそのまま官能を溜め込む器にもなる。
彼に取っては都合のいい事に―
そして彼女に取っては、後に一気に溜め込んだ快感を爆発させる事になる。

【クラウディオ】
「さっさとイッた方が楽だと思いますが。
  こちらとしても、効率やリスクを考えると、
  やせ我慢はお互いのために良くないかと」

【あゆみ】
「ふっ、フン……!
  人が来た、らっ! 困る、ものねえ」

【クラウディオ】
「そう……“お互い”にね」

【あおい】
「……ふーっ、くふぅ……!」

駆け引き―にすらなっていないが。
もちろん、彼女たちに取って不利、という意味で。
彼女たちも、本当にこの状態で見つかる事など望んではいないだろう。

一方、クラウディオにも少し迷いが生じていた。
見つかれば即、猫に変身し逃げればいい。
だが―それは魔力の奪還に失敗するという事であり、
帰ればアダレイド様はどう言うか―

【クラウディオ】
(手間かけさせてくれるな……)

目を閉じ、意識を集中させる。
その彼の様子に不安を感じ、しかし視線を向ける事しか出来ない2人―
そして……異変はすぐに起きた。