【クラウディオ】
「オレだけ気持ちよくしてもらうのも悪い。
  そろそろ―下の方も“動いて”もらうようにするか」

【あゆみ】
「ンンッ!? んんんんっ!!」

必死に否定しようとするも、声は口内で止まり、
クラウディオの耳に入ってくるのは言葉にならないうめきだけ―
そして、新たな刺激が、彼女の下半身に走る。

【あゆみ】
「うっおぐうぅっ!?
  ううっ!! ふぶう〜っ!?」

【クラウディオ】
「……っと、この舌の動きはすごいな。
  どちらが先にイクか……
  お前もゆっくりと愉しんでくれ」

地面に平行にたたまれた足が、
バタバタと宙をひざで突いては交互に下がる。
明らかに足に力が加わり――
それは快楽で姿勢が崩れるのを防ぐためか、快感を耐えるためか。

今、彼女の中は何かの検査で調べるように、
先端が奥を突付き、幹が周囲にその身を押し付けて密着させる。
その代償としてさらに中が絞まり、
余計に密着の度合いを増して―その結果を身体に反映させてしまう。

【あゆみ】
「ふっ!? おぅっ!? くぅううん……っ!
  うっうぁう〜……っ!!」

呼吸の苦しみすら、快楽に変換されているとでもいうように、
今の状況はひたすら彼女の身体を快感で追い詰めていく。
身体の中を這い上がってくる刺激に身を踊らされて―

【あゆみ】
「うっぶぅうう……
  くふっ、なっ中がぁ……上ってきてぇ…… んぶっ!?」

何かしゃべろうとする彼女の口を、奥へと突っ込んで黙らせる。
再び、鼻だけで呼吸する事を強制され、
耐え難い屈辱と苦しさに身を震わせる。

【あゆみ】
「お……ぶ……!?
  うぐぅ……ふぅううん……!」

【クラウディオ】
「休んでいいとは言ってないだろう。
  しっかり頼むよ、“上の口”もな」

そして、下の2つの口もまた―彼女の身体の一部となったと思えるくらいに、
奥へ奥へと挿れられその中を満たす。
性に使える穴全てをふさがれ、両手も固定された絶望的な状況―

無理やり奉仕的な姿勢で固定された事は、
よりその被虐的な感度を高めていく。
触手だけならまだしも、その口と目は
“奉仕させられている”事を、嫌でも認識させる。

【あゆみ】
「ふぶ……ぷはぁあ……っ!
  んぁあっあああ……!?」

そして―軽い絶頂の波が彼女の身体に伝わり、
それがクラウディオの分身にも伝えられる。
だがそれは、より大きな波を迎え入れるための前段階に過ぎない。

そして、彼女はまだ知らないが―
魔力の増大はそのまま召喚される異形のモノ―触手の強化にもつながる。
しかしそれだけではない。当人の能力もまた上がっているのだ。

【クラウディオ】
「さて―そろそろ、かな」

【あゆみ】
「うむぅ……?
  ……?」

身体を快楽の波間に揺らしながらも、なんとか保っている理性は、
クラウディオの言葉を聞き逃さない。
どうにも出来ない状況には違いないが、
それでも可能な限り分析を行おうとする。

【クラウディオ】
「前にも言った事があるかどうか忘れたが―
  コイツらの体液は媚薬と同じ効果がある、と。
  そして、オレの体液もまた……」

【あゆみ】
「うっうぅ……!?」

そして、しばらくその目から変化が消え、また生気が戻ってきた後―
彼女の身体……特に口に大きな異変が現れた。
表情を変えずに、ひたすら舌を動かすように―

【あゆみ】
「うむぅんっ、くぷぅっ、ちゅじゅっ!
  ふぅんっうむぅん……っ!」

積極的に、目の前のオスを悦ばせるように―
男の分身にむしゃぶりつくメス。
娼婦のようなテクニックや、または恋人に対するそれとも違う、
女の本性のみを特化させたように。

【あゆみ】
「んはっ、あはあぁっ!?
  んぶぅうっ、やっなぁ……何なのぉ……
  と、止まんないぃ……んっぶぅっ!」

少しでも口に言葉を出そうとして、それを止められる。
しかし、止めたのはクラウディオではない。
彼女自身が、口でする事を中断するのを、わずかの間に止めたのだ。

【クラウディオ】
「触手は、単に感じやすくなるのを助けるだけだが、
  オレの方は“質”が違う。例え無理やりでも、メス
  から腰を振って欲しがるような―」

【あゆみ】
「そっそんなぁ……っ!?
  うむぅっ、ふぶぅっ、ちゅるっじゅるる……っ!!」

抗議の声を上げようとも、言葉が続かずに口は離したソレに吸い付く。
腰下もまた、ただ挿入の感触、快楽に動かされているだけではなく、
自分でも快感を求める動きを加える。

腰をねじり、そのために接地している足の支点を変えて、
中の触手を味わい尽くすように―
その表情を変えずにただ快感のために動き続ける姿は、
義務的とすら思えるほどに。

【あゆみ】
「んっんっ、ふうぅううんっ、んっちゅぅううっ、
  いっああっ! イイッ!!
  んっぷ、くううっ、アンッ!?」

【クラウディオ】
「ったく、ちょっとはその年らしくしろよ。
  これだけオスのモノに夢中になるなんて」

【あゆみ】
「うぅむんっ! あむぅっ!
  ずちゆぅう〜っ、じゅるる〜……!」

聞こえているのか聞こえていないのか―
聞こえていたところで、すでに中断させる理性も
残っていないのかはわからないが。
ただ、性の行為が彼と彼女の間に継続される。

男に乗っかっているように、腰の運動は速度と複雑さを増し、
触手から逆に何かを搾り取るように動く。
もちろん、中からあふれていく体液は、媚薬の効果を失ってはおらず、
大量に直接体内に染み込んでいく。

【あゆみ】
「うぁんっ、うぁあああんっ!?
  アンッアンッああああっ!?
  ふむんぅっ、ずちゅううううっ!!」

【クラウディオ】
「官能の悲鳴を上げつつ、それでもオレのモノは離す
  事なく―ホントに媚薬のせいだけか?」

【あゆみ】
「やっあっ!?
  ふっくむぅうううんっ!!」

言葉はわずかに残った理性に快感を反応させ、余計にその範囲を奪っていく。
すでに瞳の黒目の部分は収縮を始め、それは白目の部分を大きく見せる。

まるで、快感が理性の制御を奪っていくのを表しているかのように―
唾液もまた口からあふれるほどに、肉径のすべりを良くし続け、
結果として彼の刺激を上げていく。